ポケモンみたいな相棒やん…8年を共にした飼い主より“新入り下僕”を愛す愛猫の裏切り

ポケモンみたいな相棒やん…8年を共にした飼い主より“新入り下僕”を愛す愛猫の裏切り

なぜか猫に好かれる人って、猫好きからしたら羨ましいものですよね。一体、前世でどれほどの徳を積んだのか…と、つい想像してしまいます。

私のパートナーはまさに、そんな存在。一緒に暮らし始めると愛猫たちはすぐに私を裏切り、“新入り下僕”である彼の虜になりました。

初対面時は「かみつく」を見せたのに…

彼は猫と暮らした経験がなく、私と出会うまでは猫に触れたこともあまりありませんでした。

触り方もよく分からなかったようで、初対面時にはコタロウから「かみつく」の洗礼を受け、びっくり。意気消沈しながら、「猫って噛むんだね…」とつぶやいていました。

初対面時は「かみつく」を見せたのに…

一緒に暮らし始めた当初、彼は「家に猫がいるって、なんか不思議」と笑い、猫が近寄ってきたら触るというスタイルに。自分から無理やりスキンシップを取ることはありませんでした。

そういう猫ファーストな姿勢が、きっとおキャット様には響いたんでしょうね。愛猫たちは私そっちのけで、彼とスキンシップを取るようになりました…。

そういう猫ファーストな姿勢が、きっとおキャット様には響いたんでしょうね。愛猫たちは私そっちのけで、彼とスキンシップを取るようになりました…。

始めの頃、正直私は余裕をかましていました。「新入り猫が来た時みたいに見慣れない存在が来たから、猫たちは興味津々なんだろうな。慣れたら私のところに戻ってくるわ~」くらいに思っていたからです。

と・こ・ろが、みんな全然私のところに戻って来ねえ。気づいた頃には、彼と私が少し離れた場所にいると、みんな彼側に集まるようになっていました。せつねえよ…。

私を裏切って“彼派”になる愛猫たち

愛猫たちが彼に見せる表情は、さまざま。唯一のレディであるサビ猫のジジは洗い物をしている彼をじっと見つめ、きゅるん顔になることも。

私を裏切って“彼派”になる愛猫たち

ねえ、私が洗い物してる時には、そんな顔したことないよね?むしろ、私のことなんて気にせず、部屋中を一直線に爆走してるよね…?ジジは時々、彼に見とれてボーっとする癖があります。

初対面で「かみつき」を披露したコタロウは、まだギリギリ私側ではあるものの、私と彼がふたりでソファーに座っていると間に来て、警戒心なく彼にお尻を向けて座るように。

初対面で「かみつき」を披露したコタロウは、まだギリギリ私側ではあるものの、私と彼がふたりでソファーに座っていると間に来て、警戒心なく彼にお尻を向けて座るように。

だから、我が家ではコタロウがふたりの間に来ると、「コタ、間でポンだよ!」とか「間でポンすればいいよ!」といった声が飛び交います。

きっとコタロウは最初、「間でポンってなんやねん」と思ったでしょうが、その掛け声をふたりですると、ちゃんと間で座ってくれるようになりました。賢い。

末っ子のレオンは、あからさまに彼派。なんなら、一緒に住み始めたばかりの頃から彼派です。レオンはよく彼の隣に立ち、ポケモンみたいな相棒感を出します。

末っ子のレオンは、あからさまに彼派。なんなら、一緒に住み始めたばかりの頃から彼派です。レオンはよく彼の隣に立ち、ポケモンみたいな相棒感を出します。

彼「いけ!レオンくん!なきごえだ!」

レオンは彼がお風呂から出ると、必ず洗面所へ。おもちゃで遊んでいてもご飯を食べていても、浴室のドアを開ける音が聞こえるとダッシュで向かうので律儀です。

また彼がカーペットに座っていると、どこからともなくやってきて彼の前にちょこん。その姿を見た彼は「前は任せろ!後ろは頼んだ!って言ってるのかなあ…」とレオンの行動を分析していました。

8年を共にした私よりも、まだ2年ほどしか一緒にいない彼にべったりなレオン。その姿を見ると悔しくもありますが、人間同士に相性があるように人間と猫にも相性ってあるのかもなあと思わされます。

猫に好かれる秘訣を”新入り下僕”から学ぶ

なぜ、こんなにも彼は猫の心を掴むのか。嫉妬心でいっぱいになった私は彼が猫にする行動を観察したり、インタビューをしたりして秘訣をどうにか探ろうとしました。(ライター根性ダダ漏れ) 

猫に好かれる秘訣を”新入り下僕”から学ぶ

その結果分かったのは、自分から距離を詰めすぎないことの大切さ。私は愛が溢れすぎて、「みんな大好き~」と熱烈なハグをしてしまうのですが、彼はずっと猫ファースト。近寄ってきた時だけ壊れ物を扱うような力加減で優しく触ります。

あと、驚いたのは私が思っていた以上に猫の行動をよく観察していること。例えば、私たちが話している時にレオンが会話に混ざってくると「レオンくんは、ふたりで話してるといつも来るね(笑)人間側だと思ってるんじゃない?」と笑っていました。

私は彼に言われるまで、レオンがそういうルーティン行動をすることに気づいていなかったので、「もしかしたら私以上に猫の行動を見てるのでは…」とびっくりしました。

 

そんな彼は最初に噛まれたため、コタロウに触るのはちょっと勇気がいるよう。でも、触りたい気持ちはあるみたいで、「間でポン」してくれている時に少しずつスキンシップを積み重ねています。

その成果もあり、最近ではひとりでも触れるようになってきているよう。彼は触った時にコタロウが鳴くと「わあ!怒られた…今日はダメな日だ」とスキンシップを断念し、翌日「今日はいけるかな」と再チャレンジ。

愛猫たちともっと仲良くなってほしいけど、私以上に距離が縮まるのはなんだか複雑…。そんな葛藤も大事に抱えながら、今後も彼と愛猫たちの微笑ましい交流を見守っていきたいです。


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