はじめましての方もはじめましてじゃない方もこんにちは。猫狂でミニマリストの阪口ゆうこです。
猫を飼ったら避けられないのが動物病院通い。我が家は毎年の予防接種と、「気になったら即診てもらう」のスタンスのため、近所にある動物病院をふたつチェック済みである。
猫の予防接種は義務ではないが、予防接種で防ぐことができる病気がたくさんあるし、命を落とす可能性の高い感染症もあるので、毎年の摂取が推奨されている。猫の健康寿命を伸ばしたい猫狂民にとっては、絶対のイベントなのではないだろうか。
今日は年に一回の「多頭飼いの予防接種」をレポしたいと思う。
我が家の猫たち
我が家には3歳半の黒猫と3歳の白猫がいる。どちらもノラ出身温室育ちで、完全な室内飼い。

黒猫は好奇心旺盛で、非日常のお出かけはおそらく好きな方。逆に白猫は、ビビリで、非日常のお出かけは大嫌い。キャリーをいきなり出すと身の危険を感じるらしく身を隠す。
そう、問題は黒猫ではなく、ビビりの白猫の方なのである。
スムーズに出かけるため
朝から必要なのは「動物病院に行く雰囲気を出さないこと」。我が家の猫たちの勘は人間が思っているよりも鋭いのである。
動物病院に行く日の朝に、急に出かける雰囲気を出してしまうと猫が構えてしまう。
得体の知れない「イレギュラーな雰囲気」を察知した猫たちは、キャットタワーの一番上や、冷蔵庫の上、どこかの棚の中に身を潜めてしまい、スムーズに出かけられないリスクが爆上がりする。

ということで、翌日に動物病院での診察が控えている時に私がするのは、お出掛けグッズを準備しておくこと。
前日からリビングにポーンとキャリーを置いておくことで、猫の警戒心が緩む。白猫はキャリーを出した瞬間は逃げてしまうけど、時間が経てばキャリーがある空間に慣れていく。ビビリだけど順応性も高い。

ちなみに、非日常大好きな黒猫に関しては、ことあるごとにキャリーに入っている。彼に関しては、なんの心配もない。
ポータブルキャリーの選び方
我が家のポータブルキャリーは「猫壱」の白黒チェックの軽いもの。

真上とサイドが、大きく開くので、猫の出入りもしやすい。動物病院でもスムーズに受診が出来ている。
上の入り口もサイドの入り口もくるくると巻いて、マジックテープで留めることができる。
4キロ強の我が家の猫さんたちはどちらも窮屈ということはなさそう。

使わない時は、ぺたんこに折りたたむことができてかなりコンパクトになり収納場所を選ばない。わずかな隙間にインできる。
色も白と黒、シンプルを好む方にはとってもオススメ。
多頭飼いに便利すぎるリュック
猫の移動用に持っているもうひとつのアイテムはリュック。

かなり作りがしっかりしていて、フロントベルトが2カ所ついてるので、背負っていても安定している。
ショルダー紐も分厚く、大きな猫ちゃんを入れていても、肩に食い込まない。
デザインも、超絶普通のリュックにしか見えないので、「いかにもペット用」が苦手な人にオススメ。

こちらもプラスチックのペットキャリーではないからある程度ぺたんこになる。我が家の猫スペースの収納場所にはキャリーを重ねて収納している。

プラスチック製のキャリーもいいところはいっぱいあるけど、布製は布製でいいところがいっぱいある。上手に選んでいただきたい。
手が空いているという安心感
当たり前だけど、両方の手が埋まってしまうと危険だ。
ポータブルキャリーを2つ持っていた時は、動物病院の前に車を一時的に駐車させてもらい、猫がインしているキャリーをひとつずつ下ろして待合室に置かせてもらい、改めて駐車場に車を移動させていた。
そして帰りも同様、車をまず移動させて、動物病院の前に駐車させてもらい、キャリーをひとつずつ積む…という、年イチといえど、まぁまぁめんどくさい過程が必要で、前日から気合いが必要だった。

でも今は、背中にリュックを背負い、手にはポータブルキャリー。つまりは、どちらかの手が空いているという安心感があり、一気に駐車場から二匹を移動させることができるようになった。
一度安全と楽を覚えてしまうと、戻れなくなるのが人間。私の正解はポータブルキャリーとリュックである。
さあ出発
肝っ玉感が申し分なく漏れ出すが、このスタイルがしっくりくる今日この頃である。助手席に猫たちを並べてさあ出発。

避難先の猫の居場所にもなりそうなので、一緒に暮らす猫の数だけキャリーを準備しておくのが万が一の災害時にも役立ちそう。

我が家は2匹の多頭飼いだが、3匹4匹と、もっと多くの動物と暮らしているお家も珍しくはない。その場合は、往診してくれる獣医さんが近所にいるかどうかを調べるのがいいです。私の住んでいる街にも往診してくれる動物病院はいくつかあって、ワクチンなどの、一気に全頭済ませてしまいたい場合も、飼い主さんも猫さんたちも、動物病院側もとても楽だと思われます。
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