【ペットロス体験記】「もっとできたかもしれない」後悔が止まらない夜に、自分へかけてほしい言葉

【ペットロス体験記】「もっとできたかもしれない」後悔が止まらない夜に、自分へかけてほしい言葉

突然死や闘病を経ての死、安楽死など、愛猫の旅立ち方はそれぞれ。ひとつとして同じ逝き方はないから、似た境遇の人と話してみても悲しみや苦しみを癒すのは難しい。

生前どれだけベストを尽くしたとしても、いざ愛猫を看取ると「もっとできることがあったのでは…?」と自分を責めてしまうのはペットロスあるあるです。

そんな時は自分に厳しい言葉ばかりかけてしまうけれど、亡くなった子はきっと、それを望まないはず。今回は実体験をもとに、心が苦しくなった夜にこそ、自分にかけてほしい言葉をいくつかお伝えします。

亡き愛猫にとっては、あなたが最良の飼い主

私が飼い主でなかったら、あの子はもっと長く生きられたかもしれない…。若くして愛猫を亡くしたり、治療への後悔があったりすると、そんな自己否定が浮かんでくることもありますよね。 

実際、私もそうでした。愛猫ジジを亡くした後は、自己否定の毎日。ジジは同居猫コタロウとあまり仲がよくなく、甘えるのは私とふたりきりの時だけ。

亡き愛猫にとっては、あなたが最良の飼い主

同居猫たちに見つからないよう、ジジとふたりで過ごしている時には喉をひと際大きく鳴らし、嬉しい気持ちを伝えてくれました。 

そういう性格だったから、ジジを亡くした後、私は多頭飼いという選択をした10年前の自分を責めました。

あの時、単頭飼いを選んでいたらストレスが減って、もっと長く生きられたのではないか。他の家庭だったら、もっと幸せになれたかもしれない。出てくる“たられば”は止まりませんでした。 

あの時、単頭飼いを選んでいたらストレスが減って、もっと長く生きられたのではないか。他の家庭だったら、もっと幸せになれたかもしれない。出てくる“たられば”は止まりませんでした。

苦しみに耐えきれなくなって、ある日、私は自分の想いを夫に話しました。すると、夫は静かに私の話を聞いた後、「逆に、ゆかが飼い主だったから、あんなにも長く生きられたのかもしれないよ」と、思ってもみなかった言葉をかけてくれました。

苦しみに耐えきれなくなって、ある日、私は自分の想いを夫に話しました。すると、夫は静かに私の話を聞いた後、「逆に、ゆかが飼い主だったから、あんなにも長く生きられたのかもしれないよ」と、思ってもみなかった言葉をかけてくれました。

「そんなことないよ」と私は夫の優しさを押し返したけれど、彼はそれでも私がしてきた“愛猫の愛し方”を肯定してくれた。キャットフードの質にもこだわって、心臓病も早期発見できて、血管肉腫に対してもできる治療を必死で考えて…。傍から見たら、いい飼い主だと思ったよ、と。

そばで私たちを見ていた家族だからこそ言えるその言葉に、私はとても救われました。

そばで私たちを見ていた家族だからこそ言えるその言葉に、私はとても救われました。

いい飼い主って、どんな人か正直、よく分かりません。だって、人間は所詮、猫の気持ちを想像してケアやお世話をしているだけだから。でも、一方で他の飼い主さんの姿を見ていると思う。「分かりたい」「理解したい」「守りたい」という気持ちを持っている時点で、いい飼い主なんじゃないかなって。

いい飼い主って、どんな人か正直、よく分かりません。だって、人間は所詮、猫の気持ちを想像してケアやお世話をしているだけだから。でも、一方で他の飼い主さんの姿を見ていると思う。「分かりたい」「理解したい」「守りたい」という気持ちを持っている時点で、いい飼い主なんじゃないかなって。

きっと、「私が飼い主でよかったのかな」と考える時点で、愛猫にとってその子にとってあなたはいい飼い主であり、最良の飼い主だったんだと思います。そう考え、悩むのはひとつの命を全力で愛している証だから。

後悔はとめどなく浮かんでくるけれど、その愛に嘘がない限り、あなたは最良の飼い主だと私は思う。

後悔はとめどなく浮かんでくるけれど、その愛に嘘がない限り、あなたは最良の飼い主だと私は思う。

思い返せば、ジジは自立心がある一方で、同居猫に毛づくろいし、猫団子を作ることもあった。ストレスばかり与えてしまったと思っていたけれど、もしかしたら、うちで過ごし、私が飼い主だったからこそ知れた感情もあったのかもしれません。

お金のかけ方で愛猫への愛は測れない

愛猫をなんとか助けたいと思っても、経済的に難しいことはあります。命を迎える前には終生飼育ができるよう、あらかじめお金を用意しておくことはもちろん大切。

でも、人生には想定外のことが起きるもの。突然、自分や家族の闘病が始まったり、思わぬ災害に巻き込まれたりする可能性は誰にでもあり、そうした状況下では愛猫の治療などにかけられるお金に限りがある場合もある。

でも、人生には想定外のことが起きるもの。突然、自分や家族の闘病が始まったり、思わぬ災害に巻き込まれたりする可能性は誰にでもあり、そうした状況下では愛猫の治療などにかけられるお金に限りがある場合もある。

猫の病気は様々で、中には検査費用だけで数十万円かかることもあるから。

そんな状況に置かれて愛猫を看取ると、自分に対する怒りや無力感がこみあげてきやすい。SNSに呟かれる「お金がないやつは動物を飼うな」の言葉が胸に突き刺さる日も、きっとある。

そんな状況に置かれて愛猫を看取ると、自分に対する怒りや無力感がこみあげてきやすい。SNSに呟かれる「お金がないやつは動物を飼うな」の言葉が胸に突き刺さる日も、きっとある。

でも、私は「愛猫にお金をかけることができた=愛せた」ではないと思う。もちろん、食事に困らず、何かあった時に病院を受診できるお金は用意しておかねばなりません。それは、命を守るために必要なものだから。 

でも、人間と同じように猫にも物質的なケアだけでなく、感情的なケアが必要だと思う。元気なうちにたくさん遊んだり、死期が近づいた愛猫と一緒に過ごす時間をできるだけ確保したりするのだって愛。

でも、人間と同じように猫にも物質的なケアだけでなく、感情的なケアが必要だと思う。元気なうちにたくさん遊んだり、死期が近づいた愛猫と一緒に過ごす時間をできるだけ確保したりするのだって愛。

愛猫の年齢や状態を考慮して獣医師と相談しつつ、自分の暮らしも守りながら自分たちにとってベストな闘病や看取り方を見つけるのも愛だと思うんです。

お金はたしかに大切で、あるに越したことはない。でも、全てではないし、“愛猫にかけたお金”という目に見える形だけで愛を測ることもできない。

お金はたしかに大切で、あるに越したことはない。でも、全てではないし、“愛猫にかけたお金”という目に見える形だけで愛を測ることもできない。

だから、お迎え当初に描いていた形で愛猫を看取れなかったとしても、それはあなたのせいじゃないし、愛が足りなかったわけでもない。その時、やれるだけのことをあなたは一生懸命やったのだから、自分を責めすぎないでほしい。

愛猫の突然死は、あなたのせいじゃない

愛猫との別れはどんな形でも辛いものですが、中でもより苦しいのが突然死。闘病生活という“心の準備期間”となる時間がないまま愛猫を失うと、「なぜ、気づけなかったんだ…」と自分を責めてしまいやすい。

周囲から「あなたを悲しませないよう、いない間に旅立ったんだよ」と言われても、「猫の気持ちは猫にしか分からない」と反発したくなることもあると思います。 

周囲から「あなたを悲しませないよう、いない間に旅立ったんだよ」と言われても、「猫の気持ちは猫にしか分からない」と反発したくなることもあると思います。

私もきっと、そっち派の人間だから、そんなことは言いません。ただ、愛猫の突然死はあなたのせいではないとは伝えたい。 

猫の突然死の原因として多いのは、心臓病。心臓病は症状が現れた時にはすでに重度であると言われており、早期発見が困難です。また、我が家のジジのように定期健診では異常がなかったのに突然、血管肉腫という進行のスピードが早い悪性腫瘍ができてしまうケースもあります。 

猫の突然死の原因として多いのは、心臓病。心臓病は症状が現れた時にはすでに重度であると言われており、早期発見が困難です。また、我が家のジジのように定期健診では異常がなかったのに突然、血管肉腫という進行のスピードが早い悪性腫瘍ができてしまうケースもあります。

こんな風に、この世には獣医師でも早期発見・早期治療できない病気がある。それを私たち素人が早期発見することは、悲しいけれど現実的に不可能です。だから、愛猫の突然死はあなたが至らなかった飼い主だからじゃない。

どんなに知識がある飼い主でも愛猫の突然死は経験し得るから、自分の心に鞭を打つ手を緩めてあげてください。

こういう言葉を紡いでも、きっと「もっとできたかもしれない」の自己否定に答えが出せない夜はある。でも、それはそれでいいと私は思います。その後悔は、それほど真剣に亡き愛猫を愛した証でもあるから。

ただ、その苦しみにひとりで耐えないでほしいし、今日をなんとか生き抜いた自分に少しだけ優しくしてあげてほしい。あなたは“ダメな飼い主”ではなく、最期までそばに寄り添った家族だということを忘れないでください。

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コメント:1


  • まゆ

    愛猫ミヨンと、突然のお別れをして、今日が49日でした。朝、目が覚めても、いつも横で眠っていたミヨンは、もういなくて、仕事から帰ってきても、もう何処にもいない現実にまだ心が追いつかなくて、泣いてばかりの毎日です。
    これからも、ずっと続く毎日だと思っていたのに、突然プツンと途切れてしまいました。
    やり場のない苦しさと辛さと後悔と寂しさ。いろんな事が、瞬間的に想い出されて、静かにギューッと胸が締めつけられ、苦しくて寂しくなります。
    それでも…今までミヨンがいない事を認めたくなくて言えなかった事…
    いつもどんな時も、一緒にいてくれてありがとう。20年間、大きな病気もせず、毎日楽しく一緒に過ごした事、私の所に来てくれた事、私を守ってくれた事、本当にありがとう。
    ずっと忘れないからね。
    やっと言うことができました。

    「愛猫の突然死は、あなたが至らなかった飼い主だからじゃない」
    この言葉に、また少し救われました。
    ありがとうございます。


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