ひとりとして、全く同じ毛柄の子がいないと言われている「サビ猫」。かつては、「雑巾猫」なんていう失礼極まりない呼び方をされていたこともありますが、とんでもない。一緒に暮らしていると、ふとした瞬間に「サビ猫ってええな…」と思うことが多々あります。
今回は、自称サビ猫の魅力浸透委員会会長の私が思う“サビ猫の魅力”を紹介。ぜひ、“サビ沼“に溺れてください。
サビ猫の魅力①ふとした瞬間がアーティスティック
サビ猫がいると、なにげない日常のワンシーンが芸術的に見えるから、あら不思議。例えば、キャットステップに、ただ座っているだけでも絵になるんです!
見てください、この美しさ!!(鼻息荒め)ただそこにいるだけなのに、いつもの空間がなんだかオシャレ見え。存在しているだけで、彩りをもたらしてくれるのがサビ猫さんのすごさなんです!(力説)
ご覧あれ。キャットウォークから、こちらを見下ろしているだけでも、この美しさ。(ちなみに、アイスを食べているところを監視されている時です)
あれ?我が家って、こんな素敵空間だったっけ?と、写真を撮るたび頭の中が「?」で埋め尽くされます。サビ猫効果ってすごい。
サビ猫の魅力②見る角度によって新しい発見をくれる
サビ猫の毛柄は描くのが難しいと言われますが、「たしかにそうだよなあ…」と感じる瞬間が日常の中では、たくさんあります。
「サビ柄」と一口に言っても黒多めだったり、お顔に特徴的な模様があったりと個性は様々。私はジジを初めて見た時、ハイライトを入れたような鼻の柄が個性だなあと思っていましたが、ある時、フォロワーさんから「眉毛あるんですね!」と言われて、ビックリ。
よく顔を見てみると、本当に眉毛があって「もう人間やん…」ってなりました。
お迎えからだいぶ経って気づいた眉毛はなぜか、写真に現れる時と現れない時が…。もしかしたら、変幻自在に現わすことができる柄なのかも。摩訶不思議な仕組みの解明に努めるので新事実が分かったら、またお伝えします!
あ!そうだ。今回は特別に、ジジがひた隠す毛柄の秘密をひとつ教えちゃいましょう。それは、お腹の一部にだけ、白い毛が生えていることです。
デリケートな場所であるからか、写真を撮ろうとすると「許さん!」と去って行ってしまうので、お見せできないことが残念…。
白い毛があるってことは、もしかして“三毛猫さん見習い”みたいな感じなのかな。知れば知るほど、毛色や毛柄の謎は深まるばかりです。
サビ猫の魅力③猫らしくない「たぬき」っぽさ
うちの子は、フォロワーさんから「たぬぽん」「たぬちゃん」と呼ばれるほど、たぬき味満載な見た目。このたぬき感が、下僕からすればたまらなくかわいい!
特に、たぬき感が強いのは縞模様の尻尾。ふと目に入るたび、「今日もたぬきしてんなあ」と、ほくほくします。
Xではフォロワーさんと、「ジジはたぬきなのか、それとも猫なのか問題」で、じゃれ合うことも。そんな光景をジジは、もしかしたら不満に思っているのかもしれないけれど、「グレーゾーン」な愛猫の全部が大好きです。
あと、ジジは、ちょっぴりおニブさんで猫らしくない運動神経なので、より一層「本当に猫なんかな…」と疑問に思います。(本ニャンに尋ねても教えてくれず…)
もし、本当にたぬきだったら、葉っぱを1枚分けてくれないかなあ。私も猫に変身して、みんなとスリスリのコミュニケーション取ってみたいんだよ~!…日々、そんなお願いをする私のことを、きっとジジは「うぜえやつ」と思っていることでしょう。
サビ猫魅力④自分のことは後回しな健気さがある
これは完全に主観なので、「うちは違うわ」という方もいると思いますが、ジジや猫カフェでサビ猫さんと触れ合うと、他の子を優先する優しさを持っている子が多いように感じます。
それなりに主張はある。でも、誰かを押しのけてまで自分の主張や感情を貫こうとは思わず、一歩引ける優しさを、サビ猫さんは持っているような…。
私がジジと暮らす中で特に「優しいなあ…」と感動したのは、友人が赤ちゃんを連れてきた時のこと。自分がいつも寝ている椅子に、友人が赤ちゃんを寝かせた時、ジジは小走りで赤ちゃんのそばにやってきて匂いをクンクン。
守るべき存在と本能的に思ったのか、時折背伸びをして赤ちゃんの様子を確認したり、椅子の傍で佇みながらじっと警備をしたりと、“お姉ちゃん”な姿を見せてくれました。
あと、ジジはどこか達観していて、同居猫や私たち人間の行動を冷静に見てもいます。いわゆる、“ずる賢い”ってやつです。
例えば、おやつを取り出した時、他の2ニャンは物音を聞きつけると、すぐに足元へ来て「わ~い!おやつ!」と喜びますが、ジジは開封するまで、決してそばに来ず…。
「本当にくれるんでしょうね?それが分かってから行くわ」と言っているかのような態度を見るたび、むむ、賢いなあと感心してしまいます。
Xを始めて10年。最近では、「ジジちゃんを見て、サビ猫のかわいさを知りました」とか「ジジちゃんがかわいくて、うちもサビ猫を迎えました」と言ってもらえることも多くなりました。
「サビ猫の魅力を伝えたい」「幸せになれるサビ猫が、もっと増えてほしい」と思って、Xをやり始めた私にとって、そういった言葉は宝物になります。
「あなたがいてくれたから幸せになった子もたくさんいるよ」とジジに伝えながら、これからもサビ猫好きを増やしていきたい。みんなで、一生抜け出せない“サビ猫沼”にハマりましょう!(笑)
我が家のサビ"琥珀"は2代目。先猫が虹の橋🌈を渡った時、次にお迎えするのは、どんな子がいいか悩んだけど結局サビにしました。親バカですが、お利口さんで人間の言葉が分かるみたいw大好きな娘が帰宅すると尻尾ピーン
サビってやはり変わった柄なんですね。何処か親しみやすいです。
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