在宅ワーク中の悩みといえば、愛猫の「構ってアピール」。我が家では、なぜか記事執筆中だけサビ猫のジジが甘えモードになり、パソコン画面の前へ。ほぼ毎日キーボードを踏み荒らし、ねこ語での原稿制作に励んでくれています。
一度かわいがられたことで”執筆の妨害”がルーティンに
フリーライターの私は、自宅で記事を執筆するのが日常。持病があるため、この働き方ができるのはありがたいですが、在宅ワーク中のネコハラ日々、悩まされています。
記事執筆中、キジトラ猫のコタロウと茶トラ猫のレオンはスヤスヤお昼寝してくれているので助かりますが、ジジだけはなぜか甘えモードに。

甘えてほしい時や構ってあげられる時には、「あら?私は忙しくってよ」みたいな顔をしてテレビ横に挟まったり、私とちょっぴり距離を取って眠ったりするのに、なぜ仕事中だけ…と、いつも不思議に思います。

この行動が習慣化したのは、ある日、いつものゆっくりした足取りとは違い、足早にキャットステップを駆け上がり、パソコン前に来たジジを思いっきりかわいがったことがきっかけでした。
最初は「仕事やるんやで」との強い意志で構いたい気持ちを抑え、原稿を執筆していましたが、ジジは頭を体にスリスリしたり、おまんじゅうのような手で私の顔を叩いてきたりと実力行使!

普段は自己主張があまり激しくない子なので、そのアピールがとてもかわいく、「そんなに私のことがちゅきなの~?構ってほちいの~?」とハグをし、抱っこもし、ベッタベタに甘やかしました。
それが、いかんかった。きっとその瞬間、ジジの中で「パソコンの前で甘えると、こうかばつぐんだ!」と学んだんでしょうね。以来、ジジは私がパソコン前に座るたび、「これは甘える時間~♪」とばかりに、早足で目の前にやってくるようになりました。
私が心を鬼にして、実力行使的な構ってアピールをスルーすると、ジジは新たな作戦出ます。目の前で「あ~、足を伸ばしてゆ~っくり歩こう。こんなに、ゆ~っくり歩いてたら触られちゃうかもしれないなあ。仕方ないなあ」とばかりに、何度も足を伸ばしては右往左往します。策士すぎんか…?

一生懸命考えたその作戦がかわいくて、つい構ってしまうのですが、その時にテンションがあがり、キーボードを踏み散かすことが…。
最初は「お仕事中だからキーボードは踏まないよ~」と伝えていましたが、何日か注意していると、「この子はただ甘えたいだけなのに、それを注意する私って最低では…?」と思えてきたので、捉え方をチェンジ。
そうだ!ジジには、もう思いっきりキーボードに乗ってもらおう。そして、書いてくれた原稿はSNSで発信して、みんなに解読してもらおうと思いました。
ねこ語の原稿を「ChatGPT」に解読してもらった
何度かジジに原稿を書いてもらうと、彼女が踏みやすいキーが分かるようになり、なんとなくほっこりした気持ちに。フォロワーさんや知人にも、「猫ちゃんの原稿、おもしろいから続けてほしい」と楽しんでもらえ、ネコハラ最高やん…と思えるようになりました。

ジジが書いてくれる、ねこ語の原稿は毎回ユニーク。たまに、ハイボールでテンションが上がった吉高由里子さんを彷彿させるような「うい」も出てきます。
今日も、おキャット様が書いてくれました👇最後、吉高由里子さんいるなw…
— ゆあ | ライター🖊 (@yunc24291) May 27, 2024
人間では決して並べられない言葉や記号の羅列を見ていると、“解読したい欲“がウズウズ。
…よし。全力で解読してみよう。そう思い、頼ったのは何かと話題の「ChatGPT」さん。困った時は、他力本願な私です。
賢いAIには一番難しそうなねこ語を解読してもらおう。途中で挫折するといけないので、「ChatGPT」さんには事前に“非常に優秀な翻訳家”と自信をつけさせて、ジジが漢字変換を器用に使いこなしてくれた原稿を「解読してください」と頼んでみました。

しかし、出てきたのはショッキングな言葉。

む、無意味な文字列だと…!!!!失礼な!おキャット様に謝ってくださいよ!きっと、ここにはおキャット様の心の叫びが詰まってんだよ!
そう憤りながらも、なんとか解読してもらいたい私は「ChatGPT」さんに補足情報を提供することに。具体的な内容が欲しいと言っていたので、特別サービスで猫がキーボードに乗ったことも教えました。
大人げもなくムキになってしまった状態で、再度「ChatGPT」さんに質問。しかし、返ってきたのはやはり「意味を持たない文字裂」という悲しい言葉でした。(当たり前だ)

最初の返答に対して「意味はあるんだよ!」と怒ったからかな。心なしか「ChatGPT」さんの口調が柔らかくて、なんか心に刺さる…。
解読不可能な“ねこ語”の意味を自己解釈で解き明かす
やっぱり、日頃から一緒に暮らしているおキャット様の言葉を解読できるのは世界中で私だけなのかもな。よし、絶対に解読してやるぞ。そう思い、「ChatGPT」さんに丸投げしようとしたねこ語の翻訳に取り組みます。

Q.次のねこ語を、人語に訳しなさい。
「63++++++++++ウy7宇y7宇y7宇y7宇y7宇y7宇y7宇y7宇y7宇y7宇y7宇y7宇y7宇y7宇y7宇y7宇y7宇y7宇y7宇y7宇y7宇y7宇y7宇y7宇y7宇y7宇y7宇y7宇y7宇y7うy7うy7うy7うy7うy7うy7うy7うy7うy7うy7うy7うy7うy7うy7うy7うy7うy7うy7うy7うy7うy7うy7うy7うy7うy7うy7うy7うy7うy7」
えっと、63はキーボードを見ると、「お」と「あ」っていうひらがなも横に書かれてるから、これはきっと「おあ」だ。あ…!この日、私、青い服着てた気がする。うん、そういうことにしておこう。(記憶の捏造)もしかしたら、ジジはそれを表現しようとしたんかもしれん。てんしゃい。

その思考でいくと、7はキーボードを見ると「や」って書かれてるから「ウy7」は「ウニャ」かもしれんな。文字で鳴き声を表現できるなんて、賢すぎる。てんしゃい。
んー…、残る謎は+か…。あお+うにゃってことは、あお(=私)+うにゃ(ジジ)って感じ?あ…!ニコイチ(古い)って言いたいのかもしれん!!ジジ、やっぱり私のこと好きすぎるだろ!!かわいい。てんしゃい。最強にぷりちーだわ!
…結局、こんな私得でしかない解釈に落ち着き、満足する私。「これからもニコイチでいようね!大好きだよ!」と頬ずりする私を、ジジは心底冷めた目で見つめていました。
こんにちは。我が家には三毛猫の女の子がいて、ぽぽねこさんの首輪にはお世話になっています。いつもぽぽねこさんの読み物ですごく勉強になったり、ほっこりしたりしてますが、古川さんの読み物は本当にかわいかったり、へぇー‼️と思ったりしながら読ませてもらっています。今回の、ねこ語の解釈、本当に笑いました。次の読み物も楽しみにしています。ほっこりと笑いをありがとうございました。
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