爪切りが嫌い、という猫ちゃんはとっても多いです。
爪切りの気配を察知すると姿を隠してしまう猫ちゃん、抱きかかえただけで大暴れの猫ちゃん。なかには飼い主さんに噛みついてしまう猫ちゃんも……。
今回は猫ちゃんの爪切りに苦戦する飼い主さんのために、「エリザベスカラー」と「SUWADA猫用爪切りニッパー」を使ったスムーズな爪切り方法を解説します。
猫の爪切りのやり方と頻度
猫ちゃんの爪はとても鋭く、じゅうたんやカーテンにひっかかりやすい構造になっています。爪切りを嫌がるからと放置していると、巻き爪になったり、どこかに爪を引っかけてケガをしてしまう危険があります。
また、遊びに夢中になって同居の猫ちゃんや飼い主さんを傷つけてしまうことも。家具や壁をボロボロにされて困っているという飼い主さんも多いかもしれませんね。
爪切りには、猫ちゃんの尖った爪先を切り落とす役割があります。猫ちゃんが自分で爪とぎをしていても、爪切りは必須なのです。
猫の爪の切り方
まずは、猫ちゃんの爪切りの基本的なやり方を知っておきましょう。できれば猫ちゃんを抑える人、爪を切る人の2人体制での爪切りが理想的です。
- 後ろから抱きかかえて落ち着かせる
- 肉球をやさしく押して爪を出す
- 外側から順番に尖った部分を2~3mmほど切る
- オヤツのご褒美をあげる
猫ちゃんが嫌がって暴れなければ難しいことはありませんね…。
猫の爪切りの頻度
おおよそ2週間~1か月に1回くらいの頻度で爪切りをします。爪の状態をこまめにチェックし、「伸びていたら切る」ようにするのがおすすめです。
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爪切りで暴れる猫にはエリザベスカラーをつけてみる
猫ちゃんは足先を触られることをとても嫌がります。爪切りが嫌、というよりは身体を固定されること、足先を触られることが嫌で暴れているのかもしれません。
爪切りで暴れてしまうときは、バスタオルで身体を包んで落ち着かせます。また、タオルで顔を隠すと大人しくなるという猫ちゃんも多いです。
それでも飼い主さんを噛んでしまうようならエリザベスカラーを使ってみましょう。
エリザベスカラーを着けて爪切りする方法
▲軽くて柔らかい猫用エリザベスカラー スタンダードタイプ
エリザベスカラー着けると視界を遮って落ち着かせるだけでなく、噛まれにくくもできます。透明なタイプではなく、視界を遮れて当たっても痛くない布製のものがおすすめです。
猫ちゃんがリラックスしているときに、後ろからそーっとエリザベスカラーを差し込み、首の後ろで留めます。やさしく撫でながら抱っこして、すばやく爪を切ってしまいましょう。
獣医さんも、猛烈に暴れる猫ちゃんの爪切りをするときはエリザベスカラーを使っているそうですよ。
「噛まれない」という安心感があるので、飼い主さんもリラックスできますね。
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切れ味のいい爪切りなら嫌がらない
猫ちゃんが爪切りを嫌がるもうひとつの理由は、爪を切ったときの「音」と「振動」が怖いということが考えられます。
一般的な爪切りだと、切ったときに大きく「バチン」と音がして、けっこうな振動もあります。猫ちゃんはそれを嫌がっているのかもしれません。
そんな猫ちゃんには、できるだけ切れ味のいい爪切りを使いましょう。
爪切り嫌いの猫ちゃんにおすすめのSUWADA
▲SUWADA猫用爪切りニッパー【国産】ちょい切り対応モデル
切れ味がいい爪切りは、切った時の音も振動も少なく「しとっ」と切れるので猫ちゃんへの負担が少ないんです。
なかでもおすすめしたいのは「SUWADA猫用爪切りニッパー」。人間用の爪切りが有名な諏訪田製作所製で、職人さんのこだわりが随所に光る逸品です。
小さな力でスパッと切れて、断面もツルツル。市販の爪切りはダメだけど、SUWADAは爪を切られてることに気づかないという猫ちゃんもいるほど。愛猫ちゃんの安全と健康のために、爪切りにこだわってみるのもいいですね。
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どうしても嫌がる・暴れるときは動物病院へ
「エリザベスカラーを使う」「スパッと切れる猫用爪切りを使う」を試しても、どうしても猫ちゃんが嫌がって暴れてしまうときは動物病院へ連れていきまそしょう。
無理やり押さえつけて爪切りをしてしまうと、ますます爪切りが嫌いになってしまうし、飼い主さんに対して嫌な印象を持ってしまうかもしれません。
獣医師なら保定に慣れていますし、血や神経の通うクイックの見分け方も熟知しています。爪切りの料金相場は500円~1,000円ほど。無理をせず、健康チェックついでに動物病院に頼ってみましょう。
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まとめ
猫ちゃんにとって爪切りは必要なものですが、爪切りを嫌がる猫ちゃん、暴れる猫ちゃんはとっても多いです。
飼い主さんにとっても爪切りが「嫌なもの」になっていないでしょうか?
「どこまで切っていいかわからない」「噛まれそうで怖い」「ひっかかれて傷だらけ……」というお悩みもよく耳にします。
まずは猫ちゃんに落ち着いてもらうこと。しっかりと抱っこをして、爪の尖った部分を2~3mmだけちょい切りする。そうすれば、爪を切りすぎることはありません。
猫ちゃんがどうしても暴れて噛まれそうなときは、エリザベスカラーを使ってみます。できれば2人体制で、オヤツなどのご褒美をあげながら爪切りに挑戦してみましょう。
それから、切れ味のいい爪切りを使うのもコツです。切れ味がいい爪切りはパチンという音も振動も少ないので、猫ちゃんも暴れにくくなりますよ。
猫ちゃんと飼い主さんが安全に暮らすには、爪切りは必要です。爪切りを嫌がる猫ちゃんには必ず理由があります。猫ちゃんにぴったりの方法を見つけて、爪切りを楽しい時間にできるといいですね。
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