はじめましての方もはじめましてじゃない方もこんにちは。猫狂でミニマリストの阪口ゆうこです。
いよいよ12月も半ば。SNSでも大掃除のショートムービーやライブが一気に増えた。
が、筆者は大掃除はやらない派閥である。その理由はズバリ、「寒いから」だ。
どうだ、シンプル過ぎて言葉が出ないだろう。
10代の時から「明日から本気出す」
が口癖だった人間は、大掃除も暖かい季節の自分に希望を託すのである。
しかしここ数年のデータでは、春は春で忙しいと言って大してやらず、夏は夏で暑いと言って気合いが入らず、秋は秋でやらない理由がないのにやらずで1年が過ぎる。もう笑うしかない。
しかしこんな私でも、猫の大掃除はやる。
人間の大掃除と比べて小規模というのもあるが、快適な猫ライフのためには必須だと思っている。
猫の大掃除が必要な理由
猫の大掃除が必要な理由は、「猫に長生きしてもらいたいから」この一択だ。
単純に、家が清潔だとウイルスや寄生虫が増えにくくなる。猫も人間と同じで、感染症や病気にかかるリスクがグッと下がるのだ。
それに、人間も清潔な環境で暮らして病気にかからないよう気をつけなければならない。

飼い主である人間が元気でないと、猫も快適には暮らせないからだ。
全ては繋がっている。
今回大掃除したのは、以下の6箇所である。
フードボウルは念入り洗い
我が家の猫たちのフードボウルは、特殊な突起がついた陶器製だ。これは白猫が早食いで嘔吐を何度も繰り返すために買った。

このボウルにドライフードを入れると、突起の間に入り込む。食べる時は舌でドライフードをすくって食べるので一粒ずつしか口に入らないのだ。
必然的に食べる速度はゆっくりになり早食い防止に繋がる。このボウルに変えてからは吐く回数は明らかに減った。
黒猫はほとんど吐かないタイプなので、完全なるとばっちりを受けた形になるのだが、この器を使いはじめてからは体重増加の注意を受けなくなるというメリットがあった。健康で長生きしてもらうためにもまだ使い続けたいと思う。

ということで「来年も健康であーれ」と願いながら、念入りに洗浄する。いつもは水洗いだけだが、突起の部分の汚れが気になるので中性洗剤を使った。
気を付けるポイントは、洗剤が残らないようにすすぐこと。ついでに、フードボウルの保存容器も洗った。これにて完了。
キャットタワーは最初が肝心だった
キャットタワーは黒猫が我が家にやってきた同時期に購入した。
当初、猫飼いの先輩たちにキャットタワーの選び方を聞いたところ、「キャットタワーは消耗品」という共通認識らしき意見をもらった。
日常的に猫が登ったり跳んだりする場所なので「引くほどズタボロになる」と聞いた。支柱では爪を研ぎ、ロフト部分は毛に塗れ徐々に黒ずんでいく。

大体の家庭がリビングや居間のような多くの時間を過ごす部屋に置くので、タワーの「ボロ」が目に入るたびに切なくなり、新しいものを買うことになると。
我が家はその諸先輩方の「共通認識」を頭に置いて、爪研ぎができない支柱でロフト部分は専用シートのあるタワーを選んだ。

デザインも重視したため、お財布に優しくない価格に目をひん剥いたが、思い切って買って良かったと思っている。見た目が大好きなまま4年目に突入した。

こちらは専用シートを購入して、張り替えるだけ。張り替える際には念入りに拭き掃除を施す。これにて完了。
猫トイレは3代目
ステンレス製の桶のようなトイレを使っている。このトイレは3代目だ。
1代目は2層構造のトイレを使っていた。水切りカゴのような重ねて使う仕様になっていて、下の層には専用の給水シートを敷いて、上の層は猫砂が落ちないようにザルのような形状になっていた。
これが、めちゃくちゃ相性が悪かったのだ。それも猫ではなく、飼い主である筆者と。
まず、猫砂が驚くほど飛び散る。毎朝猫のトイレを掃除する際に、床に撒き散らかされた猫砂を拾い集めることがとんでもないストレスになった。観察していると黒猫が暴れるように猫砂をかくタイプだと知ってすぐに変えた。
次に購入したのは、初代のトイレに屋根がついているタイプだ。これも相性が悪かった。これも猫ではなく筆者とだ。
こちらに関しては、屋根がついたことでパーツが増え、掃除が大掛かりで複雑になった。屋根を外して、上のザルの層を使い古した歯ブラシも使って洗い、下の層も洗い、テキトーでありながらも屋根の部分を洗って、全てを干して乾いたら組み立て…よくやってたな(遠い目)。
次第に洗浄と洗浄のスパンは開いていった。プラスチック製だったのもあり、匂いの染みつきも強かった。2匹目を迎えて同じトイレが2台並んだ時期もあったが、発狂するくらい掃除が面倒くさかったので思い切ってやめた。

そしてこれが3台目の猫トイレである。こちらは本気でオススメできる。
深めなので初代の猫砂飛ばしは驚くほど減った。朝の掃除の際のため息も無くなった。何の工夫もない桶のような仕様なので、洗うときはこれひとつだけを洗うという簡単さ。

そして、匂いがつきにくいステンレス製でミニリスト垂涎のごっついシンプルなデザイン。
控えめに言って最高である。

こちらも中性洗剤とスポンジを使って新しい猫砂を入れて大掃除完了。
来年も元気でいっぱい遊ぼうね。そんな願いを込めて大掃除は完了した。
たった3箇所でも念入りに掃除をすると、気持ちも新鮮になり飼い主としての意識も高まる。猫と暮らす方には是非ともオススメしたい。
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