2026年1月中旬、いつものように夫と夕食を食べていた時、愛猫レオンが突然、発作を起こしました。発作は数分で治まりましたが、初めて見る発作に、私たち家族はパニックに…。
今回は、その時の状況を詳しく綴りながら、かかりつけ医に聞いた”猫の発作との向き合い方“をお伝えします。
元気な愛猫が“突然の発作”を起こして…
その日、愛猫レオンはいつも通り、夫が座っている座椅子の上へ。「髪を噛まないでよ~」など、微笑ましいやりとりを繰り広げていましたが、座椅子からピョンと降りた時、夫から「あれ?レオ、後ろ足おかしくない?」と言われました。

その時、レオンがいたのは、ちょうど私の真後ろ。「歩き方おかしい?」と焦り、様子を確認しようと思って振り向くも、すでにレオンは私の横を通り、テーブルに登ろうとしていました。
運動神経のいいレオンはいつも、簡単にテーブルへジャンプします。でも、この時は1度ジャンプを失敗。「ほら!やっぱりなんかおかしい!」と夫が言っているうちに、レオンは二度目のジャンプ。テーブルへ登ることはできましたが、その直後、異変が起きました。

なぜか、右手は伸びず、ギュっと縮んだ状態。そのうち顔が傾き始め、テーブルから落下しました。幸いにも、落ちたのはこたつ布団の上でしたが、咄嗟に動けなかった自分を責めました。
落下後、レオンは這いつくばって自力で歩こうとするも、手足はいうことを利かず。手足をギュっと縮めたまま仰向けになりました。このまま死んでしまうのではないか…。私たちは焦り、「レオ!大丈夫?どうしたの!?」とパニックになりました。

中毒症状は嘔吐や食欲不振があるはず。血栓などの心臓の異常による発作なら、肉球が青白く、冷たくなるはず。色々な可能性や症状が頭をよぎる中、ひとまず、私はレオンの肉球をチェック。心臓関係の発作である場合は、命の危険性が高いからです。

幸いレオンの肉球は、いつも通りのピンク色で温かさもあった。そして、5分も経たないうちに、いつものように歩き始めたので、「心臓系ではなさそうだ…」と、ひとまずホっとしました。
しかし、歩けるようにはなったものの、レオンは、どこかぼんやりとした様子。夜間動物病院に行くか迷いましたが、食欲があり、ジャンプやイタズラも普通にするようになったので、緊急性は低いだろうと判断。翌日、朝イチで動物病院を受診することにしました。
ただ、再び発作が起きて落下事故が起きることがないよう、その日はペットサークルの中で寝てもらいました。
「特発性前庭障害」を疑って獣医師に相談
レオンの発作は、てんかん発作のように手足をバタバタさせるものではなく、手足がキュっと縮んだり、つっぱったりするような症状でした。
同じ症状の子は、いないだろうか…。そう思って、SNSやYouTubeで色んな発作を検索していると、「特発性前庭障害」という突然、発症する原因不明の発作があることを知りました。
もしかしたら、この発作なのかもしれないと感じ、翌日、動物病院で症状を説明する時、自分が見た具体的な症状と共に、「ネットで動画を見ていたら、特発性前庭障害の症状が似ていました」とも伝えました。

すると、獣医師は手をレオンの目に近づけて様子をチェック。どうやら、特発性前庭障害の場合は、距離感を測ることが難しくなるらしい。「この子の場合は、手を近づけると認識できているので、特発性前庭障害の可能性は低いと思います」と告げられました。
発作が起きると、飼い主としては脳や心臓(血栓症など)に原因があるのでは…と思いやすいものですが、獣医師いわく、肝臓などに原因がある場合でも発作が見られることはあるとのこと。

そこで、血液検査を行い、数値に異常がないかを調べてもらいました。
検査の結果、レオンは健康体でした。エコー検査で発見できない心臓病も早期発見できる心臓病バイオマーカー(NT−proBNP)も行ってもらいましたが、そちらも異常はなく、発作が起きた原因が分からないという一番苦しい状況になってしまいました。
獣医師が教えてくれた“猫の発作”との向き合い方
今のうちから、MRIやCTを受けたほうがいいのだろうか。亡き愛猫の闘病を通して、病気を早期発見することの大切さを痛感していた私は悩みました。
そんな私に獣医師は、発作との向き合い方を丁寧に説明してくれました。獣医師いわく、1度、発作が見られても再発しないまま、生涯を終える子もいるそう。

「発作を止めるお薬は、飲み始めたら一生飲む必要があります。この子の場合は一度軽い発作が見られただけなので、お薬を始めるにはまだ早いと思いますよ」 獣医師はそう話し、我が家のように、てんかん発作とは違う軽度の発作が見られた場合は、少し様子をするという選択もあるのだと教えてくれました。
獣医師いわく、半年に2回ほど発作が起きれば、CTやMRIなどの検査を検討したり、服薬を検討したりしていくのが一般的なのだそう。MRIやCT、脳波の検査は費用が高額なので、飼い主側の選択としては「徹底的に原因を調べる」か「発作止めの薬で上手く病気と付き合っていく」の二択に別れるそうです。

幸い、レオンはその後、発作が見られていません。でも、原因が不明なので再発の不安が消えない日々を過ごしています。
愛猫の発作を経験して感じた“事前準備”の大切さ
今回、愛猫の発作を初めて経験して、私は多くのことを学びました。まず、痛感したのは症状を動画で撮影することの大切さです。口で説明するだけでは、やっぱり症状って伝わりにくい。
発作時は心配が勝りそうになるけれど、グっと抑えて、動画撮影できるよう、あらかじめ意識しておくことが大切なんだなと思いました。

緊急時に動画を撮影できる自信がない方は、録画機能のあるペットカメラを設置するのもよいと思います。この知識はSNSで教えていただいたのですが、たしかにそうだな…と!
私のように在宅ワークだと、ペットカメラを導入していない家庭も多いと思うのですが、いざという時のお守りとして設置しておくのは、いい方法だと思いました。
また、発作が再び起きることを想定して、自分が選びたい治療を事前に決めておくことも大切です。「徹底的に検査をして原因を特定する」か「薬を使って発作を止め、病気と上手く付き合っていく」かでは、かかる費用が違ってきます。

もし、「原因の特定をしたい」と思う場合は、症状が出ていないうちからペット保険を検討したり、猫貯金の額を増やしたりすることが重要。大人しい猫さんの場合は無麻酔CTが行えることもありますが、やはり麻酔ありのCTのほうが詳しく調べられます。

どこまで検査を受けてもらうのか、服薬はいつ頃から獣医師に相談して始めるのかなど、再発時には迷う選択がたくさん。だからこそ、愛猫の年齢や健康状態などを考慮しつつ、適切な対処がとれるよう、あらかじめ自分の中で治療方針を定めておきたいと思いました。
なお、今回の発作時にはペットサークルのありがたさも身に染みました。ケージはステップが取り外し可能であっても、網目に手をかけて上り、落下事故が起きてしまうことがあるので、ペットサークルが一家に一個あると安心できるかと思います。
ただ、部屋のスペースなどの関係で、ケージしか準備できない場合はステップを取り外した状態で横向きに置き、落下事故を防ぐのもよいかもしれません。

ひとまず、この半年間は発作が起きなくても、手足の動かしづらさが出ていないかも、こまめにチェックしていきたい。愛猫が健康でいてくれることのありがたみを、改めて痛感する毎日です。






⇑誤字たくさんありました、すみません!
差所⇒最初
CRT⇒CT
私の経験談です。2026年1月17日に愛猫を(てんかん)重積発作で亡くしました。8才でした。
最初の発作が出たのは2024年6月。様子がおかしいな、と見ていたらぐるぐる回転しだして20秒くらいの全身けいれん。差所は何が起こったのかわからなくて、すぐ元に戻ったので様子見してました。
それからしばらくは元気だったのですが、約一か月後に再び発作。ちょうど動画を撮ることができたので、それをもって動物病院へ。
血液検査、エコー、レントゲン等も異常はなく、たぶん脳ですね、と言われました。子猫のころに眼振もあったので間違いないと思います
近くにCRT設置の病院がなく、薬で抑えてゆくという選択をしました。
処方してもらったのがフェノバール。ですが一か月経たないうちに発作が出てしまったのでジアゼパム錠に変更になりました。同時に緊急用の座薬(ダイアップ)もいただきました。
ジアゼパムも半年過ぎてから効かなくなり、、、全身がびくびくする痙攣から「反弓緊張 強直発作」に代わってゆきました。発作の回数も増えてゆき、、、
今年の1月に12時間苦しみ、動物病院へ着いたときに息を引き取りました。
正直、大きな病院で(脳)手術をした方が良かったのか、でも全身麻酔は怖い、脳腫瘍だったかもしれない、そしたら術後は抗がん剤治療?!といろいろな思いが湧き出ていまだに後悔しています。
気を付けていたことは「刺激しない」(音・光・人間の行動)ストレスをためさせない、日ごろの猫の行動を観察、でした。
少しでも「いつもと違うな」と思うことがあったら(夜泣き、食の変化、体重、徘徊、行動パターン等)お医者様に相談してみてください。それを改善させるだけでも発作が起きないこともあるそうです。
私の経験が少しでも役にたちますように。
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