猫が怒るのはなぜ?理由や対処法を知ろう!

猫が怒るのはなぜ?理由や対処法を知ろう!

猫ちゃんと穏やかに暮らしたいと思っていても、いきなり「シャーッ!」と怒られたり、引っ掻かれたり。噛まれて流血した……という飼い主さんは意外と多いです。

猫ちゃんがどうして怒っているのかわからないと、困ってしまいますね。

そこで今回は猫ちゃんが怒る理由から、猫ちゃんが怒っているときの行動、さらには対処法について解説したいと思います。

猫が怒る理由

猫が怒る理由

まずは、猫ちゃんが怒る理由を考えてみましょう。ケンカ以外にも猫ちゃんが怒る理由があるんです。

大きな音に驚いたから

猫ちゃんはとても耳が良く、小さな音にも敏感です。大きな音がすると、驚いて近くにいる猫ちゃんや飼い主さんに八つ当たりをすることがあります。飼い主さんのくしゃみに驚いて怒ってしまうこともあります。

触られたくないところを触られたから

猫ちゃんの足先やしっぽなどの先端部分や肉球は、神経が密集するとても敏感な場所です。たとえ飼い主さんでも触られると怒ります。急所であるお腹も嫌がります。

しつこく撫でる、無理やり抱っこするのも猫ちゃんが怒ってしまう原因です。

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ごはんの邪魔をされたから

食事中は無防備になりやすいので、手を出したり、身体に触れたりすると反射的に噛んだり引っ掻いたりしてしまいます。猫ちゃんに限らず、食事を邪魔されるのは嫌な気持ちになりますよね。

縄張りに入られたから

完全室内飼いの猫ちゃんにも縄張り意識はあります。同居猫ちゃんと相性が良ければケンカになることもないのですが、そうでない場合は威嚇をして追い出そうとします。新入りの猫ちゃんを迎えるときも注意が必要です。

また、発情期を迎えると気持ちが落ち着かず、怒りっぽくなってしまいます。叱らずに、そっとしておくようにしましょう。

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嫌なことをされたから

猫ちゃんをしつこく構ったり、おもちゃを取り上げたりすると、当然、猫ちゃんは怒ってしまいます。

また、お風呂に入れる、動物病院へ連れて行くときも怒りますよね。なかにはお風呂や通院の気配を察知して怒りだす猫ちゃんもいます。不安な気持ちや恐怖が「怒り」に変わってしまうこともあるのです。

ケガや病気で痛みがあるから

猫ちゃんを撫でていて急に怒りだしたら、ケガや病気が原因で「痛み」があることも考えられます。どこを触ったときに怒るのか、無理のない範囲で確かめてみましょう。

同じところばかりを舐めている、毛づくろいをしなくなったなど、猫ちゃんの様子がおかしいと思ったら、すぐに動物病院を受診するようにしてください。

猫が怒ったときの行動

猫が怒ったときの行動

猫ちゃんが怒って「噛む」「引っ掻く」などの攻撃をする前に、イライラや不安、恐怖心などがサインとして表れます。

猫ちゃんの気持ちを知るためにも、猫ちゃんが怒っているときの行動について知っておきましょう。

しっぽを大きく振る

わんちゃんがしっぽを振るのは嬉しいときですが、猫ちゃんの場合は違います。猫ちゃんがしっぽを大きく振っているのはイライラのサイン。イライラ度が増すと、しっぽの振り幅が大きく、速度も上がってきます。

ヒゲや耳が後ろ向きになる

猫ちゃんが驚いたり、怖いと感じたとき、ヒゲや耳が後ろ向きに倒れます。自分の身を守るために防御しようとしているサインで、何らかのストレスを感じているのかもしれません。

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イカ耳になっている

猫ちゃんがイライラしているとき、「イカ耳」になるのはよく知られていますね。猫ちゃんの耳が水平にピンと張っている様子がイカに似ていることから、イカ耳と呼ばれています。

興味のあるものに集中するときもイカ耳になりますが、なんだかよくわらないものを警戒するとき、不満があって怒っているときもイカ耳になります。攻撃的になっているので、不用意に手を出さないようにしましょう。

声で威嚇する

「ウー」と低い声で唸っているとき、「シャーッ!」と威嚇するときは、かなり怒っています。近づくな、あっちに行けという警告なので、その場から離れるようにしましょう。

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毛を逆立たせる

猫ちゃんが毛を逆立たせ、しっぽも大きく膨らみ、牙を見せて「シャーッ!」と威嚇しているときはもう臨戦態勢です。身体を大きく見せて、いつでも飛び掛かれるようにしています。

猫が怒ってしまったときの対処法

猫が怒ってしまったときの対処法

かわいい猫ちゃんが怒っていると、なんとか機嫌を直してもらいたいと思ってしまいます。だけど、撫でたり、おもちゃをチラつかせたりするのは逆効果。しばらくそっとしておくほうが良いでしょう。

飼い主さんが猫ちゃんを驚かせたり、嫌がることをしてしまった場合でも、まずは距離を置いてそっとしておくようにします。

落ち着いてきたころに、猫ちゃんの名前を優しく呼んで、オヤツやごはんをあげてみましょう。密かに怒っているというケースもあるので、耳やしっぽの動きを観察してみてくださいね。

まとめ

まとめ

飼い主さんが子どもを叱っているとき、猫ちゃんが飼い主さんにシャーッ!と威嚇したり、ガブっと噛んで止めに入ることがあるそうです。

子どもを守るために怒ってくれるなんて、猫ちゃんの愛情の深さを感じますね。

猫ちゃんは怒っていてもかわいいものですが、わざと怒らせたり、過剰に構いすぎてしまうのはNGです。猫ちゃんにストレスを与えてしまいますし、猫ちゃんとの信頼関係にもヒビが入ってしまいます。

猫ちゃんが怒っているときは、必ず原因があります。不安や恐怖が怒りになって表れることもあるということを覚えておいてください。猫ちゃんが嫌だな、怖いなと思っているものはできるだけ排除し、猫ちゃんが穏やかに暮らせるように工夫してみてくださいね。


著者プロフィール

ぽぽねこ編集部
ぽぽねこ編集部
ぽぽねこの読みものの企画・編集スタッフです。猫ちゃん大好きな編集部スタッフが論文などの情報に基づき、役立つ情報をお届けします。


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