【愛猫バカ一代】我が家の白猫は笑顔を招く招き猫

【愛猫バカ一代】我が家の白猫は笑顔を招く招き猫

はじめましての方もはじめましてじゃない方もこんにちは。猫狂でミニマリストの阪口ゆうこです。 

猫と暮らして3年半。世界の中心で中途半端に愛を叫んできましたが、今回はしっかりくっきりと猫バカ日誌を書いて愛を示そうと思っています。

担当さんにも「猫愛デレデレのコラムを書いてもいいと思います」と、お許しをいただいている。それは遠回しに、「一回バカを出しきってもいいんじゃないか」という、ありがたいお言葉にも聞こえる。

改めて我が家の猫紹介をしたいと思います。まずは白猫から。

我が家の白猫は招き猫

我が家の白猫は招き猫

白猫はゆったりのんびりした穏やかな性格で、誰が見てもおとなしい印象を持たれる。

というのも、非常にシャイな猫で、我が家にお客さんが来たら見えないところにひっそりと身を隠すから。

そしてお客さんがいる間は最初から最後まで姿を見せないもんだから、「幻の猫」と呼ばれている。

中には「まだ一度も見たことがない」「え、2匹いたの?」なんて友だちもいるくらいだ。

そんな「幻の猫」なので、姿を見せた暁にはゲストが異様な盛り上がりを見せる。

 

「わ!白猫いた!」

「スゴイ!初めて見た!」

 

ラッキーだったら見られる的な「皆既日食」とか「雲海」とか「オーロラ」とか、我が家の白猫はその類らしく、ありがたいご利益がありそうな感じで崇められる。

飼い主の私としても悪い気はしない。こんなに喜んでもらえる猫がいるんだなと毎回思う。

しかし、姿を見たからといって宝くじに当たったという友だちもいないし、不治の病が治癒したという話も聞かない。

そして多分、これからもない。

空腹時はしっかり荒れる

そんなシャイな白猫は、空腹時以外は無駄鳴きしない。空腹時に鳴いたとしても、耳を傾けないと聞こえないくらいの限りなく音量が小さい「サイレントニャー」である。

空腹時はしっかり荒れる

しかし、「サイレントニャー」ゆえに、こちらに声が届かず無視をした状態になると、白猫は途端に荒れて豹変する。

陶器のお皿を、ガッチンコガッチンコと前足で押してぶつけ合ったり台から引きずり下ろすのだ。

しかし、「サイレントニャー」ゆえに、こちらに声が届かず無視をした状態になると、白猫は途端に荒れて豹変する。 陶器のお皿を、ガッチンコガッチンコと前足で押してぶつけ合ったり台から引きずり下ろすのだ。

そして、陶器がぶつかり合う音でハッと気づいたこちらをまっすぐ見つめてサイレントニャー。勝手にアフレコを当てはめるとしたら「同じ目に遭わせてやろうか」。

信じられないと思うが、我が家の猫のフードボウルの欠けは白猫が暴れた際にできたものだ。

信じられないと思うが、我が家の猫のフードボウルの欠けは白猫が暴れた際にできたものだ。

普段の温厚な姿とのギャップが大きすぎて、得体の知れない怖さがある。

ちなみに、我が子には反抗期がなかったのだが、反抗期ってこんな感じだったのだろうか。

そして、ごはんを与えるとお皿を突き破るような勢いで鼻先を突っ込むのも我が家の白猫の特徴だ。その光景を見て「必死だな」と、今でこそ笑いながら見ていられるが、彼女は野良出身、保護されるまでは生きるだけでも不安だった、その名残があるのだ。

絶対外に出ないこだわり

我が家の白猫は絶対に外に出ようとしない。

大体のペットが「なんか知らんけど果敢に脱走を試みる」という状況だというのに、我が家の白猫は頑なに出ようとしない。

絶対外に出ないこだわり

絶対にやらないけど、外に放り出してもどこにも行かずその場でドアが開くのを待つ気がする。絶対せんけど。

一方、相方の黒猫は「なんか知らんけど果敢に脱走を試みる」ど真ん中のタイプで、常にドアや窓の施錠チェックをしてくるのだが、白猫はそんな黒猫をかなり冷ややかな目で見ている。

こちらの姿にもアフレコを当てはめるとしたら「外猫になんて絶対戻らないわよ」。

やっぱり大事なお猫様

そして、我が家の白猫は滅多に取り乱したりしない。

物騒なものには近づきもせず、キャットタワーの上から傍観する。

やっぱり大事なお猫様

かし、唯一取り乱す瞬間がある。我が家に来た日から今もずっと掃除機が怖いらしい。部屋に掃除機を持ち込むだけで血相を変えてキャットタワーの最上階に駆け上がる。

我が家は、「ごめんねーごめんねー」と、人間が申し訳ない気持ちいっぱいで白猫に謝りながら毎朝掃除機をかけるのだ。

我が家は、「ごめんねーごめんねー」と、人間が申し訳ない気持ちいっぱいで白猫に謝りながら毎朝掃除機をかけるのだ。

そして白猫はキャットタワーの上から「本当に迷惑です」と言わんばかりにねっとりと嫌そうな顔でこちらを観察する。その顔を見ると、どうやら克服する気はないらしい。

多分この先もずっと我らは白猫に謝りながら掃除をする。

白猫が我が家に来た頃

そんな白猫も、初めて我が家に来たときは不安だったはず。生後推定3ヶ月の頃、隣県の保護猫団体から譲り受けた。

保護猫団体の方がおっしゃるには、廃墟に産みつけられた子猫で、親猫は不明、兄妹猫も徐々にいなくなっていったのだとか。小さな体で命からがらどうにかこうにか生きていたと聞いた。

避妊手術をして再び外に放つために白猫を保護をしてみたら、最初は怯えていたが、ひとたび人間に心を開き始めると愛くるしくてもう外には放せなくなってしまったという。

白猫が我が家に来た頃

我が家に来た時はすでにいくつか病気を持っていて、その後遺症で涙管は詰まってしまったらしい。毎日涙管から溢れた涙を拭くのが我が家族の仕事であり、出会ってくれた感謝の表れなのだ。一緒に暮らし始めて半年はずっとクリニックに通っていた。小さな体でよく頑張ったと思う。

このエピソードを書くと、警戒心が異常に強いのも、ごはんに並々ならぬ力の注ぎ方をするのも、皿を割る気持ちもわからなくない気がしてくる。

このエピソードを書くと、警戒心が異常に強いのも、ごはんに並々ならぬ力の注ぎ方をするのも、皿を割る気持ちもわからなくない気がしてくる。

「外猫なんて絶対戻らないわよ」。ええ、このまま我が家にずっといてくれればいい。

皿はなんぼでも買い替えられるが、彼女は我が家にとって他の何にも変え難い家族なのだから。

ごはんを鼻先を汚して必死に食べている姿を見ているだけで、家族に自然と笑いが溢れ福と成す。

我が家にとっては真の招き猫だ。


コメント:1


  • ぽんすたぐらむ

    生まれてきてくれてありがとう😊
    ゆうこさん家にきてくれてありがとう😊
    幸せいっぱいありがとう!


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