完全室内飼いの猫ちゃんに猫首輪は必要なのでしょうか? 「うちはマンションだし、外に出さないから大丈夫」と思っていても、脱走のリスクは常にあります。
特に日本は災害大国です。地震や台風などの災害時、パニックになった猫ちゃんが網戸を突き破ったり、開いたドアの隙間から飛び出したりして迷子になるケースが後を絶ちません。
そんなとき、首輪をつけていれば飼い主さんの元に戻れる確率が高まる、というのが猫首輪のメリットです。
猫首輪には、もちろんデメリットもあります。今回は猫首輪をつけるメリットはもちろん、デメリット面からも猫首輪の必要性について考えてみます。
猫に猫首輪が必要な理由とメリット

猫ちゃんに猫首輪が必要な理由は、かわいいだけではありません。3つのメリットがあるからです。
迷子になっても帰還の確率を上げる
首輪に迷子札や連絡先を記載しておけば、保護してくれた人がすぐに連絡をくれます。
また、首輪をしていれば一目で「飼い猫だ」とわかるので、野良猫として保健所や動物愛護センターに収容されたり、他の人に飼われてしまうということがありません。迷い猫として飼い主さんを探すことになります。
「迷い猫ポスター」を作るときやSNSで目撃情報を募るときも、首輪の色やデザインが目印になります。飼い主さんの情報を登録できるマイクロチップとあわせて、猫首輪も身につけていたほうが安心です。
災害時にも役立つ
防災意識の高まりから、ペットの防災グッズとして猫首輪をつけている飼い主さんも多いです。
地震や水害など、災害はいつ起こるかわかりません。突然の災害で、愛猫ちゃんと離ればなれになることも考えられます。脱走時と同じく、猫首輪をしていれば飼い猫だとわかるので、どこかで保護され、無事に再会できる可能性が高まります。
鈴をつければ猫の居場所を把握できる
猫ちゃんは足音をたてずに歩きます。気づかないうちに密室に閉じ込めてしまったり、踏んづけてしまったりという事故も想定されます。
猫ちゃんの首輪に鈴をつけることで居場所を把握できるので、ヒヤッとするような事故を防げます。
猫に猫首輪をつけるデメリット

猫首輪には、もちろんデメリットもあります。しっかり対策するためにも、デメリットをきちんと知っておきましょう。
ストレスを感じる
猫首輪が重かったり、硬かったりすると、猫ちゃんはストレスを感じます。わんちゃんのような革製の首輪は、猫ちゃんには負担が大きすぎます。
また、首輪が邪魔で毛づくろいができないとイライラしてしまいます。
猿ぐつわ状態や首吊り事故のリスク
猫首輪のメリットを理解しつつも、「窒息」を心配する飼い主さんは多いです。
高いところに登った際、首輪が何かに引っかかって「首吊り」になったり、グルーミング中に下顎に首輪が挟まる「猿ぐつわ状態」の危険性があります。
首輪ハゲや皮膚炎の原因になる
首輪の形にハゲてしまった……。そんな悩みを抱える飼い主さんも多いのではないでしょうか。

首輪の素材が硬かったり重かったりすると、首周りの毛が擦れてハゲることがあります。ダメージが毛根にまで及ぶと、毛が生えてこなくなることもあります。また、首輪に雑菌が繁殖することで、皮膚炎を起こすこともあります。
デメリットを解消!ストレスフリーな猫首輪の選び方

このように、猫ちゃんの首輪にはメリットもあればデメリットもあります。猫首輪をつけるなら、デメリットもよく理解して、しっかりと対策をすることが大切です。
そのため、「猫首輪の選び方」はとても重要です。
1. セーフティー・アジャスター付きの首輪を選ぶ
一定の力が加わるとパチンと留め具が外れる「セーフティー・アジャスター」を採用している首輪を選びましょう。首吊り事故のリスクを回避できます。
2. 素材は「軽くて柔らかい」ものを
革製や装飾の多い首輪は重く、猫ちゃんの負担になります。猫ちゃんの首輪に頑丈さは必要ないので、できるだけシンプルで軽い素材の布製の猫首輪を選ぶようにしましょう。
3. サイズ調整ができるものを選ぶ
猫首輪が原因の事故を防ぐには、サイズ選びとサイズ調整がポイントになります。きつすぎると首輪ハゲの原因になり、緩すぎると猿ぐつわの原因になります。
猫首輪を購入するときは、必ず猫ちゃんの首周りのサイズを測り、適切なサイズの猫首輪を選ぶようにします。指が1〜2本入るくらいのゆとり(ヌードサイズ+2〜4cm)ができるように、定期的にサイズ調整をしましょう。
猫首輪を嫌がる場合の対策

「猫首輪を試してみたけど、どうしても嫌がって外してしまう」そんな悩みを持つ飼い主さんに、おすすめの練習方法をご紹介します。焦りは禁物です。
ステップ1:まずはリボンや紐から
いきなりしっかりした首輪をつけるのではなく、リボンや紐などを首にふんわり巻くことから始めます。すぐに外してOKです。「首に何かが触れる」感覚に慣れてもらいましょう。
ステップ2:ご飯や遊びの時間だけつける
猫が何かに夢中になっているタイミングで首輪をつけます。楽しいこととセットにすることで、「首輪=嫌なこと」というイメージを払拭します。
ステップ3:やわらかい素材の首輪を短時間から
首輪の存在に慣れてきたら、少しずつ首輪をつけている時間を伸ばしていきます。嫌がったら、すぐに首輪を外します。
ステップ4:褒めてあげる
首輪をつけさせてくれたら、おやつをあげてたくさん褒めてあげましょう。
ステップ5:お手入れをする
猫首輪を清潔に保つことも大切です。首輪があたる部分をマメにブラッシングする、首輪を定期的に交換しましょう。
皮膚や被毛に異常を見つけたときは、すぐに首輪の使用を中断し、獣医師の診察を受けてください。
まとめ

猫ちゃんに首輪をつけようと思っても、「かわいそう」という感情がハードルになるのではないでしょうか?
初めて首輪をつけたときに暴れたり、固まってしまったりする姿を見ると、心が痛むのは当然ですね。しかし、迷子になって二度と家に帰れなくなることを考えると、やはり猫ちゃんに首輪は必要です。
「かわいそうだからつけない」のではなく、「守ってあげるために、慣れてもらう」ことが大切です。
脱走・迷子対策ができるという猫首輪のメリットを活かすなら、デメリット対策ができる猫首輪選びが大切になってきます。大切な猫ちゃんとの暮らしを守るために、ぜひ猫首輪にチャレンジしてみてくださいね。






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