「猫って意外とニャーって鳴かんな」 多頭飼いが語る“理想”とは違った猫飼いのリアル”

「猫って意外とニャーって鳴かんな」 多頭飼いが語る“理想”とは違った猫飼いのリアル”

猫と暮らしたら、あんなことやこんなことをしたいな。多頭飼いなら、みんなで仲良く猫団子…みたいなキャワイイ光景も見られそう…!

そんなワクワクを抱きながら、私は3匹の愛猫たちとの多頭飼いライフをスタートさせました。でも、その先に広がっていたのは、理想とは少し違う猫ライフ。つくづく、おキャット様って人間が考えているよりも奥深くて、自由な生き物なんやなと実感したのです。

理想とのギャップ①「全然、猫団子にならん…」

多頭飼いの醍醐味といえば、猫同士が身を寄せ合う「猫団子」を見ながらキャッキャすることですよね(?)サビ猫のジジ、キジトラのコタロウを迎え、夢の多頭飼いライフをスタートさせた当時、私はキャワイイ猫団子を拝めることを心底楽しみにしていました。

しかし、現実は厳しかった…。時間をたっぷりかけて慣れさせたのに、2匹は超絶ド級に仲が悪く、顔を合わせれば「やんのかモード」。猫団子とはほど遠い“バチバチの関係”になってしまったのです。

理想とのギャップ①「全然、猫団子にならん…」

その後、仲裁役として茶トラのレオンを迎え、ジジたちの仲はマシにはなりましたが、猫団子は依然として見られず…。結局、我が家の愛猫たちは3匹とも別々の場所で好き勝手に寝るという自立心高めのおキャット様になりました。

その後、仲裁役として茶トラのレオンを迎え、ジジたちの仲はマシにはなりましたが、猫団子は依然として見られず…。結局、我が家の愛猫たちは3匹とも別々の場所で好き勝手に寝るという自立心高めのおキャット様になりました。

ただ、真冬になると、ごく稀に猫団子が見られることが…!でも、ホントはそこまでくっつきたいわけじゃないけど、寒さ対策として、しゃーなしに寄り添ってるんかな…とか想像すると、なんとも言えない気持ちになります。

理想とのギャップ②「鳴き声には個性があるし、ニャーって鳴かん」

多頭飼いライフを送る中で一番驚いたのは、猫の鳴き声には個性があるという衝撃の事実です。

理想とのギャップ②「鳴き声には個性があるし、ニャーって鳴かん」

声の高さや「ニャー」の言い方くらいは個性が出るだろうと思っていた無知の自分に言ってやりたい。猫は意外とニャーって鳴かないんだぞ、と。一緒に暮らす中で、私が確認できた愛猫たちの鳴き声はこちらです。

 

【ジジ】

【ジジ】
  • きゅわんきゅわん(遊びたい時や構ってほしい時)
  • ほおーーーーーー(クラッキング時)
  • きゃっきゃっ(バスマットを運んでいる時)
  • きゃ!(驚いた時)
  • ちゃー!(目が合って嬉しい時)

 

【コタロウ】

【コタロウ】
  • ぐわっぐわっ!(何かに興味津々な時)
  • んっ?んっ?(私の後を追う時)
  • わんわん!(主張したいことがある時)
  • ぐわああああああん!(同居猫のレオンを探す時)
  • ん!!!(突然触られて驚いた時)

 

【レオン】

【レオン】
  • んーーー!(不機嫌な時)
  • わーん!!!(怒られて言い訳する時)
  • んんー?(名前を呼ばれた時)
  • んうーん!(不満がある時)
  • ん“?(触られて驚いた時)

 

猫と暮らしているつもりだけど、ホントはみんな猫じゃないのかなあ…。不思議な鳴き声を聞くたび、みんにゃの正体を、つい疑ってしまいます。

理想とのギャップ③「意外とご飯の取り合いはせんのや」

多頭飼いって、ご飯の取り合いから激しいバトルになるのでは…。3ニャンと暮らし始めた当初、私はそれが心配で、食事の時間に暴動が起きないか見守っていました。(THE心配性★)

でも、我が家のおキャット様たちは大変優秀で、もとから「ご飯はみんな平等に」の精神が根付いていたようです。これまで一度も、ご飯をめぐる争いが起きたことはありません。

理想とのギャップ③「意外とご飯の取り合いはせんのや」

おやつの時も「順番ね」と言いながら、ジジ→コタロウ→レオンの順番にあげることを徹底していたら、暴れることなく、お座りをして待機してくれるようになりました。(たまに飼い主のミスであげる順番を間違えると、「え?次はこっちでしょ!」と驚いた表情をされます)

そういう賢さもすごいなあと感心するのですが、心臓病が発覚したジジに薬をあげるようになってからは、より3ニャンの賢さと優しさを痛感して胸が熱くなりました。

そういう賢さもすごいなあと感心するのですが、心臓病が発覚したジジに薬をあげるようになってからは、より3ニャンの賢さと優しさを痛感して胸が熱くなりました。

ジジへの投薬は、3ニャン共に大好きな猫用おやつ「ちゅ~る」を使用。喉から手が出るほど大好きなおやつなのに、愛猫たちは自分の番が回ってくるまで健気に待機します。 

投薬時、ジジには別皿に薬を混ぜ込んだちゅ~るをあげているのですが、コタロウとレオンが、それを横取りしようとしたことは一度もありません。

投薬時、ジジには別皿に薬を混ぜ込んだちゅ~るをあげているのですが、コタロウとレオンが、それを横取りしようとしたことは一度もありません。

もし自分が猫だったら、こんな風に相手を尊重して、じっと待てるだろうか…。3ニャンの優しい姿を見るたび、そう思い、パートナーのアイスを虎視眈々と狙う自分を反省するのでした。

理想とのギャップ④「一緒におもちゃで遊ばんのか…」

我が家の猫たちは、猫じゃらしでの遊び方が独特。食事の時と同じく、同居相手を尊重する気持ちがあるのか、なぜか同時にじゃれてきません。

いつも真っ先にじゃれはじめるのは、一番年齢の若いレオン。レオンはジャンプをする遊びが大好き。猫じゃらしを上下に動かすとピョンピョンと飛び、コミカルなポーズを見せてくれます。

理想とのギャップ④「一緒におもちゃで遊ばんのか…」

そんなレオンを横目に、じゃれるタイミングをうかがうのがコタロウ。コタロウは猫じゃらしをヘビのように動かす遊びが大好きで、両手をバタバタと出して遊びます。

そんなレオンを横目に、じゃれるタイミングをうかがうのがコタロウ。コタロウは猫じゃらしをヘビのように動かす遊びが大好きで、両手をバタバタと出して遊びます。

コタロウが手を出し始めると、レオンは「俺はもういいっす。パイセンに譲りますわ」という感じでフローリングに寝そべり、小休憩。遊びの邪魔にならない場所で、コタロウを見守ります。(あいつやってんな的な感覚なんやろか)

こうして、ひとしきり猫じゃらしを振り終わった後、ようやく「よっこらせ」と動き始めるのがジジ。さっきまで目の前で猫じゃらしを振っても無反応だったのに、突然スイッチが入ったかのように目を光らせ始めます。

こうして、ひとしきり猫じゃらしを振り終わった後、ようやく「よっこらせ」と動き始めるのがジジ。さっきまで目の前で猫じゃらしを振っても無反応だったのに、突然スイッチが入ったかのように目を光らせ始めます。

ただ、ジジの遊び方は独特。おもちゃにじゃれたい気持ちが高まって制御できなくなるのか、猫じゃらしに触らず、部屋の端から端へ猛ダッシュ。結局、おもちゃでは遊ばず、ダッシュで満足しています。

猫は、何かの枠に当てはめて「こういう動物」と断言できない生きもの。これからもおキャット様にお仕えしながら、理想とは違う予測不可能な猫ライフを楽しんでいきたいです。


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