早朝の地震速報の時、我が家の猫は。

早朝の地震速報の時、我が家の猫は。

はじめましての方もはじめましてじゃない方もこんにちは。猫狂でミニマリストの阪口ゆうこです。

2024年、日本ではお正月のお祝いモードにギアが入っていたであろう元旦の夕方、日本の石川県の、能登半島で発生したマグニチュード7.6の巨大地震は、皆さんも記憶に新しいと思う。

ネットやテレビで見る映像はショックが凄まじく、私も何日も気持ちがどっかりと落ち込んで、その気持ちのどっかりは長期続いたままだった。

そして、そのような災害のニュースを見るたびに身が引き締まる。その理由は「我が家は人間だけでなく猫が2匹もいるから。」

我が家の防災意識

我が家の防災はアイテムをたくさん揃えるのも大事だとは思うけど、それと同じくらい、いや、それ以上に何度も話し合いを繰り返したりシミュレーションを重ねるのが大事だと思っている。

我が家の防災意識

というのも、小学生時代に繰り返し行った防災訓練って本当に重要だったと思う。

「3時間目あたりで訓練やりますよ〜」みたいな、あらかじめ災害予言をされる緩い設定の訓練であったにもかかわらず、その手順はしっかりと身に染みついたことを覚えている。実生活で災害があった時に、さっとテーブルの下に滑り込んだり、低い体制を取ったり、役立ったりするのだから。

「3時間目あたりで訓練やりますよ〜」みたいな、あらかじめ災害予言をされる緩い設定の訓練であったにもかかわらず、その手順はしっかりと身に染みついたことを覚えている。実生活で災害があった時に、さっとテーブルの下に滑り込んだり、低い体制を取ったり、役立ったりするのだから。

我が家も、もし寝ている時に地震が起きたら…日中の家族がバラバラの時に地震が起きたら…大きな災害が起こるたびに、「このパターンだとどうやって動こうか」などと話を重ねている。

避難を考えると猫が超ネック

そこですぐにぶち当たるのが「お猫様問題」。どう考えても彼らに命運がかかっているとしか思えない。

彼らは世界中の人が口々に言う印象そのままで、「気まま」である。こちらにおいでと言ったら来ないし、来るなと言った方がこちらに来る。可愛いねと抱っこしたら嫌がるし、切羽詰まった緊急事態ほど膝に乗りたがる。PCで作業をしていたらPCの上を通過する。こちらが遊んであげようという気になった時ほど塩対応。

コントロールは無理なのである。

避難を考えると猫が超ネック

そして、そのコントロール困難なお猫様が我が家には2匹。1匹の倍大変とかそういう問題じゃなくて、2匹になった途端大変さは無限大に化ける気がする。

先日の早朝の地震速報

そしてつい先日、私と夫と娘で朝ごはんを食べている最中にそれは起こった。3人のスマホからけたたましく、あの耳馴染みの悪いギュインギュインギュイン・・という「地震速報」が鳴った。

先日の早朝の地震速報

今思い返せば、あんなにシミュレーションしたのにこんなに動けないもんなのねと笑ってしまうが、まずは「あれ?これなんの音だっけ?」と記憶を呼び覚ますところからだった。

その間が何秒だったかは覚えていないけど、夫の「大きな地震が来るかも」という言葉でパニックに。

とりあえず何をしていいか分からず、その場で3回まわってしまった私。

しかし、理解が追いついてからの私たちは凄まじかった。夫が「猫!!」と叫ぶや否や、長身の夫はすぐ横の冷蔵庫の上で寛ぐ白猫をヒョイと抱っこした。そして娘は、たまたま足元にいた黒猫をすっと抱き上げた。

そして私は、玄関の棚の中に置いてある大きめの多頭用キャリーをダッシュで取りに行き、リビングへ戻った。

そして私は、玄関の棚の中に置いてある大きめの多頭用キャリーをダッシュで取りに行き、リビングへ戻った。 いつもより手元はもたついたが、2匹ともキャリーに無事イン。

いつもより手元はもたついたが、2匹ともキャリーに無事イン。

体感的には1分くらい。その時の親子3人の達成感に満ち満ちた顔を今でも覚えている。早い…!私たちは早かったぞ…!!不謹慎にもそんな風に少し感動を覚えていた。

が、しかし。

ニュース速報を見るためにテレビをつけたら、アナウンサーの方が切羽詰まった表情をして「2分前に揺れ終わりました!」と。

ニュース速報を見るためにテレビをつけたら、アナウンサーの方が切羽詰まった表情をして「2分前に揺れ終わりました!」と。

私たちは3人ぽかーん。

猫のポジションはベストだったのに...!あんなにスムーズだったのに ...!

そして、あんなに素早く動いたのに。なんなら、私の42年の人生の中でもトップ10くらいに入るくらい頑張って動いたのに。

大事なのは何度も繰り返すこと

しかし、大事なのは何度も繰り返すこと。それを再確認した。

私たち家族は、災害のニュースが放送されるたびに「私たちだったらどうする?」という話し合いを重ねてきたから、今回も動くことができたのだと信じている。

そして、今思えば私がキャリーを持ち出して、手が空いてる人が猫を捕まえるというシミュレーションは何度も繰り返していた。

大事なのは何度も繰り返すこと

ちなみに、人間が焦るとそれを察知して急に怖がったり逃げ惑う猫ちゃんもいるらしいので、パニックになりすぎず平常心を保つのも大事。

猫ちゃんが怖がって大拒否をしないように洗濯ネットに入れて落ち着かせたり、タオルで巻いて暴れないように守ったりするのも手だ。

とにかく我が家は、普段の何気ない話し合いがちゃんと、小学校の頃の避難訓練のようになっていたらしい。

これからも、猫飼いとして普段の会話から意識を高めていこうと思う。


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