はじめましての方も、そうじゃない方もこんにちは。
猫狂でミニマリストの阪口ゆうこです。
猫との暮らし、気づけば5年。
1匹目の可愛さにやられ、片足だけ突っ込んだはずが…。
2匹目で全身ズブズブ、帰れぬ場所に来てしまいました。
部屋も財布も、衣食住のルールも、すべて「猫がいるから…」の追記付き。
本日は、我が家が多頭飼いになった理由と、そのリアルを赤裸々にお届けします。
うちが多頭飼いになった正直なきっかけ
コロナ禍、ぼーっとInstagramを見ていたある日、近所の動物クリニックの投稿に流れてきた、小さくて頼りない子猫たちの動画。
「保護猫、里親募集中」それを見た瞬間、心が勝手に叫びました。
「この子と一緒に暮らしたい」と。
目が合った、それがすべて。
理屈じゃなく、第六感でした。
気づいたらDMを送っていた私です。
こうして1匹目を迎えたのですが…。
思いのほか、猫は寂しがりやでした。
私が外出すると、窓辺で待ちぼうけ。
帰るまでずっと。
それを見かねたクリニックの先生の一言。
「もう1匹、どう?」軽っ!って思ったけど、それが導火線。
譲渡会を回って、出会ったのが今の白猫です。
真っ黒の先住猫の元にやってきました。

今では、黒猫が白猫にベッタベタ。
2匹の距離は…ゼロです。
「2匹いれば寂しくない」って本当?
答えは、相性次第です。
うちの猫たちは、寝ても覚めてもひっついてるレベルの仲良し。
カップルかな?ってくらいの密着度。
さっきまでイチャイチャ→急にバトル→また毛づくろいしてる。
それを遠目で眺める年頃の長男の目が切ない。
友人宅には、同居していても遊ばない猫同士がいるのだとか。
つまり「2匹いれば寂しくない」は、運ゲーなのです。

「24時間営業の運動会」
1匹が寝たら、もう1匹が覚醒。
交代制で発声練習、深夜の猛ダッシュ、キャットタワー急襲。
寝かせてくれ。

トイレ問題、思い通りには使ってくれない
猫の数+1が理想って言うけど、現実は「片方はおしっこ専用」「片方はうんち専用」。
まさかの役割分担。
設計者(=人間)の意図など、猫には通じない。
食事問題、ごはんは戦争
器は2つ、でも狙いは1つ。
白猫はがっつきタイプ、黒猫はマイペース。
白猫が奪いに行き、黒猫が譲る。
見張ってないと一瞬で食器が逆転。
置き餌なんて夢のまた夢。
「ごはん番」は、人間の新たな役職です。

経済的には2倍。でも心は無限
病院代、保険代、ワクチン…。財布は痩せる一方です。
でも、隣で2匹並んで「スヤァ」ってされると、すべてチャラになるので不思議です。
特に、座る時にシンクロされた日には…泣ける。

愛情は“奪い合い”
白猫を撫でてたら、黒猫がすっ飛んでくる。
頭をねじ込み、鳴き、割り込む。
「猫ってクールなんじゃなかったの?」
嘘やん。めちゃくちゃ愛に貪欲。
ちなみに黒猫が膝に来るのは超レア。
その瞬間はスクショ&保存案件。
家具?毛?もう諦めてます
ソファ?バリバリ。
シート?剥がされた。
今は「爪とぎされた家具は猫に好かれてる証拠」と思ってる。
抜け毛?指数関数です。
コロコロとブラシは常にスタンバイ。
「掃除が趣味」と言わざるを得ない暮らし。
「同じ布団で寝てくれた日」
2匹が同時に布団の上で寝てる夜は、もはや人生の勝利フラグ。
普段はどちらか一匹だけ。
だからこそ、2匹揃う夜は尊いです。

勾玉みたいな2匹が教えてくれること
うちの猫たちは、白猫と黒猫。
見た目も性格も真逆。
白猫は温厚で優雅、黒猫は暴君系。
なのに、ぴったりくっついて、毛づくろいして、たまに喧嘩して、また仲直り。

人間なら成立しないバランスでも、猫なら成立する。
静と動、光と影、陽と陰。
その不思議な調和が、我が家の空気を作ってくれている。
沼は深い。でも、あたたかい
猫が1匹でも大変なのに、2匹となるとカオス。
でもそのカオスが、愛おしい。

家に帰ると、勾玉みたいに絡まり合った2匹が寝ている。
それを見るたびに、心がとろける。
「また2匹と暮らしたい」
そう思わせてくれる存在が、毎日ここにいる。
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