こんにちは、ぽぽねこの栗山です。
もし、愛猫が脱走してしまったら……。やみくもに探すよりも、迷い猫ポスターやチラシで目撃情報を集めることがとっても大事です。
とはいえ、飼い主さんだけで捜索活動を行うのは負担が大きすぎます。そんな飼い主さんに代わって迷い猫ポスターやチラシを作ってくれるのが「迷子ペット.net」というサービス。
1日でもはやく迷子の猫ちゃんを見つけられるよう、迷い猫ポスターやチラシの効果的な活用方法を迷子ペット.netを運営するシティライフ株式会社の清水正春さんに聞いてみました。
迷子になるのは圧倒的に猫が多い
栗山:
迷い猫探しのチラシ・ポスター製作専門店を立ち上げたきっかけを教えてください。
清水さん:
弊社では長年、地域情報紙を発行しておりました。その情報紙や自社サイト内で、迷子犬や迷子猫情報を掲載していたことがきっかけですかね。
このような業種に携わる立場として、もっと何かお役に立てないかと思って迷子チラシの専用サイトを立ち上げました。
栗山:
そうだったんですね。当社のアンケート調査によると、猫飼育の悩みの1位は「脱走・迷子への不安」でした。実際に猫ちゃんの飼い主さんからのご注文は多いのでしょうか?
清水さん:
はい。やはり猫ちゃんが最も多いです。次に犬が続く感じです。そのほかには、インコが迷子になってチラシを作られた方もいらっしゃいました。
栗山:
猫ちゃんと暮らすなら、脱走は想定しておくべきですね。迷子が多くなる時期はあるのでしょうか?
清水さん:
今年は6~7月の梅雨時期の注文が多かったです。突然の雷に驚いて逃げ出したり、天候の急変によるストレスから脱走してしまったペットもいたようです。
栗山:
本当に何がきっかけになるかわかりませんね。飼い主さんも心配だったでしょうね。
猫ちゃんの写真をキレイに撮っておく
栗山:
迷子ペット.netには豊富なデザインが揃っていますが、迷子のペットを見つけるために工夫されていることはありますか?
清水さん:
どうしても急な対応が求められることが多いですし、我々もできるだけ早くお届けしたいと思っています。あまりデザインが複雑すぎますと作業の遅れや間違いなどのリスクも懸念されますので、「作りやすさ」を意識しています。
栗山:
とても見やすいデザインで、迷子のペットの特徴がわかりやすいですよね。
清水さん:
限られたスペースのなかで、ペットの写真をできるだけ大きく掲載するようにしています。デザインテンプレートという形で用意はしておりますが、写真や文字量にあわせて、デザイナーが都度調整させていただいております。
栗山:
そうだったんですね! どのデザインがいちばん人気ですか?
清水さん:
比較的多く選ばれるデザインはスタンダードタイプ-EやスタンダードDあたりで、色は赤系が多いです。
▲デザイン一覧ページ。A4チラシ100枚が¥9,000~注文できる。
栗山:
デザインを選んで、必要事項を入力するだけでいいんですよね?
清水さん:
そうですね、注文枚数、写真点数、色も選びやすくなっているので、こちらで確認でき次第、デザイン作成に進ませていただきます。できる限り早くお届けしたいと思いますので、デザイン案を14時くらいまでに確認していただければ、その日の夕方の便で発送することもできます。
▲手続きが完了すると、写真送付方法を記載したメールが送られてくる。
栗山:
そんなに早く! ペットの写真はどんなものがいいのでしょうか?
清水さん:
不鮮明だったり、ピンボケしていたり、あまり状態が良くないものしかお持ちでないお客様もいらっしゃいます。迷子チラシやポスターにおいて「写真」は本当に重要です。最近はスマホでも高解像の写真撮影が可能ですので、いざというときのために、ときどきペットの写真を撮影しておかれた方が良いと思います。また、尻尾や柄など、より特徴がわかる部分をアップで撮影しておくのはおススメです。実際にデザインテンプレートでも、特徴を掲載できるスペースを用意しております。
栗山:
猫ちゃんの写真をキレイに、かわいく撮っておくべきですね! 猫首輪を新調したときは写真を撮るのを忘れないようにしたいですね。
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迷い猫ポスターやチラシの効果的な使い方
栗山:
迷い猫ポスターの貼り方やチラシの配り方について、効果的な方法を教えてください。
清水さん:
例えば犬や鳥などは広範囲で移動するので捜索範囲を広げて配布したり、掲示板やお店などにポスターを貼らせてもらうのが有効です。
猫やウサギなどの小動物は近隣住宅の庭などに潜り込む場合も少なくないので、チラシを貼りだすだけでなく近隣へのポスト投函も効果的ですね。
犬の散歩コースや公園など、犬の集まる場所では多くの飼い主さんから情報提供を受けられる場合もあるので、ご協力をお願いしても良いかと思います。
栗山:
できるだけたくさんの人に迷子情報を伝えないといけませんからね。
清水さん:
そうですね。ポスターを貼るにしても、貼り方のパターンが3つあります。
失踪地点を中心にして、全方向へ円形に貼る「円形貼り」。有力な情報があった場所を中心にして、放射状に貼る「放射貼り」。情報が得られやすい商店街や犬の散歩コースなど、場所を特定して貼る「部分貼り」。
それぞれ地形や状況に応じて使い分けたり、組み合わせたりすると効果的ですよ。
栗山:
何枚くらい必要でしょうか?
清水さん:
100枚のご注文が最も多いですが、なかには5000枚以上ご注文いただく方もいらっしゃいます。新聞への折込まで手配されていて、どうしても見つけたいという熱意が感じられました。
迷子にならないように普段から心がけを
栗山:
普段から愛猫の写真を撮っておくこと以外に、飼い主さんが気をつけることは、どのようなことでしょうか?
清水さん:
迷子にならないように普段から心がけることだと思います。
室内飼いでワンルームのようなところで飼っている場合は対策はしやすいかと思いますが、複数の家族で住んでいるような戸建て住宅ですと、家族の誰かがちょっとした気のゆるみで窓を開けてしまってそこから脱走してしまう等のケースもあると思います。
そのような環境の場合は、家族全員の理解や普段からの心がけが必要だと思います。
栗山:
「猫首輪」や「迷子札」も普段からつけていてほしいです。
清水さん:
「猫首輪」や「迷子札」などは事前に備えが必要なアイテムではありますが、これは実際に迷子になってから役に立つものです。やはり、いかに迷子にさせないかが大切だと思います。
私が以前飼っていた犬は、繋いでいた鎖の劣化が原因で逃げ出したこともございました。そういったアイテムも消耗品ですので、定期的な交換や点検も必要だったと後悔しております。
栗山:
大事なことですよね。飼い主さんの気持ちを思うと、ペットの脱走は本当に心が痛みます。
清水さん:
ペットが見つかったときは、多くのお客様から嬉しいご報告をいただきます。そのたびに、本当に励みになりますし、仕事をする喜びを実感できます。
「一緒に協力してくれる仲間ができたようで勇気をもらいました」といったお言葉をかけていただくこともあって、嬉しかったですね。
やはり皆さん、大切なペットが突然いなくなり、不安な気持ちや孤独感が強くなるのではないでしょうか。あらためてペットは本当に家族のような大切な存在だと思います。
栗山:
そんなときに、迷子ペット.netのような、迷子チラシ専門サイトがあると本当に心強いです。
清水さん:
ペットが迷子になったら、できる限りお力になりたいと思っております。ですが、ペットが迷子にならないよう、やはり飼い主様の日頃からの注意や意識がとても大切ですね。
愛するペットが脱走してしまったら、心配で不安でいてもたってもいられなくなりそうですよね。
そんなとき、飼い主さんに代わって迷い猫ポスターを作ってくれるのが「迷子ペット.net」。視認性が高く、猫ちゃんの特徴がよくわかる迷い猫ポスターがあれば、有力な目撃情報を集めることができます。
ポイントになるのは猫ちゃんの「写真」。
他の猫と間違えてしまってはいけないので、ピンぼけしていない写真が必要です。ときどきでOKなので、猫ちゃんの顔や全身の柄がよくわかるような写真を撮影しておくといいですね。
脱走防止柵などの対策も必要ですが、猫ちゃんの写真を撮ることも迷子対策になります。猫ちゃんと楽しく遊びながら、撮影タイムも取り入れてみてくださいね!
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