はじめましての方もはじめましてじゃない方もこんにちは。ミニマリスト で猫狂の阪口ゆうこです。
うちには猫が二匹いて、それが見事なまでに白と黒。「ミニマリストらしい」なんて周りに言われるくらいのハッキリクッキリのモノクロペアだったりする。
白猫は「招き猫」のイメージで、縁起の良い福々しい猫として昔から親しみがある存在だ。他にも有名な白猫はいる。日本が誇るアイドル白猫、ハローキティ。
いにしえから絵本界の重鎮であるノンタン。おおらかで近づきたくなる存在なのが白猫だ。
しかし、白猫の生態を調べてみると、何やらいろんな特性や特徴があるらしい。
今回は白猫の不思議を書こうと思う。
実はすごい白猫
白猫の遺伝子はとても強く働くため、親猫のどちらかが白猫だったら白猫になる確率がかなり高いのだとか。例えば、うちは黒猫と白猫がいるが、このカップル2人の間に子どもがいたら、全て白猫になる確率が高いという。ホワイトの遺伝子さえあれば、全てを白猫にするという力があるらしい。なんだろう、全部を白に塗り替えていくというその遺伝子の強さ、得体の知れない怖さすら感じる。

毛色を決める遺伝子はもっともっと複雑なのだが、わかりやすく説明するためにここでは超簡略化して書いています。
白猫には二種のタイプがある
外見が白い猫には2種類あって、我が家の猫のような単純に白色の毛柄の猫と「アルビノ」という種類がいる。
「アルビノ」は、そもそも先天的な色素を作る遺伝子を持たない白猫の事なのだとか。
この「アルビノ」は、個体数がかなり少なく珍しいらしい。特徴でいうと、その見た目の真っ白な姿の美しさとは反して、メラニン色素を持たないことで、とても紫外線に弱く、体が丈夫とはいえない。

猫は日差しを受けてひなたぼっこをするのが好きな動物だけど、「アルビノ」に関しては、紫外線を短時間受けるだけでも、皮膚が火傷してしまうので、ひなたぼっこのような猫が好むような行動も、飼い主は注意してあげなければいけないのだとか。
可愛いしかないキトゥンキャップ
不思議なことに白い毛色の猫は、子猫の時に高い確率で、頭のてっぺんに黒いぶち模様がある。

これは「キトゥンキャップ」と呼ばれ、潜在的にある他の毛柄の遺伝子が長期期間限定で見られる状態なのだとか。大人の猫になるにつれ自然に消えていく。
我が家の白猫もこの「キトゥンキャップ」を、頭頂部に持っていたのだが、1年ちょっとすると自然となくなっていって、家族みんな寂しい気持ちになった記憶がある。

キトゥンキャップはとても可愛くて、見るたびに頬を寄せたり、指でピコっとボタンのように触れたりは日常茶飯事。愛おしさが超越して、わりとしっかりした吸引力で頭頂部を猫吸いをしたこともある。
ちなみに、この模様はいつの間にか消えてなくなってしまうので、「ゴーストマーク」とも呼ばれるらしい。
白猫には性格の偏りがある?
野生の中で暮らしていると「白」という単色の体は、狩りの際にも敵から身を隠すのにも、自然界の中ではどうしても目立ちすぎて不利。
そのせいで、どうしても注意深く、警戒心も強く、何事にも慎重繊細になってしまう性格にならざるを得ないのだとか。

それを調べてガッテン納得。我が家の白猫も警戒心が強く慎重派、掃除機は3年経った今でも「敵」のスタンス。
長細い奇妙な形な上に、ぶおおおおおおお!と大きな音を立てて「毎朝何をしているか謎なヤツ」に対して、耳を伏せ気味でキャットタワーの上段にヒラリ。
万が一ご乱心を起こした掃除機が襲ってきても届かない高いところからじーっと静観している。
掃除機をリビングに持ち込むだけで焦って逃げる白猫を見て「一体いつ慣れるんだ。」と思っていたけど、白猫だからだったのか。

ちなみに黒猫は何をしても動じない。
掃除機の先でツンツンと押しても1ミリも動かない。
この大きな差がどうしても埋まらなかったので、多くの白猫の特性だと聞くと確かに〜と納得した。
我が猫といえば
上記で書いた通り、白猫はその目立つ見た目から自然界では不利な存在。我が家の白猫はそれを理解してなのか、我が家に来て早々に潔く野生を捨てた。

これは本当に不思議なのだが、保護猫団体の方々と一緒に我が家へやってきた白猫は、私たち家族4人には一目あったその瞬間からベッタベタに懐いた。
猫が入ったケージに手を差し込めば、猫は瞬時に反応し、私たちの手のひらに顔や体を押し寄せてスリスリと。一瞬で我が家族の目はハートになり、動悸が起こり、その場で身悶えるほど恋に落ちてしまった。
団体の方々が、飼い主と相性をみるためのトライアルのつもりで連れてきたにも関わらず、その懐きっぷりに驚いてそのまま置いて帰ったのである。

保護猫団体の方々が帰宅した後「うちは白猫ですから、外ではやっていけませんよってに、こちらで長くお世話になりまっさ。」そんなセリフが聞こえた気がした。
しかし、それからは驚きの連続だった。我が家の白猫は私たち家族以外には一切懐こうとしなかったのだ。
友だちがよく遊びに来る我が家だが、私たち家族以外には触れさせないどころか、棚の奥に身を潜めて姿を見せようともしない。
私たち家族だけに見せるあのベッタベタはなんなのか。初日からかっ飛ばして懐いてくれたのは、手っ取り早く安心して生きていくための戦略だったのか。
まぁ、理由はなんでもいい。とにかく飼い主として白猫に認めてもらえたのが嬉しい限り。
今となってはいることが当たり前でいない生活なんて全く考えられないのだから。
はじめまして。
アルビノの発現率を調べていて目について辿り着きました(笑)
ぢつは…最近保護した白猫三姉妹が、アルビノ白猫でして、昔私が小さい時にもアルビノ白猫が家に居て。
そんなに珍しいモノだとは思いもせず…
言われて気になって、アルビノ白猫の発現率を調べていました。
ウチは、最近保護したそのアルビノ白猫の三姉妹とその母猫のキジ猫、先住の三姉妹の兄のキジ、他に完全黒、白抜け無しの茶とら、麦わら猫、サイベリアン白猫、茶白、と10頭が暮らしています。
全て保護猫です。
毎日大変。。。
先住6頭でも大変だったのに、そこにアルビノ白猫三姉妹と母猫。もうね、アホかと(笑)
YouTubeでも始めるか(笑)
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