はじめましての方もはじめましてじゃない方もこんにちは。猫狂のミニマリスト阪口ゆうこです。
残暑が厳しく、体が汗でコーティングされて四六時中ペチペチしている。そんな方は少なくないはず。私もちょっと外を歩くだけですぐに汗が滲み出てペチペチしてしまいます。首も腕も背中も、ありとあらゆる関節の内側すべても。
今日は、連日の猛暑に悩まされる日本人を代表して言わせてもらいます。
そんな時は風呂です。日本人の心、日本人の文化、心も体も水で洗い流してくれる風呂一択です。そして、さっぱりと綺麗になった体でビールをいただくのです。かたわらには愛猫!くうっ!たまらん。
ということで、汗をかいた日はもちろんだが、朝から夜まで完璧なる引きこもり生活をして汗をかいてない日も変わらず、風呂上がりに冷たいビールを飲むのが何よりの幸せ、という私。
お風呂上がり至福の時間に不思議な猫の行動を発見したのでその話をします。
ある日気づいた猫の珍行動
「何度も書かなくてもいいよ」という声が聞こえそうですが、今一度書きます。
1日の汗を流してさっぱりとした体で飲むビールは、この世の何事にも変え難い至福です。
お風呂に入る前に冷蔵庫から冷凍庫に移動させた、ギンギンどころかギャンギャンに冷えた缶ビールを開けながらリビングのソファにドカッと座る。
一口目が喉を通過する前に、勢いよく二口目三口目をグビグビと流し込み、言葉にならない叫びを噛み締める。
ちなみに、この世の全てを対象に「人生の幸せランキング」を番付すると「一日終わりのビール1缶目」がダントツの一位である。約20年間不動の一位。
そんな風に幸せで悶えていると、かたわらにいた白猫がザリザリ・・気づくと私の腕を舐めている。
「え、え、ちょっと待って。さっき体洗ったところなんだよ。舐めないで。」そう思ってふわっと腕を離す。そうすると、猫は腕を追って再びザリザリと舐め始める。
私はボディクリームもなにも塗らない派で、さらに申せば滅多に石鹸などを使わない派ゆえに、猫に害は少ないと思うが、地味に痛い。猫のベロのトゲトゲってば絶妙に鋭利。
そして、翌日も至福の麦酒グビグビタイムに同じ現象が起こった。白猫はお風呂上がりの私の腕の匂いをふんふんと嗅いでザリザリと舐める。
そして、次の日も、その次の日も…。
グビグビとザリザリのコラボが当たり前になりつつあったある日、何気なくグビグビタイムに起こる白猫のザリザリ動画を撮ってSNSに載せてみた。そうしたら、思いのほかたくさんのコメントがいただけた。
珍行動に対してのSNSでの反応
“自分の匂いが消えてるー!”
“急いで付けなきゃって状態ですね。 ”
“うちの2匹いる猫のうち1匹だけが同じ感じです、しかも家族で私と長男の風呂上がりだけを狙ってきます。 ”
“うちも凄いです。黒猫ペロリスト。 ”
“シャンプーとかボディソープの変な匂いを舐めとってくれてます←多分。 ”
“猫さんから見たら、なんか変なニオイ(ボデイソープとか)ついてる。主さんの匂いが消えてる!大変大変!なんでしょうね。笑。 ”
…けっこういた。
同じように、お風呂上がりに猫に襲われている猫飼いさんたちが。
そして、その珍行動を受け入れるどころか、それを悦びにしている猛者たちが。
SNSで反応を見た結果、どうやら、我が家の白猫だけの特性ではないらしく、多くの猫たちにある行動らしい。
気になって調べてみた
SNSのコメント欄に目立ったのは「飼い主にシャンプーなどの自然以外の匂いが付いているから舐めとっている」という意見。その意見を見て、この行為は愛情なのかと気になり、ネットで検索をしてみた。
検索窓に「風呂上がり 猫」…と、打つや否や、次に出てきた予測変換は「風呂上がり 猫 舐めてくる」だった。
なんということだ、私のしょうもない猫まみれSNSのレベルを大きく超え、全国規模でみんな不思議がってんじゃねえか。
そして検索した結果、数々の一般の猫飼いさんのインスタグラムやX、質問サイトの発信に繋がった。
「なぜか風呂上がりに猫が手を舐めてくるんです」とか、「お風呂上がりに顔を激しく猫が舐めてくるのですが…」とか、「誰か教えて、猫がお風呂上がりに足を執拗に舐めてくるんです」とか。
まさにみんな「風呂上がり 猫 舐めてくる」に、疑問を抱いていた。私と同様、調べまくっていた。
中には「毎日風呂上がりに猫が舐めてくるのが可愛くて自由にさせていたら、肌荒れを起こしました。」という、可愛さが余っての悲痛な叫びもあった。
しかし、そんな疑問の書き込みはたくさん発見できたが、確固たるアンサーっぽいものは見つからなかった。有識者の方の発信が見当たらなかったのだ。
「舐める」にはネガティブな意見は見つからなかった
しかし諦められず、お風呂上がりというワードを省いて「猫 舐める理由」を検索して調べてみた。
そうすると、動物病院のホームページや獣医さんのコラムで多数発見できたのが、「愛情表現を示す仕草として舐めている」や、「舐めることで安心感や満足感を得たい」「舐める仕草そのものが気持ちが落ち着き、リラックスする行動」という意見が多かった。
「愛情表現などの理由がある一方で、つい舐め取りたくなるような匂いがするから」という意見もあったが、それも猫が飼い主に対して親しみを思ってのことと捉えられる。
猫が人を舐める理由としてはネガティブな理由は見つからなかった。
しかし、猫飼いとしては猫が舐める行為に気をつけたいことも多い。冒頭でも少し書かせてもらったが、猫に害があるリスクも考えられるのでボディクリームや化粧水をつける習慣がある方は注意した方がいいだろう。
そして、「毎日風呂上がりに猫が舐めてくるのが可愛くて自由にさせていたら、肌荒れを起こしました。」という、愛と痛みの狭間で揺れる被害者がこれ以上出ないよう、自分の管理もきっちりとしたいところだ。お互い健康を確保した上で愛情を与え合ってほしい。
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