「怖がり方にも個性があるね」 動物病院へ行った愛猫の反応が十ニャン十色すぎる

「怖がり方にも個性があるね」 動物病院へ行った愛猫の反応が十ニャン十色すぎる

おキャット様にとって動物病院は、連れて行かれたくない場所ナンバーワンなはず。我が家でも動物病院に行く日は、愛猫たちが三者三様な反抗を見せています。

震えるくらい動物病院が苦手なコタロウ

我が家で一番、動物病院が苦手なのはキジトラのコタロウ。初めて動物病院へ連れて行った時はどこに行くか知らなかったので、わりとすんなりキャリーケースに入ってくれましたが、犬歯の抜歯手術をしてからというもの態度が変化。

震えるくらい動物病院が苦手なコタロウ

きっと、すごく怖かったんだろうなあ。キャリーケースを見るだけで、「これは入ったらヤベえやつ!!」と、部屋中を逃げ回るようになりました。

猫好きのみなさんはご存知でしょうが、本気を出したおキャット様のスピードって、ヤバイよね。人間がとても追いつけるレベルじゃない猛ダッシュで部屋を走り回るので毎回、「ざ…残像しか見えない!」と言いながら追いかけてます。

なんとか捕獲してキャリーケースに入ってもらった後も大変。コタロウは、ずっと車内で鳴き続けます。

なんとか捕獲してキャリーケースに入ってもらった後も大変。コタロウは、ずっと車内で鳴き続けます。

この時に響く鳴き声は、家の中では聞いたことがないものばかり。「そんな声出せるんだね!」と驚きつつ、私は「うんうん、そうなんだね」「そういうこともあるよなあ」、「こういう時はさ、おやつのことを考えよっか!」とか言いながら車を運転してます。

だから、一度、窓を全開にしていることを忘れたまま、コタロウに話しかけながら動物病院へ向かっていた時には信号待ちの時、隣に止まった運転手さんから「誰と話してるのか…」と不審がられたこともあります。あの人の運転手さん、怖がらせてごめんね。相手は、猫なんです…。

そんなこんなでどうにか動物病院へ着き、院内に入ると、またもやコタロウの態度は変化。一言も話さなくなり、キャリーケースの中でブルブル震えてしまいます。きっと彼的には、「ついに来てしまったか…」という心境なのでしょうね。

そんなこんなでどうにか動物病院へ着き、院内に入ると、またもやコタロウの態度は変化。一言も話さなくなり、キャリーケースの中でブルブル震えてしまいます。きっと彼的には、「ついに来てしまったか…」という心境なのでしょうね。

ただ、コタロウは骨太でわりと大きい体格なので、「こんなに大きい体をしてるのに震えてるの?かわいい~!!」と、他の飼い主さんから声をかけられることも多々。本ニャンは気づいていませんが、動物病院へ行くたびモテ期が到来します。

診察室に入ると、コタロウの緊張はピークに。動物看護士さんと一緒になんとかキャリーケースから引っ張り出して診察台に乗せると、震えが強くなります。

感情が分かりやすいコタロウは動物病院での診察が終わると、鳴き声が変化。なぜか小さな声で「にゃん」としか鳴けなくなります。

感情が分かりやすいコタロウは動物病院での診察が終わると、鳴き声が変化。なぜか小さな声で「にゃん」としか鳴けなくなります。

その声は動物病院の帰宅時しか聞けません。だから、私は毎回、「その声、どうやって出してるの?」「子猫みたいでかわいいから家でも聞きたいんだけど、出せる?」と、つい質問責めにしてしまうのです。コタ、いつもお疲れ。

下僕への”八つ当たり”がヒドい茶トラ猫レオン

茶トラのレオンは、怖がり方がクール。動物病院へ連れていくためにキャリーケースへ入れる時もそれほど時間がかかりませんし、車内でもあまり鳴きません。多分、人間でいうと「オレ、こんなん怖くねえし!」と強がる小学生男児。

下僕への”八つ当たり”がヒドい茶トラ猫レオン

コタロウとは違い、動物病院に着いてもレオンは冷静。震えることなく、キャリーケース越しに目の前を通る動物たちを観察しています。彼は自分を人間だと思っている節があるので、「あれが猫…、あれは犬か。実に興味深い…」とか考えていそうです。

待合室ではよく、「キレイな猫ちゃんね~!」と他の飼い主さんから褒めてもらえます。レオンは我が家に修理業者などが来た時も心を虜にしているので、天性の人たらしなんでしょうね。

待合室ではよく、「キレイな猫ちゃんね~!」と他の飼い主さんから褒めてもらえます。レオンは我が家に修理業者などが来た時も心を虜にしているので、天性の人たらしなんでしょうね。

そんな風に周りのハートを奪った後は、冷静に診察室へ。診察台の上でもじっとし、診察中には動物看護士さんや獣医師さんに愛想をふりまき、「いい子ねえ!」と褒められるなどサービス精神旺盛。

その姿を見るたび、レオンがもし人間だったら陽キャで私とは所属グループが違うんだろうなと思います。

診察を終えた後は「じゃ、オレ帰るんで」というかのように颯爽とキャリーケースへ。すごすごと戻っていくのではなく、颯爽としているところがレオンらしい。

憂鬱なはずの動物病院で、こんなにもいい子にできるなんて、なんてすばらしいんだ。ここまで読んで、そう思った方も多いことでしょうが、レオンの逆襲はここからです。

憂鬱なはずの動物病院で、こんなにもいい子にできるなんて、なんてすばらしいんだ。ここまで読んで、そう思った方も多いことでしょうが、レオンの逆襲はここからです。

帰宅した途端、レオンはキラッキラのアイドルから豹変。私の足や腕に噛みつき、「よくも連れて行ったな」と怒りを訴えてきます。

しかも、その日は1日中、隙あらば奇襲。後ろから襲撃してきたり、トイレハイ後に襲い掛かってきたりと、ありとあらゆる手を使って動物病院に行かなければならなかったことへの不満を爆発させてきます。

「怒らせると本当にヤバいのは、普段優しいヤツ」は真理なんかも。

サビ猫のジジは「お出かけモード」でルンルン♪

そんな2匹とは対照的で、自らキャリーケースに入りたがるのはサビ猫のジジ。ジジは動物病院へ行くことを、”ふたりっきりでお出かけする時間”だと思っているよう。キャリーケースを出すと、一目散にそばへ来て「今日、行きます?」みたいな顔で見てきます。

サビ猫のジジは「お出かけモード」でルンルン♪

レオンやコタロウを連れて行く時は、「私じゃないなんて…」と、ちょっぴりビックリしちゃうのがかわいい。

動物病院へ向かう車内では、いつも喉をゴロゴロ鳴らしてご機嫌。私と一緒に後部座席へ乗る時は、キャリーケースの中に入れた手を思いっきりスリスリしたり、舐めたりと家にいる時以上に愛情表現をしてくれます。

しかし、動物病院に着くと、さすがに態度は変化。「え、今日のお出かけ先ってここなんですか…」と、明らかに意気消沈します。

しかし、動物病院に着くと、さすがに態度は変化。「え、今日のお出かけ先ってここなんですか…」と、明らかに意気消沈します。

待合室では車内での態度と一変して、「無」の状態に。キャリーケースに手を入れても「騙しましたね」と思っているのか、スリスリしてくれません。

診察を待っている最中はたまに、「きゅわん」とか「ホーホー」とか独特の声で鳴くので、周りの飼い主さんから視線が集まることも。「こいつ、なんの動物連れて来とるんや」と思われているんでしょうね。一応、猫です。グレーゾーンの。

診察を待っている最中はたまに、「きゅわん」とか「ホーホー」とか独特の声で鳴くので、周りの飼い主さんから視線が集まることも。「こいつ、なんの動物連れて来とるんや」と思われているんでしょうね。一応、猫です。グレーゾーンの。

基本的に温厚なジジは診察時、比較的おとなしく、過去記事で紹介した”因縁の獣医師”以外にはフレンドリー。動物看護士さんからも「ふふ…お顔が…」と笑われています。

診察を終えて車に乗ると、行きの車内で流れていた”ゴロゴロミュージック”は流れず。多分、お出かけ先が動物病院だったことに怒っています。動物病院以外の場所には一緒に出掛けたこと、ないんだけどなあ…。


ジジは肥大型心筋症なので、我が家の中で一番病院へ行く頻度が多いのですが、なぜか「お出かけ=動物病院」という方程式にならないようで、いつもキャリーケースを見せるたびにワクワクしています。

君のそういうところがかわいいんよ。これからも、そのピュアな心のままでいてほしい。

行かないことに越したことはないけれど、どうしても行かなければならない時もある動物病院。きっと他のおうちでも愛猫の性格を考慮した工夫や胸アツな攻防戦が繰り広げられているんでしょうね。


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