はじめましての方もはじめましてじゃない方もこんにちは。ミニマリストの阪口ゆうこです。
愛猫に家を占拠される日は近い。
決して広くない我が家だが、それでもいろんな場所で猫はくつろぐ。
本能のままに「居心地がいい場所」を寝場所にするのだ。
ちなみに人間の都合で猫は動かない。「そこは上がっちゃダメ」はまったく通用しない。
今回は、我が家の猫たちがどこでくつろいでいることが多いかを調べてみた。
では、今日も無駄に元気にいってみよう。
友だちには見られたくないベンチ
見てください、このボンボロのベンチの座面下。
ナイアガラの滝のような、エルビスプレスリーの衣装のお袖のような、老舗店で食べる十割蕎麦のような…とにかく、外側のフェルト部分が破られて外にビロビロと、見るも無惨な状態。
これは、我が家の白猫が2年を費やした作品。
消防団員の訓練で見るロープ渡りのように、右から左、左から右へと爪を研ぎながら移動をした結果がこれ。
我が白猫の思いつきの奇行により、家族以外の人に見られたくないベンチに仕上がった。
普段は座面で寝ていることが多く、背もたれも活用して、きゅっと小さくまんまるになってふたりで固まったりしている。
このベンチのどこがそんなにいいんだろうと思って隅々まで観察してみると、すごいことに気がついた。
隅にホコリが入りまくっている…。
早急に掃除を決行。
そしてベンチの座面を買い替えることを決めた。
ヌタっとした感触が珍しい冷蔵庫上
冷蔵庫の上は白猫の滞在時間が長い。
「あれ?いないなぁ」と思っていたら、冷蔵庫の上か!なんてこともしばしば。
何か秘密があるに違いない。
そう思って冷蔵庫上の魅力を探してみたら、驚愕の真実が私を待っていた。
ヌタっとしている…。
早急に掃除を決行。入っちゃいけなさそうな穴という穴に猫の毛が入り込んでいた。
さて、冷蔵庫も10年選手、次の冷蔵庫を調べ始めよう。
毛が生えるダイニングチェアの上
家族が食事の際に使うチェアの上で寝ていることも多い。
向こう側の椅子の上に足を上げて伸ばしてみると「わ!猫がいた!」なんてこともある。
我が家は毎朝掃除の際に椅子をテーブルの上に上げるのだが、犬神家の一族みたいになったダイニングチェアの上でも猫は寝る。
椅子の裏側の素材が布製というのも、猫が心地よいポイントなのかもしれない。
そう思ってダイニングチェアを観察してみたら、とんでもないことに気づいてしまった。
控えめに言って、脚に付着している毛の量がエグい。
早急に掃除を決行。来年の目標も決まった。「気づいた時に汚れをサッと拭き取る癖をつけたい」。
来年は飛躍の年になりそうだ。
不思議がいっぱいの棚の中
我が家の白猫は臆病で、家に人がやって来た時などは完全に身を隠そうとする。
その時に必ず逃げ込むのがリビングの棚だ。
時々、白猫は家族をお客さんだと勘違いする。
そして、物音を聞いてこの棚の中に逃げ込んでいる時があるのだが、その際にとても驚くことがある。
不思議なことに、扉が閉まっているのだ。
つまりは、自分で扉を開けて中に入って、中からまた扉を自ら閉めている…ということ。
え?え?どうやって?猫のあのまん丸の手で・・?疑問が、止まらないのだ。
しかし、一度だけ白猫がこの棚の中に入るシーンを目撃したことがある。遠目だったが、確実に見た。
白猫は旅館の女将のように手で扉をスライドさせて、後半は顔(頭?)を入れ込んで開けていた。
自分が通れるくらいのスペースが開いたら中に入った。そして、そこからが本当に謎なのだが、中からスウっと扉が閉まったのだ。
目撃した時は「?」が頭を支配して息が止まりそうだった。
他の家族は目撃したことがないらしい。
嘘だと言われるが本当の話。「後ろにチャックがあってちっちゃい人が入っている説」も浮上。
我が家の七不思議である。
そんな棚の中、何がそんなにいいのかと観察してみた。そうしたらまたもや気づいてしまった。
わわわ!棚の汚れがすんごい。
改めてみてみたら要らないものも見つけたので「断捨離」的な片付けに発展。
謎は解けてないけど、猫のおかげで綺麗になった。
衝撃の窓際
こんなところ寒いんじゃないのかな、と人間側は思うけど猫が大好きな窓際。外を見ながら太陽の光を浴びながら、家に人がいない時はここで家族の帰りを待つように寝ている。
外から帰宅した際にこの窓辺で黒猫が横になっているのを見ると、なんとも言えない愛おしい気持ちになる。
いつもここで待ってくれているよねぇ…と感慨深く窓際を観察してみたら、ここでも目を覆うような残酷な真実が待っていた。
カーテン汚すぎ問題勃発。
そういえば忙しくて2ヶ月くらい洗ってないということを思い出した。
早急に洗濯を決行。
カーテンの端の猫が触れやすい部分は毛がボーボーに付いていて笑えない状態になっていた。
結果発表
俺の目が節穴だったぜ…。と、懺悔したい気持ちなのだが、今思えば現在はホットカーペットの上がダントツで人気であり、どの時間帯でもここでくつろいでいる。
ほぼ一日中寝てる。なんだかわからないけど、スイッチが入ってなくても寝てる。
猫はこたつで丸くなるという、ジャパニーズソウルソングの有名な一節があるが、我が家の猫はホットカーペットの上で伸びている。猫にも「時代」があるのだろう。
猫のくつろぎゾーンをたどると驚くほど掃除が進んだ。こんな結果を誰が想像できただろうか。
皆さんも猫のくつろぎゾーンを観察してみてください。もしかしたら大掃除が早急に終わっちゃうかもしれません。
コラムを書いていてよかったです。
これで気持ちよく年を越せそうだ。
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