アメリカン・ショートヘアは、人気の猫種ランキングで常にトップにランクインする人気の猫ちゃんです。
とっても陽気な性格で遊び好き。ときにはヤンチャ過ぎて飼い主さんを困らせてしまうことも……。運動神経バツグンで活発な猫ちゃんなので、キャットタワーなどの猫家具はあったほうがよさそうですね。
それから、どのくらいまで大きくなる猫ちゃんなのかも気になります。今回はアメリカン・ショートヘアの体重や体長、成長過程など「大きさ」に注目して解説したいと思います。
アメリカン・ショートヘアの大きさ
アメリカン・ショートヘアといえば丸っこくて愛らしい顔と独特のうずまき模様がチャームポイント。触ってみると、とても筋肉質でがっしりとしています。
一般的な猫ちゃんとくらべて大きいのでしょうか? それとも小さいのでしょうか?
力強くたくましい体型
アメリカン・ショートヘアの体型は「セミコビー」に分類されます。バランスのよくとれた力強い印象を与える体つきで、肩や脚がよく発達しています。
スコティッシュフォールドやブリティッシュショートヘアも同じセミコビータイプです。
ちなみに、ペルシャや『おじさまと猫』に登場するエキゾチックは「コビー」に分類されています。セミコビーと同じくがっしりした体型ですが、丸くずんぐりした印象の猫ちゃんたちです。
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アメリカン・ショートヘアの平均体重
アメリカン・ショートヘアの成猫の平均体重は、メスは3~5kg、オスは4~6kgほどになります。一般的な猫ちゃんの平均体重は3~5kgほどなので、平均的な大きさの猫ちゃんといえます。
アメリカン・ショートヘアの体長
アメリカン・ショートヘアの体長(胸からお尻の長さ)はメスもオスも30~40cmほど。メスとオスとでは身体の大きさはほとんど変わりません。大柄に見えますが、一般的な猫ちゃんと同じくらいの大きさなんですね。
アメリカン・ショートヘアの成長過程
平均的な大きさのアメリカン・ショートヘアですが、筋肉質でがっしりとした体つきをしているという特徴があります。子猫時代もしっかりとした体つきなのでしょうか?
アメリカン・ショートヘアの成長過程についてもまとめてみました。
アメリカン・ショートヘアの体重推移
アメリカン・ショートヘアは、他の猫ちゃんと同じように1歳ほどで成猫になります。
とっても活発で運動量が多いので、生後3か月ごろにはしっかりとした体つきになってきます。この頃の平均体重は約1~1.5kgほどです。
生後6か月で約2~3kg、生後9か月で約3~4kgほどになります。1歳ころには成長が止まり、4~6kgほどになります。
アメリカン・ショートヘアは太りやすい
アメリカン・ショートヘアはもともと「ワーキングキャット」として、ネズミやヘビなどを退治しながら暮らしていました。たくましい肩や胸、下半身は狩りによって鍛えられたものだったんですね。
そんなルーツを持つアメリカン・ショートへアなので運動量が多いです。そして、食欲旺盛。とても「太りやすい」という一面があります。なかには8kgを超える肥満猫になってしまう子も……。
肥満は糖尿病や関節トラブルの原因になるので注意が必要です。
アメリカン・ショートヘアの肥満対策
アメリカン・ショートヘアと暮らすなら「食事量の管理」と「適切な運動」は欠かせません。
猫ちゃんの場合、1歳のときの体重よりも15~20%以上太ってしまうと「肥満」とみなされます。こまめに体重測定をし、BCS(ボディコンディショニングスコア)で肥満度をチェックしつつ、適宜ダイエットフードに切り替えるなどの対策が必要です。
食事量は1日分の給餌量を超えないようにし、オヤツのあげすぎには気をつけましょう。人間の食事も与えてはいけません。
また、室内でも運動ができる工夫が必要です。飼い主さんとおもちゃで遊んだり、キャットタワーやキャットウォークを設置するなど、運動不足にならないようにしましょう。
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まとめ
「アメショ―」の愛称で親しまれるアメリカン・ショートヘア。明るく活発で、愛らしい表情がとっても魅力的な猫ちゃんです。
がっしりと骨太で筋肉質な体型の猫ちゃんですが、そんなに大きな猫ちゃんではありません。一般的な猫ちゃんと同じくらいの大きさで、成猫の平均体重は3~6kgほどです。
運動量が多く、遊び好きな反面、肥満になりやすいという特徴も。「食事量の管理」と「適切な運動」を欠かさないようにし、体型維持に気をつけなければなりません。
アメリカン・ショートヘアは「抱っこ嫌い」で有名ですが、飼い主さんと遊ぶのは大好き。ねこじゃらしもハンティング遊びも全力で楽しみます。たくさん遊びつつ、楽しく肥満対策をしてみてくださいね。
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