恋と愛と猫吸い

恋と愛と猫吸い

はじめましての方も初めましてじゃない方もこんにちは。猫狂でミニマリストの阪口ゆうこです。

今日も全力で猫と暮らしています。

恋なのか愛なのか

ある日ふと思った。

あれ?私って彼らに対してのこの気持ちって「恋」なのかな?「愛」なのかな?…と。

恋なのか愛なのか

彼らというのはお察しの通り、我が家の猫ズのことである。

恋と愛は違うらしい。うら若きヤングの頃から、少女漫画や、トレンディーなテレビドラマでそう聞いていた。

調べてみると、「恋とは、自身の愛情を特定の相手に寄せること」と、ある。

他にも「恋」を調べると、【相手のことをもっと知りたい、近づきたいと、切ないまでに強い関心を寄せること。】と、ある。

42歳にもなると、この「恋」が病的になると、一歩間違えたら三面記事に載ったりニュースになっちゃうようなとんでもない行動や事件を引き起こす狂った感情だということを知っている。

猫吸いという行為

猫たちに対して「恋」の行為で思い当たるのは、まず猫吸いである。

猫吸いという行為

知らない人用に説明をしよう、「猫吸い」とは。

猫の背中やお腹あたりに大胆に顔を埋めて息を吸うという、猫好き以外には理解されがたい行為である。

猫飼いさんはまずやっちまっているというこの「猫吸い」。芸能人やモデルさんのような、関西でいう「シュッとした方々」も、猫を飼っていれば一度や二度はやっているに違いない。

猫を吸う理由は「そこに猫がいるから」という、トップクライマーが山を求めるのとほぼ同じ理由だ。ただただ好きの延長線上での自然行為の気がしてならない。

なぜ人は猫を吸うのか

はじめに言っておくが、「猫吸い」にメリットは何もない。万人ウケするようないい匂いがするわけでもない。むしろ深く吸うと「THE生き物」といった感じの、文字で表現してみるとモァっとした匂いがするのだが、おそらく多くの飼い主は、その絶妙な匂いを求めている。

なぜ人は猫を吸うのか

人によってはこの「THE生き物」の匂いを、パンの匂いだとか、バターの匂いだとか、クッキーの匂いだとか、やたらめったらいい匂いだと表現する猫好きも現れている。

ちょうど今現在、バターたっぷり使用のパンを咥えながらこの記事を書いているので断言したい、全然違うぞ。

人によってはこの「THE生き物」の匂いを、パンの匂いだとか、バターの匂いだとか、クッキーの匂いだとか、やたらめったらいい匂いだと表現する猫好きも現れている。 ちょうど今現在、バターたっぷり使用のパンを咥えながらこの記事を書いているので断言したい、全然違うぞ。

ちなみに、猫の匂いが臭ければ臭いで「何この匂い〜!やーだ〜!」と、それはそれで興奮するので、とにかく匂いはなんでもいい。

「猫吸い」は、猫が気を抜いている時に思わず「チャンス!」と口走ってしまうくらいの中毒性があり、私くらいになると日に数回吸わないと、ストレスで自律神経に悪い影響があるのか寝つきが悪くなる。

顔面を毛まみれにするのも苦でない、「猫吸い」をしてしまうのは、ただただ相手を全力で感じたい恋心から。

猫側はどう思っているのだろうか

猫好き人間にとってはストレス発散や癒しの効果がある「猫吸い」だが、猫側の意見はどう思っているのか。猫吸いは飼い主のエゴなのではないだろうかと考える人も少なくない。

猫側はどう思っているのだろうか

私の場合は、猫が甘えたいモードの時に、所望させてもらっている。

基本的に、私の体のどこかに触れている時の猫たちは甘えたい時が多いので「失礼しまーす」と軽くことわりをしてから、合法的に癒しと快楽に溺れることにしている。こういうモードだと我が猫はシラッとした顔をして嫌がらない。「どうぞ、お吸いになって」という顔もしていないが、逃げないからOKだと思い込むしかない。

私の場合は、猫が甘えたいモードの時に、所望させてもらっている。 基本的に、私の体のどこかに触れている時の猫たちは甘えたい時が多いので「失礼しまーす」と軽くことわりをしてから、合法的に癒しと快楽に溺れることにしている。こういうモードだと我が猫はシラッとした顔をして嫌がらない。「どうぞ、お吸いになって」という顔もしていないが、逃げないからOKだと思い込むしかない。

しかし、猫でも人間でも、ゆっくりとひとりで過ごしている時に、いきなり顔を埋められ全力で吸われるのは抵抗があると思うので、逃げたり、嫌がられたらすぐに離れることにしている。信頼関係を崩したくないので、それが最低限のマナーだと思っている。

リスクも考えよう

一方で、「猫吸い」にはリスクがあることを知っておくのがいい。ペットへの濃厚なコミュニケーションについて調べると、有識者の方の意見に緩さはない。「ええやんええやん。やったらええやん。」なんて人はひとりもいない。

猫を吸うということは、猫の毛に付着した分泌物を人間の体内に入れるということで、人間の体に悪い影響のある物質も体内に入れてしまうリスクもある。

猫と人間が一緒に、長く健康的に暮らすことを考えたら、このようなリスクの知識や適度な距離感は大切だ。

愛も考えてみよう

ところで、冒頭で書いた恋と愛の話、もうひとつの「愛」はどうだろうか。

こちらも調べてみると、「愛とは、ありのままの相手を受け入れ、幸せや成長を願うこと」とあった。他にも、自分の気持ちよりも相手の気持ちが優先で、見返りを求めない慈しむ心。と、ある。

美しい…こちらは非常に美しい。

愛も考えてみよう

つまりは、自分の気持ちを受け入れて相手にも愛して欲しいと求めるのが恋で、無償で相手を大事に思い、ただただこちらから包み込むのが愛ということになる。

愛と恋の違いがわかったところで言いたい。

「猫吸い」をなかなかやめられない私は、猫に対してゴリゴリに「恋」をしている。しかし、自由奔放すぎる先方の猫たちとの意思の疎通が困難なため、「愛」に切り替えざるを得ない状況だ。

彼らはにゃんにゃんと擦り寄ってきたかと思うと、次の瞬間には超冷ややかな目線をこちらに送り、「アンタなんか相手にするわけないでしょ」といったテンションでスルリと腕の中から逃げる。そんなことは日常茶飯事。

そんな気分屋さんの性質も受け止めつつ臨機応変に、「恋」と「愛」のハイブリッドで今後も猫ズと仲良くさせてもらいたいと思う。


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