丸い顔にちいさな折れ耳がチャーミングなスコティッシュ・フォールド。もふもふの毛並みにずんぐりとした体つき、いつまでも子猫のような愛らしさがある人気の猫ちゃんです。
ちょっとぽっちゃりしているように見えますが、成猫はどのくらいの大きさなのでしょうか?
今回はスコティッシュ・フォールドの平均体重や体長など、気になる「大きさ」について解説したいと思います。
スコティッシュ・フォールドの大きさ
丸っこくてやわらかそうに見えますが、抱っこしてみると意外と筋肉質。実はスコティッシュ・フォールドはがっしり系の体格をしているんです。
だけど、運動はあまり得意ではありません。穏やかな性格で、あまり激しく遊ぶこともないようです。とても人懐こく、飼い主さんに甘えるのが大好きな猫ちゃんです。
丸みのある筋肉質なボディ
スコティッシュ・フォールドは、筋肉質でしっかりとした体格と長めの胴が特徴的な「セミコビー」に分類されています。アメリカン・ショートヘアとブリティッシュ・ショートヘアも同じセミコビーの猫ちゃんです。
スコティッシュ・フォールドの平均体重
スコティッシュ・フォールドの成猫の平均体重は、女の子は3~5kg、男の子は3~6kgほど。スコティッシュ・フォールドは小さめの猫ちゃんと思われがちですが、平均的なサイズの猫ちゃんです。
スコティッシュ・フォールドの体長
スコティッシュ・フォールドの体長(胸からお尻の長さ)は約35~40cm。一般的な猫ちゃんと同じくらいの体長です。スコティッシュ・フォールドが小さく見えるのは、手足や首が短めで、ずんぐりしているからなのです。
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スコティッシュ・フォールドの成長過程
スコティッシュ・フォールドといえば、ずんぐりしたボディに短めで太い足。のんびりした動きがなんともかわいいです。
だけど、子猫のころは華奢な体つきをしている子が多く、あまりスコティッシュ・フォールドらしい特徴は見られないようです。少しずつスコティッシュ・フォールドらしさが現れてくる、成長が楽しみな猫ちゃんなんですね。
折れ耳になるのは3割程度
スコティッシュ・フォールドといえば「折れ耳」ですが、折れ耳のスコティッシュ・フォールドは全体の3割程度。実は「立ち耳」のスコティッシュ・フォールドのほうが多いです。
また、生まれてすぐは折れ耳の特徴が見られず、生後3~4週間ほどで折れてくるようです。
スコティッシュ・フォールドの体重推移
生後1か月の平均体重は一般的な猫ちゃんと同じ400~500gほど。生後3か月には1~1.2kgまで成長し、スコティッシュ・フォールドらしい丸っこい体つきになってきます。生後6か月で2.5~4kgまで成長し、その後は体重の増え方はゆるやかになっていきます。このころから筋肉も発達してきます。
スコティッシュ・フォールドを飼うときの注意
スコティッシュ・フォールドはおとなしい性格で、あまり激しく動き回ることはありません。鳴き声も小さいので、集合住宅でも飼いやすい猫種といえます。
だけど、スコティッシュ・フォールドと暮らすなら気をつけたいことがあります。
肥満に注意
あまり活発に動く猫ちゃんではないので、運動不足から肥満になりやすいです。肥満は関節に負担をかけるだけでなく、糖尿病などのリスクも高くなってしまいます。
大切なのは定期的に体重を測って、適切に食事管理をすること。欲しがるままにフードやおやつを与えるのはNGです。
運動は苦手なスコティッシュ・フォールドですが、飼い主さんと遊ぶのは大好きです。お気に入りのおもちゃを用意して、1日に10~15分は集中して遊んであげるようにしましょう。
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定期的に健康診断を
スコティッシュ・フォールドには「軟骨異形成症」が現れやすいといわれています。四肢の軟骨が硬くなり、重度になると痛みで歩けなくなることもある遺伝性の病気です。
スコティッシュ・フォールドが「スコ座り」をするのは、軟骨異形成症の影響で普通のお座りができないのではないか、関節が痛いからではないかという説もあります。
猫ちゃんは痛みを隠す生き物なので、体調不良に気づきにくいもの。定期的に動物病院で健康診断を受けることが大切です。
まとめ
人気の猫種ランキングで常に上位にランクインする「スコティッシュ・フォールド」。
丸っこいフォルムに、ちょこんとついた折れ耳が愛らしい猫ちゃんです。首や足が太くて短いのでずんぐりして見えますが、体重や体長も平均的な大きさの猫ちゃんです。
おとなしい性格で人懐こく、とても飼いやすいところも人気の理由です。
のんびり過ごすのが好きなスコティッシュ・フォールドですが、運動不足と肥満には要注意。無理なく運動できように、猫ちゃんが好きな遊びを見つけてあげてくださいね。
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