猫の鳴き声から気持ちがわかる?バリエーションと感情を徹底解説

猫の鳴き声から気持ちがわかる?バリエーションと感情を徹底解説

猫ちゃんと暮らしていると、猫ちゃんは意外とおしゃべりなことに気づきます。

ニャーニャー鳴いて甘える姿はとてもかわいいですね。

「ニャー」以外にも「クルル」「キュー」「アオーン」など鳴き声のバリエーションも豊富です。その数は数十種類以上にもなるんだとか。どんな気持ちで何を伝えたいのか知りたくなりますよね。

そこで今回は、猫ちゃんの鳴き声からわかる気持ちや感情について解説したいと思います。

猫が鳴く理由

猫が鳴く理由

実は猫ちゃん同士のコミュニケーションでは、鳴き声はあまり使いません。野生時代の習性で、自分の居場所を知られないように、無駄に鳴き声を出すことはないのです。

成猫同士なら、表情やしぐさ、しっぽの動きなどのボディランゲージで気持ちを伝え合っています。鳴き声を出すのは子猫が母猫に甘えるとき、発情期、威嚇をするときと限られているようです。

つまり、猫ちゃんがおしゃべりになったのは人間と暮らすようになってから。

人間には鳴き声で気持ちを伝えたほうが確実。そんなふうに考えて、いろんな鳴き声のバリエーションを生み出したのかもしれませんね。

猫の鳴き声のバリエーションはとっても豊富

猫の鳴き声のバリエーションはとっても豊富

猫ちゃんは気持ちや感情によって鳴き声が変わります。短く鳴く、長く鳴く、低い声で鳴くなど、鳴き方のバリエーションの数だけ感情表現があるということですね。

数十種類以上あると言われている猫ちゃんの鳴き声ですが、大きく分けて「甘え・要求」「不安・恐怖」「発情・威嚇」の3つに分類することができます。

猫ちゃんの鳴き声のバリエーションから、猫ちゃんの気持ちと感情を読み取ってみましょう。

甘え・要求の鳴き声

猫ちゃんが飼い主さんに向かって鳴くとき、ほとんどは甘え・要求の鳴き声です。

短く「ニャッ」と鳴くのはあいさつです。ごきげんなときは「ニャーニャー」「ニャーン」とスリスリしてくれるでしょう。

甘えたように鳴く「ニャオ」は、撫でてほしい、うれしいなどの気持ちが隠れています。ちょっとイライラしているときは長めの「ニャーーーン」「ニャオンニャオン」で要求を伝えています。

子猫が母猫に対して「クルル」と鳴くように、飼い主さんに対して「クルル」「プルル」と鳴いておしゃべりすることもあります。飼い主さんのことが大好きで心から信頼している証拠ですね。

不安・恐怖の鳴き声

「ウー」「フー」とうなっているときは、こっちに来ないでと警告する鳴き方です。必要以上に構ったりせず、そっとしておくことも大切です。

また、低いダミ声で「ニャオォーニャオォー」「ニャゴニャゴニャゴニャゴ」と鳴き続けるのは嫌な気持ちになっているときです。動物病院での診察や来客時など、文句を言っているように聞こえるかもしれませんね。

「ギャァーー」と叫ぶように鳴くときは要注意。不安や恐怖以外に、ケガをして痛みがあるのかもしれません。

発情・威嚇の鳴き声

発情期のうるさい鳴き声といえば、うめき声のような「アオーン」「ナーオ」ですね。最初にメスの猫ちゃんが発情してうるさく鳴くようになり、オスの猫ちゃんも応えるように鳴き声をあげます。

相手に威嚇をするときは「ンー」「ヴァーオ」とうなり、「シャー!」と鳴いて臨戦態勢になります。この鳴き声は本能的に身に付けているもので、小さな子猫ちゃんも背中の毛を逆立たせて「シャー!」と威嚇します。

それから、窓の外に虫や鳥を見つけたときに「カカカッ」「ケケケッ」とあごを震わせていることがあります。これはクラッキングといって、興奮状態の猫ちゃんが歯を打ち付けるように音を出しているそうです。

まだまだある!猫の鳴き声のバリエーション

まだまだある!猫の鳴き声のバリエーション

猫ちゃんとのスキンシップやブラッシング中に、ゴロゴロと喉を鳴らしたり、かすれたような鳴き声を出してうっとりした表情をしていることがあります。

これらは猫ちゃんが飼い主さんの愛情を感じている証拠。とってもリラックスしている状態なのです。なんだか嬉しい気持ちになってしまいますね。

ゴロゴロ・クルルと喉を鳴らす

猫ちゃんがゴロゴロ鳴くのはリラックスしているとき、満足しているときです。もともとは母猫が子猫をあやすときの鳴き声ですが、自分自身を落ち着かせるときにもゴロゴロと鳴いているようです。

かすれたような鳴き声・サイレントニャー

猫ちゃんがリラックスしているとき、かすれたような声で鳴いたり、ニャーと鳴くしぐさはしていても声があまり聞こえないことがあります。

これは通称「サイレントニャー」と呼ばれるもので、子猫が母猫に甘えるときの鳴き方です。飼い主さんに抱っこされているとき、安心しているときにサイレントニャーがよく出るようです。

猫の鳴き声がうるさいときの対策

猫の鳴き声がうるさいときの対策

猫ちゃんが鳴くのは飼い主さんに甘えているとき、もしくは要求のあるときです。

お腹が空いた、トイレが汚れている、遊んでほしいなどの要求にはできる限り応えるようにしましょう。ただし、鳴けば要求が通ると学習してしまってはいけないので、静かにさせてから応えるなどの「しつけ」もある程度は必要です。

夜中にうるさく鳴いてしまう場合は、昼間にたくさん遊ばせる、ごはんの量を減らして就寝前にも与えるなどの対策も試してみましょう。

また、猫ちゃんの発情期特有の「アオーン」「ナオーン」といったうるさい鳴き声は、避妊去勢手術をすることで対策できます。心身のストレス軽減に繋がるので、健康状態に問題が無ければ避妊去勢手術を受けましょう。

いつもと鳴き声が違うと感じたら?

いつもと鳴き声が違う、鳴き方がおかしいと感じたら、ストレスや病気が原因かもしれません。元気がない、食欲がないなどの様子が見られたら、動物病院へ連れて行くようにしましょう。

まとめ

まとめ

猫ちゃんの鳴き声から猫ちゃんの気持ちや感情がわかるようになると、今よりももっとおしゃべりが楽しくなりそうですね。

猫ちゃんと一緒に暮らすうちに、いまどんな気持ちか自然とわかるようになるという飼い主さんも多いです。

よく鳴く猫ちゃんは甘えん坊な性格、反対にあまり鳴かない子は飼い主さんに依存しない性格ともいわれています。鳴くよりもしぐさや表情で感情表現をする子、とにかくおしゃべりな子など、猫ちゃんによって個性もさまざま。

猫ちゃんの気持ちに寄り添えるように、ちょっとした変化にも気を配ってみましょう。


著者プロフィール

ぽぽねこ編集部
ぽぽねこ編集部
ぽぽねこの読みものの企画・編集スタッフです。猫ちゃん大好きな編集部スタッフが論文などの情報に基づき、役立つ情報をお届けします。


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