こんにちは、ぽぽねこのYOKOです。
長いこと企画していた『猫の健康手帳』がやっと、やっと完成しました!
表紙も中身もすべてぽぽねこオリジナル。猫ちゃんの長寿のために、猫ちゃんの一生に寄り添う工夫がいっぱいの健康手帳です。
今回は猫ちゃんの長寿のためにやるべきことと『猫の健康手帳』の一押しポイントをご紹介したいと思います。
獣医師が監修した『猫の健康手帳』
ぽぽねこの『猫の健康手帳は』、こりん先生ことロンドベル動物診療所 小西裕子先生の監修。
小西先生ご自身も愛猫家で、YouTubeで猫ちゃんやわんちゃんの健康に関する情報発信をしている頼れる先生です。
診察の際に獣医師が知りたい情報を伝えられるように、通院記録が正しく残せるように、獣医師の目でチェックしていただきました!
【監修者】 ![]() 獣医師 小西裕子先生 ロンドベル動物診療所 診察のときは飼い主さんからの情報がすっごく大事。体調を崩したときの様子、普段の様子、既往歴がわからないと正確な診断ができないことがあります。家族みんなで情報共有するためにも、『猫の健康手帳』にまとめておくと安心ですね。
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猫ちゃんの長寿に必要な3大要素
猫ちゃんは大切な家族。いつまでも元気で、すこしでも長くいっしょにいたいと思うのは当然のことです。
猫ちゃんの長寿には何が必要なんだろう……?
猫ちゃんを大切に想えば想うほど悩んでしまいます。毎日のお世話はもちろん、病気にかかっていないか、脱走して迷子にならないかも心配ですね。
ぽぽねこが考える、猫ちゃんの長生きのための3大要素は以下の通り。
- 病気を予防する
- 病気になったら正しい治療を受ける
- 緊急時に備えておく
この3つをちゃんとやる。当たり前のように思えますが、猫ちゃんの長生きのためには絶対に必要なことなんです。
猫ちゃんの長生きを願う飼い主さんをサポートするために、ぽぽねこの『猫の健康手帳』にはたくさんの工夫を凝らしました。
まず大切なのは、病気を予防すること
猫ちゃんの長生きの第一歩は「病気の予防」から。猫ちゃんのごはんや生活環境を整えることはもちろん、感染症予防や健康診断も欠かせないことですね。
ましてや猫ちゃんは不調を隠す生き物。言葉で不調を教えてくれることもありません。飼い主さんが猫ちゃんの不調に気づけるかどうかがとても大切なのです。
そのためにもセルフチェックはとても大事。スキンシップやブラッシングのついでに、全身をくまなくチェックしましょう。
怖い感染症を防ぐワクチン
感染症は猫ちゃんの死因の上位を占めています。完全室内飼いをすることはもちろん、定期的なワクチン接種で感染症を防ぎましょう。
猫汎白血球減少症、猫ウイルス性鼻気管炎、猫カリシウイルス感染症は命に関わる病気です。この3つの感染症を予防するワクチンを3種混合ワクチン=コアワクチンといいます。
コアワクチン以外のものはノンコアワクチンといって、4種混合ワクチンと5種混合ワクチンがあります。猫ちゃんの生活環境に応じて必要なものを打ちます。
多頭飼育の猫ちゃんやペットホテルを利用する猫ちゃんは1年に1回、完全室内飼いで同居の猫ちゃんがいない場合は3年に1回のワクチン接種が推奨されています。
▲ワクチン接種の予定と記録のページ
ノミ・ダニ・フィラリア予防も忘れずに
ノミやダニはかゆいだけでなく、様々な感染症を媒介してきます。また、フィラリアは心臓や肺に寄生して、突然死を招くこともあります。
ノミ・ダニ・フィラリアも予防が必要ですが、ノミ取り首輪で防げるものではありません。必ず動物病院で予防薬を処方してもらいましょう。首に垂らすスポットタイプが多いので、猫ちゃんの負担も少なくて済みますよ。
▲ノミ・ダニ・フィラリア予防の予定と記録のページ
肥満は飼い主さんの責任
猫ちゃんの肥満の原因は「食べ過ぎ」と「運動不足」。猫ちゃんは自分で管理することができないので、どちらも飼い主さんの責任です。
肥満は万病のもと。人間と同じように、糖尿病や心臓病、関節炎などの原因になります。ごはんは適量をあげるようにし、キャットタワーなどで上下運動ができる環境を整えてあげましょう。
飼い主さんとのハンティング遊びも大好きですよ!
半年に1回の健康診断がおすすめ
肥満度チェックや病気の早期発見のために、動物病院で健康診断を受けましょう。動物病院によっては「ペットドック」「キャットドック」などのメニューがあるところもありますよ。
半年に1回は健康診断を受けるのがおすすめです。
猫ちゃんの長寿のためには、実は元気なときのデータも重要。体調を崩したときに診断の助けになるので、信頼できる獣医師さんを見つけましょう。
適切な治療を受けて、経過観察もしっかりと
猫ちゃんの健康には、動物病院との連携が欠かせません。体調を崩したときは動物病院へ連れていき、獣医師の診察を受けましょう。
様子がおかしいと気づいたらメモ
猫ちゃんが体調を崩して動物病院に行ったとき、「いつから様子がおかしいですか?」「おしっこの量に変化はありましたか?」と聞かれて即答できないことがありませんか?
正しく診断するには、飼い主さんからの情報が重要です。症状や体調の変化の様子をメモしておき、獣医師にちゃんと伝えられるようにしておけるといいですね。
特に猫ちゃんは不調を隠す生き物。ちょっとした変化を見つけてあげることが、病気の早期発見、猫ちゃんの長寿に繋がります。
「体調の記録ページ」はちょっとしたメモに便利。たっぷり20ページ分あるので、猫ちゃんを観察して気づいたことを書いておけます。
経過観察も大切です
診断結果や注意点を聞いても、後になって思い出せなくなることはあります。その場ではわかったつもりでも、専門用語が並ぶとあやふやになってしまいがち……。
どんな病気でどんな治療をしたか、何が原因だったのか、記録として残しておくと、同じ症状が出たときにすばやく対処できます。
「通院カルテ」のページは猫ちゃんのイラスト入りなので、症状をくわしく書いておくことができます。
猫ちゃんにもお薬手帳が必要です
体調を崩した後は、獣医師の指示に従って投薬や通院を続けることは必須です。
どんな薬をいつ飲ませるのか、どうやって飲ませるのか、しっかりアドバイスを受けるようにしましょう。
また、どんな症状でどんな薬を処方されたのか、体調がどう変化したのかも記録を残しておくことも大切です。薬が合わないということもあるので、そんなときこそ飼い主さんからの情報が頼りになるのです。

「お薬メモ」のページは、猫ちゃん専用のお薬手帳として使えます。猫ちゃんの様子が気になるときは、このページにメモをしておきます。
このまま獣医師に見せることができるので便利ですね!
緊急時の備えは必須!
大切な猫ちゃんだから、最期までずっといっしょに。
だけどたくさんの飼い主さんが「脱走・迷子」が心配だと思っています。地震などの災害で離ればなれになってしまったり、飼い主さんに不測の事態が起こることも考えられます。
猫ちゃんは飼い主さんがいなければ生きていけません。緊急時の備えは今すぐにしておきましょう。
脱走・迷子に備えよう
完全室内飼いの猫ちゃんにとって、外の世界は危険がいっぱいです。
交通事故、感染症、猫ちゃん同士のケンカに巻き込まれる、虐待など、命を危険をさらすことになります。飼い主のいない猫として収容されて、最悪の場合は殺処分……というケースも考えられます。
猫ちゃんに長生きしてもらうには、玄関や窓などに脱走対策の柵をつける、飼い猫のしるしとして猫首輪をつけておく、マイクロチップを入れることは必須なのです。
「脱走・迷子時の対応」ページには猫ちゃんが脱走してしまったときに、飼い主さんがすべきことを一覧にしました。
「届け出リスト」には、猫ちゃんが迷子になったときの届け出の提出先をまとめておけます。住んでいる地域によって届け出先が異なるので、いざというときのために届け出先リストを作っておきましょう。
災害に備えよう
地震や水害が起こるたびに、ペット連れでの避難が問題になります。
災害時は猫ちゃんといっしょに避難することが基本ですが、ペットの受け入れ可能な避難所は意外と少ないのが現状です。
まずは、猫ちゃんといっしょに行ける避難所を調べてみましょう。避難所によってはケージが必要なケースもあります。また、たくさんのペットと生活することになるので、ワクチンやノミ・ダニ・フィラリア対策はしっかりしておきます。
「防災グッズリスト」のページには、猫ちゃんといっしょの避難に必要な防災グッズのチェックシートを用意しています。「ペット同伴避難可の避難所リスト」も調べてメモしておきましょう。
飼い主さんの万が一に備える
猫ちゃんは終生飼養が原則ですが、事故や病気はいつ起こるかわかりません。飼い主さんが猫ちゃんを飼えなくなったときにどうするかも、きちんと考えておきましょう。
「もしものときの希望」のページには、飼い主さんになにかあったときに猫ちゃんの里親になってくれる人、または施設を書いておきます。
もちろん書いておくだけではダメなので、日頃から連絡を取り合っておくことも大切です。猫ちゃんがひとりになってしまわないように、心細い思いをしないように、手を尽くしておくことも愛情です。
1ニャンに1冊、猫の健康手帳を
猫の健康手帳の記録は、猫ちゃんと飼い主さんの思い出の記録でもあります。
ずいぶん大きくなったな、あのときは大変だったな、なんて振り返るのも楽しみですね。
『猫の健康手帳』は毎日、必ず記録しなければならないものではありません。あんまり気を張りすぎると三日坊主になってしまいますから……笑
ゆる~く長く続けてほしいな、と思っています。できれば1ニャンに1冊の健康手帳があるといいですね。
記録することと同じくらい、猫ちゃんをよく見ることも大切です。猫ちゃんとのコミュニケーションを深めながら、猫ちゃんの長生きのお手伝いができたらうれしいです。
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