【最高の予報士】猫は天気の申し子である

【最高の予報士】猫は天気の申し子である

はじめましての方もはじめましてじゃない方もこんにちは。

猫狂でミニマリストの阪口ゆうこです。 


もうすぐ6月。

6月といえば梅雨。

部屋中に洗濯物が芸術的に並び、頭が膨らみ、なんとなーく気分が上がらない季節。

天気と猫の関係性

猫と暮らしていると、「この子たち、天気知ってるな」と思う瞬間が多い。


たとえば晴れた日の朝。

黒猫と白猫は、まるで取り決めでもあるかのように、そろって窓辺にスタンバイする。

天気と猫の関係性

差し込む日差しにぴたりとあたり、ふたり並んでポカポカと目を細めている。

毛並みに光が差し込み、黒はツヤを増し、白はまぶしく発光する。

この世の平和は、ここに存在している。


が、雨の日になると一変する。

彼らはいつもの窓際に近寄かない。

「今日はもう外界を見ても無駄」と言いたげに、ベンチや冷蔵庫の上でかたまり、ふて寝を決め込む。

「今日はもう外界を見ても無駄」と言いたげに、ベンチや冷蔵庫の上でかたまり、ふて寝を決め込む。

この振る舞い、諦めのよさ、不定休にもほどがある。

飲食店だったら星はひとつもつかないだろうな。

気圧に反応するねこセンサー

猫は生きる気象レーダーとも言える。

気圧が下がってくると、白猫が静かにベンチで丸くなる。

黒猫は、少しそわそわとしながらもやがて一緒に沈黙。

白猫に寄り添って、ふたりで開店休業状態。


まるで「今日、なんかくる」と察しているかのように。


調べてみると、猫も気圧の変化で体調や気分に変化が出るという。

特に持病がある子や高齢の猫は、天気が崩れる前に眠気や不機嫌さで知らせてくれるらしい。

特に持病がある子や高齢の猫は、天気が崩れる前に眠気や不機嫌さで知らせてくれるらしい。

「猫の寝時間が多いと感じる日は、雨が降りがち」

これは我が家だけでなく、猫一緒に暮らす者あるあるらしい。

ちょっとした生活の知恵でもある。

気ままな「ととのい」の達人たち

そんな猫たちの行動を見ていて、ある日ふと気づいた。


晴れた日、彼らはまず窓際でじっくり温まる。

しばらくすると、何も言わずにすっと立ち上がり、冷たい床の上へ。

そこに横たわり、体をクールダウン。

しばし冷やしたあと、また太陽のある場所に戻っていく。

しばし冷やしたあと、また太陽のある場所に戻っていく。

この一連の動き…どこかで見たことがあるぞ。

そう、サウナと外気浴を繰り返す「ととのいの動き」である。


人間界ではここ数年で「ととのう」が流行しているけれど、猫たちはもっと前から知っていたのでは。

人間界ではここ数年で「ととのう」が流行しているけれど、猫たちはもっと前から知っていたのでは。

しかも、水風呂にもサウナにも入らず、ただ家の中で自然と、快・不快に従って動いているだけで。


気持ちいいことだけを選び、ムリなことはしない。

猫たちは、自分の“ととのい”に、誰よりも忠実な生きものだ。

猫の動きが天気を語る

昔から「猫が顔を洗うと雨が降る」と言われるように、猫と天気の関係には歴史がある。


実際、猫は人間よりはるかに優れた感覚を持っている。

湿度の変化、雷の振動、気圧の揺らぎ、遠くの音やにおい。

そうしたわずかな変化を感じ取って行動するので、気象台より猫のほうが正確なのではと思うときがある。


我が家の猫たちは雨が近づくと高確率で動かなくなる。

あまりにも正確すぎる。

我が家の猫たちは雨が近づくと高確率で動かなくなる。

雨の日の「免罪符」としての猫

でも、猫がいてよかったなと思うのは、天気のせいで気分が上がらないとき。


「今日は無理かも」

そんな日は、だいたい猫も「やる気なし」の空気を発動している。


同じようにゴロゴロしているのを見ると、「今日は休んでいい日にしよう」と思える。

こういう時の猫たちは、絶対的な味方であり「雨の日の免罪符」みたいな存在だ。

こういう時の猫たちは、絶対的な味方であり「雨の日の免罪符」みたいな存在だ。

太陽が出ていなくても、心に猫がいると、ちょっとだけあったかい。

外が荒れていても、家の中で小さな平和が確保されている感じがする。

猫と雨の日の楽しみ方

雨の日も、ちょっと工夫すれば猫との時間がもっと楽しくなる。

①窓辺で雨を観察する

あえて猫を窓辺に連れていき、少しだけ窓を開けてみる。

フンフンと鼻を鳴らしながら、雨のにおいや風の感覚を確かめる猫の姿は、なんともかわいい。

網戸越しにじっと外を見つめる横顔を眺めるのも、静かな贅沢。

②猫のかたまりに「いれてもらう」

気圧が下がって、猫たちがベンチや冷蔵庫の上で団子状態になっているとき。

「いーれーて」と声をかけて、そっと隣に座る。

人間も頭が重くなりがちな日、猫のぬくもりはやさしく沁みる。

人間も頭が重くなりがちな日、猫のぬくもりはやさしく沁みる。

③一緒におやつを楽しむ

猫には猫用のおやつを、人間にはコーヒーとお菓子を。

同じ時間に、違うものを味わいながら、一緒にくつろぐ。

雨音のBGMのなかで「おいしーねー」と声をかける。

それだけで幸せだと思える。

まぁ、猫たちは秒で食べ終わるんだけど。

猫と天気とわたしたち

猫と天気の関係は、単なる生理現象でも、習性でもない。

それは、自然の中で生きる命が、ちゃんと「感じて」動いている証拠だ。

猫と天気とわたしたち

そしてその動きをそばで見ていると、人間の私たちもふと思う。

もう少し、天気に正直に生きてもいいかもしれないな…と。


雨の日に無理して予定を詰めこまなくていい。堂々と家で猫とかたまって機嫌よく暮らせばいいのだ。

気分に従順に、快か不快の二択で、生きることにもっとフォーカスし、本能に素直になってもいい。


猫たちは、天気と仲良く生きている。

そして、今日も窓辺で「ととのい」ながら、「ムリしないで。気持ちよさ優先で気楽にいこう」

そう私たちに教えてくれる。


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