寒い冬は猫ちゃんも体調を崩してしまいがち。
猫ちゃんを留守番させるときや飼い主さんが寝ている夜間に、猫ちゃんが寒さに震えていないか心配になります。それに、猫ちゃんが暖房器具にイタズラしないかも気になってしょうがないですよね。
冬に猫ちゃんを留守番させるときはどうすればいいのか、夜間の寝床はどうすればいいのか、おすすめの寒さ対策や事故やイタズラなどのトラブル回避方法についてご紹介します。
寒い冬は猫も体調を崩しやすい
寒くて乾燥する冬にインフルエンザが流行するように、猫ちゃんも体調を崩しがちになります。
代表的なのは、猫ヘルペスウイルス感染症(FHV)や猫カリシウイルス感染症(FCV)という、いわゆる「猫風邪」といわれているものです。人間の風邪と同じように鼻水やくしゃみが見られ、目やにでぐしゅぐしゅになってしまう子もいます。悪化すると肺炎を起こしてしまうので、猫風邪には注意が必要です。
猫風邪以外にもお腹を下してしまったり、食欲がなくなったりなど、冬は猫ちゃんの体調が心配な季節。猫ちゃんが冬でも健康に過ごせるように、「寒さ対策」をしっかりしておかなくてはなりません。
猫を冬に留守番させるなら寒さ対策は必須
仕事や買い物などで家を留守にするとき、猫ちゃんが寒がっていないか心配ですね。でも、暖房器具を使用するとなると、火事や事故などの安全面が不安です。
冬に猫ちゃんに留守番をさせるとき、どのように寒さ対策をすればいいのでしょうか? 猫ちゃんのライフスタイル別に考えてみます。
エアコンをつけっぱなしにしておく
日中でも気温が上がりづらい寒冷地に住んでいる猫ちゃん、お留守番が長時間になる猫ちゃんは、エアコンやオイルヒーターなどの火事の心配が少ない暖房器具を使いましょう。設定温度は20~23度くらいにし、自動運転にしておけば適温がキープできます。
夕方以降が冷え込むという場合は、出かけるときに暖房器具のスイッチを切り、夕方から作動するようにタイマーセットしておくという方法もあります。
出かける直前に暖房を切る
半日程度の留守番なら、こたつやホットカーペットが便利です。「強」で温めておき、出かける直前に電源を切ってコンセントも抜いてしまいます。しばらくは暖かいままなので、猫ちゃんが自由に暖をとることができます。
こたつは酸欠の危険もあるので、布団をめくって出入口を作っておくと安心です。ホットカーペットを使う時は、猫ちゃんが潜り込める毛布も置いておくと、ぽかぽか感をより長くキープすることができます。
一定以上の温度になったら自動でスイッチが切れる調整機能付きの「ペット用こたつ」や「ペット用ヒーター」もあると便利です。
寒くなったら暖まれる場所を作る
短時間の留守番なら、暖房器具を使わなくても寒さ対策ができます。屋根付きのドーム型猫用ベッドや筒状になった猫用ベッドがあれば、猫ちゃん自身の体温で暖かく過ごすことができます。横に倒した段ボール箱に毛布をかけるだけでもOKです。
冷え込みが心配なら、ペット用の湯たんぽとの併用がおすすめです。お湯を入れるタイプのほか、レンジでチンするもの、充電式のものなどいろんなタイプの湯たんぽがあるので、ペットグッズのお店をチェックしてみてくださいね。
ケージでお留守番してもらうときも、電源を使わない湯たんぽなら安心ですね。
猫の冬の寝床ってどうすればいいの?
夜、寝るときは暖房を消すという飼い主さんは多いと思います。猫ちゃんのために常に快適な温度にしておきたいところですが、暖房をつけっぱなしにしておくわけにもいきません。
愛する猫ちゃんが寒い冬の夜を快適に過ごせるように、暖かくて安全な寝床を用意してあげましょう。
短時間の留守番時と同じように、屋根付きのドーム型猫用ベッドや筒状になった猫用ベッドとペット用湯たんぽを併用することで、電源を使わなくても暖かく過ごせます。もふもふの毛布もあるといいですね。
どんな寝床が好きそうか、ちゃんとリラックスして眠れるか、猫ちゃんの様子を見ながら快適な寝床を用意してあげましょう。猫ちゃんのなかには、飼い主さんの布団に潜り込んで眠るのが好きな子もいるかもしれませんね。
冬に気をつけたいトラブル
猫ちゃんの冬の寒さ対策として、暖房器具は必須アイテムです。だけど飼い主さんが留守にするとき、いくつか気をつけなければならないことがあります。
火事
石油ストーブやガスファンヒーター、ハロゲンヒーターなどは、火事の危険があるため、飼い主さんの留守中は使わないようにしましょう。何かの拍子に電源が入ってしまわないように、コンセントも抜いておくと安心です。
やけど
ストーブやヒーターなどの暖房器具は、猫ちゃんが触れるとやけどしてしまいます。飼い主さんの在宅中はフェンスなどで囲いをし、留守番時は使用しないようにしましょう。
また、ホットカーペットやペット用ヒーターを使うときは「低温やけど」にも注意が必要です。低温設定で使うようにし、直接肌に触れないように気をつけましょう。暑くなっても逃げ場がないような使い方、寝たきりで動けない猫ちゃんへの長時間の使用はNGです。
感電
暖房器具の電源コードをかじってしまうと、感電の危険があります。電源コードにはカバーをし、留守番時にはコンセントを抜いておくようにしましょう。
脱水・乾燥
エアコンを使用すると、室内がとっても乾燥します。猫ちゃんが脱水症状になることもあるので、加湿器も使って50~60%くらいの湿度を保つようにしましょう。感染症や静電気の予防にもなります。また、たっぷり水分補給ができるように、水飲み場を増設しておくと安心です。
まとめ
寒さに弱い猫ちゃんに留守番してもらうときは、「寒くないかな、暖房器具にイタズラしないかな……」と不安で頭がいっぱいになります。
また、就寝時には暖房を切るという飼い主さんが多いと思いますが、猫ちゃんの寝床の冷えも気になります。
お留守番のときも、夜間の寝床も、寒さ対策はしっかりしておかなくてはなりません。エアコンをつけっぱなしにするという対策以外にも、ペット用のヒーターや湯たんぽを上手に使うことで暖かく、快適に過ごすことができます。
お腹を下しやすい猫ちゃん、寒がりな猫ちゃん、体温調節の苦手な子猫や老猫には猫服を着せるのもおすすめです。
寒さがつらい冬、飼い主さんと同じように猫ちゃんも体調を崩しがちです。猫ちゃんにお留守番をしてもらうときや暖房を消す夜間は、安全面に気をつけながら寒さ対策をしてくださいね。
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