【ペット火葬のリアル】愛猫を見送った飼い主の体験談と“後悔しないペット葬儀社の選び方

【ペット火葬のリアル】愛猫を見送った飼い主の体験談と“後悔しないペット葬儀社の選び方

近ごろは一昔前に比べると、動物の尊厳を大切にしてくれるペット葬儀社が増えてきましたが、需要が高まっているからこそ、しっかり調べないと悪徳なペット葬儀社を選んでしまうことも…。

今回は安心して任せられる「ペット葬儀社」の選び方と、私が愛猫を火葬した日のリアルな流れをお伝えします。

後悔しない「ペット葬儀社選び」のポイントは?

①遺骨の取り扱い方への説明が明確

お骨を残すには、火葬時の火力調節が重要。特に闘病で服薬などをしていた子だと、人間と同じく、骨が綺麗に残るのか心配になることもありますよね。

そうした疑問を尋ねた時、明確な回答をしてくれるペット葬儀社は経験豊富。返骨に関するトラブルが起きにくくなります。

我が家のジジは4年間ほど服薬していて、腫瘍や胸水などもあったので、骨がちゃんと残せるのか心配でした。

後悔しない「ペット葬儀社選び」のポイントは?

しかし、そうした情報を伝えると、担当者さんは似た状況の子の具体的な火葬事例を話して「ガンの子でも残せましたよ」と安心させてくれました。

また、「火葬時にはしっかりと火力調節をし、できる限り多くの骨を返骨できるようにします」とも言ってくださり、頼もしかった。

こんな風に、相談しやすい雰囲気を作ってくれるペット葬儀社なら、納得できる火葬ができやすいと思います。

②問い合わせ時の対応が丁寧

安心できるペット葬儀社かどうかは、問い合わせ時の対応からも判断できます。

例えば、動物病院と同じで、専門用語を使わずに分かりやすい言葉で料金形態や当日の流れを説明しつつ、飼い主の希望に耳を傾けてくれるペット葬儀社はおすすめです。

②問い合わせ時の対応が丁寧

愛猫が亡くなった直後は正直、料金説明を聞いても頭に入ってきません。でも、火葬費だけでなく、移動火葬時の交通費など、細かな部分の料金もしっかり説明してくれるペット葬儀社を選ぶことが大切です。

逆に、避けたほうがいいのは、飼い主側が返答する間もなく、一方的に説明を行うペット葬儀社。後から「思っていた形と違う…」と感じるなど、意思疎通が上手くできていなかったことによるトラブルが発生しやすいからです。

逆に、避けたほうがいいのは、飼い主側が返答する間もなく、一方的に説明を行うペット葬儀社。後から「思っていた形と違う…」と感じるなど、意思疎通が上手くできていなかったことによるトラブルが発生しやすいからです。

私の場合は問い合わせ時をした時、担当者さんが始めに「お辛い中、ご連絡してくださり、ありがとうございます。この度はお悔やみ申し上げます」と言ってくださり、その時点で愛猫の死が大切に扱われているように思えました。

③スタッフが「動物葬祭ディレクター」の資格を所有している

動物葬祭ディレクターは、日本動物葬儀霊園協会が実施している資格です。1級と2級がありますが、ペット葬儀社選びの時にチェックすべきは、1級の動物葬祭ディレクターがいるかどうか。

1級は、3年以上の実務経験が必要であるからです。積み重ねてきた実績があるので、疑問点を相談した時に、解決案を提示してくれやすい。だから、飼い主側が希望する火葬が行いやすいと思います。

③スタッフが「動物葬祭ディレクター」の資格を所有している

実際、私の担当者は1級の動物葬祭ディレクターでした。経験豊富だからか、悲しみへの寄り添い方が本当に丁寧で優しく、話しながら2人で涙ぐんだ瞬間も…。

生前の話を聞いてくれ、亡くなったジジを優しく撫でてもくれて、その温かい対応に癒されました。

④実店舗があり、法人登記されている

実はペットの訪問火葬業って、自治体からの認可は必要ですが、開業のために必須な資格は特にありません。だから、悪徳なペット訪問火葬業者が存在するんです。

悪徳なペット訪問火葬業者を選ぶと、高額な料金を請求される、お骨が残らなかったなどのトラブルが起きる可能性が…。

トラブルを避けるには「拠点」となる実店舗があり、法人化されているペット葬儀社を選ぶことが大切。法人登記されていたり、実店舗があったりすれば、トラブル発生後に逃げられて泣き寝入り…という事態になりにくいからです。

【ペット火葬のリアルな流れ】問い合わせ時の丁寧な対応に感動

ジジは亡くなった2日後に、自宅で個別火葬をしてもらいました。家族みんなで見送りたかったので、亡くなった翌日に遺体を引き取りに来てもらい、1日ペット葬儀社で安置してもらうことに。

問い合わせ時には、自宅周辺にある電線の関係で家から少し離れた場所での火葬になる場合もあるとの説明も受けました。

【ペット火葬のリアルな流れ】問い合わせ時の丁寧な対応に感動

遺体の引き取り時には、担当者さんが隣家への配慮が必要か確認してくれました。我が家は隣家が実家なので配慮は必要ありませんでしたが、隣人トラブルも起きないよう、細やかなところまで気を配ってもらえるのだなと、感動。

ジジとの対面時には亡骸に手を合わせてくれ、「いっぱい愛してもらえたね」とジジを撫でてくれました。業務的じゃない、心が見える対応が嬉しかった。

ジジとの対面時には亡骸に手を合わせてくれ、「いっぱい愛してもらえたね」とジジを撫でてくれました。業務的じゃない、心が見える対応が嬉しかった。

棺は、かわいらしいバスケット型だったので納める時の辛さが和らいだ。担当者さんはバスケットに移す時も、「ご自身で移せますか?」とメンタルを気遣ってくれ、ありがたかったです。

ジジは、伸びたまま死後硬直した片足がバスケットからはみ出してしまったけど、担当者さんは「ジジちゃん、あんよが長いねえ」と前向きな言葉を言ってくれた。

ジジは、伸びたまま死後硬直した片足がバスケットからはみ出してしまったけど、担当者さんは「ジジちゃん、あんよが長いねえ」と前向きな言葉を言ってくれた。

そう言ってもらえたから、「亡くなってすぐ、私が綺麗な形に戻せなかったせいだ…」と自分を責めなくても済みました。

そういえば、ジジはマンチカンなのに手を組んだり、一生懸命伸ばしたり、やたらと手足が長いアピールをしてたなあ。もしかしたら最期まで、「あたしは手足が長いのよ」と伝えたかったのかなと思い、少し笑顔にもなれました。


 


ちなみに、遺体の引き取り時には棺に入れられるものを事前に教えてもらえて助かった。毛布はNGでしたが、ジジが咥えて運ぶのが好きだったバスマットは棺にいれてあげたかったので、担当者さんに相談しました。

そしたら、「1枚丸ごとは難しいけど、少しだけ切って入れるなら大丈夫」と言ってもらえて嬉しかった。

 

いつも、「よいしょ」と言うかのように、「キャッキャ」と鳴きながらバスマットを運んでいたので、小さくカットしたらジジも運びやすいだろうなとも思えました。

【返骨で意外な事実も判明!】1時間かかった火葬後にはお骨拾い

火葬当日は、お別れの時間をたっぷりとってもらえました。担当者さんは、「火葬の準備に少し時間かかるので、バスケット(棺)に入れたいものを入れてあげて、ゆっくりお別れしてあげてください」と、こちらが焦らなくていいような言葉をかけてくれた。

【返骨で意外な事実も判明!】1時間かかった火葬後にはお骨拾い

別れの準備ができたら、私たちのほうから火葬車へ連れて行くという形をとっていただけたので、「待たせているから早くしなきゃ…」と思わず、気が済むまで綺麗に棺を彩れ、伝えたい言葉を全部言うことができました。

これが最期。そう思うと、何度、頬や額にキスをしても足りなかった。

火葬時は「ご家族で焼却のスイッチを押されますか?」と聞いてもらえました。私は気持ち的に押すことができず、夫に押してもらいました。最期まで、家族の手で送り出せたような気がした。

火葬時は「ご家族で焼却のスイッチを押されますか?」と聞いてもらえました。私は気持ち的に押すことができず、夫に押してもらいました。最期まで、家族の手で送り出せたような気がした。

火葬は、1時間ほどで終了。火葬後には、お骨拾いをしました。猫のお骨拾いも人間と同じく、お箸でお骨を拾って骨壺に収めていきます。

担当者さんは、私が上手く納められない時など必要な時だけ手を貸してくれるスタイルだったので、「家族でお骨拾いができた」という満足感がありました。

担当者さんは、私が上手く納められない時など必要な時だけ手を貸してくれるスタイルだったので、「家族でお骨拾いができた」という満足感がありました。

ただ、「これが尻尾の骨です」「ここは指の骨です」などの説明はちゃんとしてもらえて、嬉しかった。

「ジジちゃん、尻尾がすごく長かったんですね!」と言われて、そうだったのか…と知らなかった個性に気づけもしました。ジジからしたら、「ようやく気づいたのね、遅いわよ」という感じだっただろうなあ。

「ジジちゃん、尻尾がすごく長かったんですね!」と言われて、そうだったのか…と知らなかった個性に気づけもしました。ジジからしたら、「ようやく気づいたのね、遅いわよ」という感じだっただろうなあ。

お骨拾いでは、全部の骨を拾うことが難しい。細かな骨は拾いきれません。残ったものはきっと、ゴミとして処理されるんだろうけど、仕方ないよな。

そう思っていましたが、担当者さんは「残ったお骨は弊社の敷地内にある樹木葬に、他の犬猫ちゃんたちと一緒に埋葬させていただくので安心してくださいね」と言ってくれた。

私たちが拾えたお骨のジジはこれからも自分たちと一緒に生き、樹木葬されたお骨のジジは他の子と賑やかに暮らせる…。2通りの楽しみをジジは得られたんだねと思えて、すごく嬉しかったです。

私たちが拾えたお骨のジジはこれからも自分たちと一緒に生き、樹木葬されたお骨のジジは他の子と賑やかに暮らせる…。2通りの楽しみをジジは得られたんだねと思えて、すごく嬉しかったです。

初めての火葬は不安がたくさんあるからこそ、様々なペット葬儀社を比較して納得できるサービスが受けられるところを選んでほしい。

亡くなった直後だと、気持ち的にも時間的にもじっくりペット葬儀社を比較することが難しいので、生きているうちから、最期まで「うちの子」を大切に扱ってくれるペット葬儀社を探してみてください。


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