うちの子って、やっぱり私のことが大好きじゃん…。そう実感できる瞬間は飼い主にとって、ご褒美タイムですよね。私はYouTubeで子猫の動画を見ている時、愛猫の嫉妬深い行動に、ほっこりしていました。
今回は、今年の5月に亡くなったジジも含め、愛猫たちが見せてくれた“嫉妬の表し方”を紹介。誰得なのか分からないエッセイですが、共感したり、「うちの子は違う反応だ!」と新たな発見をしたりしながら楽しんでいただけたら嬉しいです。
【愛猫ジジの場合】子猫の鳴き声が聞いて”嫉妬噛み”
今年の5月に亡くなった愛猫ジジは、おっとりした性格で母性は強め。友人が我が家に赤ちゃんを連れてきた時には、背伸びをして赤ちゃんの様子をチェック。微笑ましい姿に、友人もほっこりしていました。
ただ、猫相手となると、話は別。後に迎えたコタロウが子猫の頃には、積極的に猫パンチを繰り出して、ゆるい闘いを見せていたし、レオンが家族になった時には無関心でした。

多分、ジジは人間の赤ちゃんは好きだけれど、子猫はそんなに…というタイプだったのかも。
そんな性格だからか、私がYouTubeで子猫の動画を見ていると、鳴き声が聞こえた瞬間に目の色を変えて、私の腕をガブリ!
なぜか挙動不審になり、「あなたは私だけでいいじゃない!」とでも言っているかのように、私が動画の再生を止めるまで永遠に腕を噛み続けました。

だから、仕事で子猫の動画記事を書かなければならない時は大変…。なんとしても執筆したい下僕VS浮気は許さない猫の構図が出来上がってしまうので、いつも「ジジが一番大好きだよ。これは、お仕事だから浮気じゃないんだよ」となだめつつ、記事を執筆していました。
そんなジジが亡くなって、子猫の動画をゆっくり見られるようになった今、あの嫉妬心のかわいさで胸がいっぱいになる日がある。

噛まれない日常や嫉妬心が向けられない日常って、こんなに寂しいものなんだね。あの独特な愛情表現を、もう一度味わいたい。無性にそう思う日の乗り越え方を、ジジがいなくなった日から、ずっと探しているような気がします。
【愛猫コタロウの場合】どこかへ逃げ、しょんぼり…
コタロウは愛猫たちの中で一番ビッグな猫(体型が)なのですが、実は一番のビビリさん。警戒心が強く、私以外の人がお腹を触ろうとすると必ず噛みます。
お腹を触られる時もそうですが、コタロウは誰かに触られる時、慎重に手のにおいを嗅ぐ。触ろうとしている相手が誰か確認してから「お前なら良し!」みたいな感じで触らせてくれるので、チェックを通過した人は「ありがとうございます!」と、もっぱら感動しています。

そんな風に警戒心が強いからか、コタロウは私がYouTubeで子猫の動画を見ていると、鳴き声が聞こえた瞬間、机の下に入ったり、猛ダッシュで遠くへ逃げていったりします。
そして、その後はなぜか、しょんぼりしながら私のそばへ。シュンとした顔を見ていると、「僕以外の子をお迎えしたんですか…?」と言われているような気持ちになり、つい「これは動画であって、本物ではなくて…」と、弁明をしてしまいます。

下僕は、僕ちんのもの。常にベッタリなコタロウはきっと、そう思ってる。その深い愛に応えられるよう、私は「仕事以外では極力、猫動画を見ない」を徹底しています。
コタさん、できたらでいいのですが、本物と動画の猫の声の違いを聞き分けられるようになってくれたら嬉しいです。
【愛猫レオンの場合】子猫に会いたくて私をガブッ!
レオンは人間なら、絶対陽キャ。人懐っこくて、初対面の人にも平気で絡むので、夫は一緒に住み始めた当初、絡まれるたびに「こういうグイグイ系のクラスメイト、クラスにひとりはいるよな」と笑っていました。

レオンは私と夫が話し合いをしていると必ず参加。自分を人間だと思っている節があります。だからか、テレビに猫が映ると「あれが猫か…」という感じで、興味深く見続ける。自分も実は、猫なのに。
ただ、生後4ヶ月まで保護猫カフェで多くの猫たちと暮らしてきたからか、人間だけでなく、猫も大好き。YouTubeで子猫の動画を見ていると、子猫を探す素振りをした後で私を噛んできます。

多分、「子猫を隠したな!出せよ!」と言っている。ジジとは違った感情での”ガブッ!”なのです。
そんな反応が面白くて、一度、子猫の鳴き声が流れる動画を再生したまま、カーペットの下にスマホを隠すイタズラをしました。
すると、レオンは鳴き声を慎重に聞き、スマホの隠し場所を特定。その賢さを見て、私は「すごいじゃん!」と駆け寄り、褒めましたが、レオンは子猫がいないことが不服だったよう。

「早く子猫に合わせろ!お前が隠してるのは分かってるんだぞ!」と言っているかのように、ナデナデする私の手をひたすら噛み続けました。
「ごめんなさい。出来心でした」と土下座すると、頭に猫パンチをお見舞いしてくるレオン。もう二度と、このイタズラはしない。その日、私は猫の執念深さも学び、そう心に誓いました。おキャット様って強い…。
自立しているように見えるのに、飼い主が他の猫に興味を惹かれると、つい嫉妬心が溢れてしまうのも猫という生き物のかわいさ。自分に向けられるまっすぐな愛情に、これからも誠心誠意、応えていきたいものです。
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