”猫が髪を噛む癖”を美容師に相談したら…まさかの“猫ファースト”なカットになった話

”猫が髪を噛む癖”を美容師に相談したら…まさかの“猫ファースト”なカットになった話

世の猫飼いさんと同じく、私も普段は自分たち人間よりも愛猫を最優先するタイプ。でも、そんな私でも「こんなとこまで猫ファーストになってしまうなんて…!」と驚いた箇所がありました。

それは、自分の髪の毛。2年ほど前、猫好き美容師さんと出会ったことを機に、私は愛猫のカミカミを尊重する「猫カット」を施されるようになりました。

髪の左右差を生んだ犯人は…?

すべてのきっかけは、美容院で髪の左右差を指摘されたことです。当時、私の髪は右が左よりもやや短く、左右で長さが違っていました。

もともとブリーチをガンガンしてくぜ系のハイトーンカラーが好きなので、私自身は「痛みで左右差が出てるんだろうな」と思っていました。しかし、美容院で長さを整えてもらっても、次の来店時にはまた長さが違っているという状態に、担当の美容師さんが首を傾げ始めました。

「なんか心当たりある?」そう聞かれた時、頭に浮かんだのは私の髪をカミカミするのが好きな愛猫レオンの姿。いやいや、猫が原因なはずない。そんな大量に髪を噛んでもいないし。そう思いつつ、美容師さんに「猫が髪を噛むことはあります」と告白しました。

すると、美容師さんは突然、ハイテンションに。「え!かわいい!!どうやって噛むの!?」と予想以上の食いつきです。ワイルド系の美容師さんが一瞬にして女子高生みたいにキャッキャする姿は、大変キュートでした。

すると、美容師さんは突然、ハイテンションに。「え!かわいい!!どうやって噛むの!?」と予想以上の食いつきです。ワイルド系の美容師さんが一瞬にして女子高生みたいにキャッキャする姿は、大変キュートでした。

猫の話だと饒舌になる私は、できる限り詳しく噛まれる時の状況を説明し、愛猫のかわいさを自慢。「歯磨きしてると、洗面台に乗ってきて二足立ちしながら噛むんです」とか「座椅子に座っていると、座椅子の上に乗ってきて爪をさしながら噛むんです」とか、これでもかというほど下僕っぷりを白状しました。



美容師さんは私の回答を聞くたび、「かわいい」と連呼。まるで、「かわいい」しか言えないbotみたいになっていました。そして、ひとしきり話を聞いてくれた後、「「猫アレルギーじゃなかったら絶対、猫を飼ってたんだよ~!」と猫への想いを告白。今度は私が「猫ってかわいいですよね」しか言えないbotと化しました。

美容師さんが導き出した”予想外すぎる対処法“

熱量高めな会話がしばらく続いた後、美容師さんは我に返り、「たしかに切り口がランダムだ。ニャンのカミカミ、髪の左右差に関係してる可能性があるね」と言いました。さすが、プロ。観察眼がすごい。そして、この人は猫のことを「ニャン」と言うんだ、かわいい。

私はそんな感心と胸キュンを味わいながら、「そうなんですね。猫にカミカミやめさせるの難しいから、どうしようかな」と返答しました。

美容師さんが導き出した”予想外すぎる対処法“

すると、美容師さんは「うんうん、ニャンにはカミカミしててほしいよね」と全面的な猫ファースト姿勢。猫と暮らしてないのに、めちゃめちゃ猫ファーストじゃん。一瞬でも「カミカミをやめさせる方法」を頭の中で検索した自分が恥ずかしくなりました。

そう自分を恥じている間に、美容師さんは予想のななめ上をいく結論を導き出したようです。「よし!じゃあ、ニャンのカミカミに合わせて右にもカミカミカットを入れようか!」そう言って、右に多くできていたレオンのカミカミカットを参考にして、左の髪にハサミを入れ始めました。

そう自分を恥じている間に、美容師さんは予想のななめ上をいく結論を導き出したようです。「よし!じゃあ、ニャンのカミカミに合わせて右にもカミカミカットを入れようか!」そう言って、右に多くできていたレオンのカミカミカットを参考にして、左の髪にハサミを入れ始めました。

うちの猫が気ままに作ったカットを、プロが手本にしている…。まさかの展開に私は驚きつつ、「んー!ニャンのカットを再現するのは難しい~!」と奮闘する美容師さんを静かに応援しました。

髪まで猫ファーストになった下僕の末路

まさか、髪まで猫ファーストになるとは思ってもみなかったな。そう思いながら、頭の中にドヤ顔をするレオンの顔を思い浮かべているうちにカットは終了。美容師さんは「できる限り、ニャンのカミカミと同じようなカミカミカットにしたよ」と、ドヤ顔でした。

髪まで猫ファーストになった下僕の末路

鏡を見ても正直、どこがカミカミカットなのかは素人の私には分かりませんでしたが、レオンと美容師さんで新たなカットを生み出したことだけは理解しました。美容師さんも、まさか人生の中で猫の噛み方に合わせてカットする日が来るなんて思ってもみなかっただろうな。

その後も美容院に行くたび、私の髪にはカミカミカットが施されるように。それを繰り返しているうちに、いつしか髪の左右差があまり気にならなくなりました。

その後も美容院に行くたび、私の髪にはカミカミカットが施されるように。それを繰り返しているうちに、いつしか髪の左右差があまり気にならなくなりました。

これも美容師さんの技術なのかもしれない。そう感動していましたが、髪の左右差が気にならなくなってくると、美容師さんは「よかったね」と言いつつも、どこか寂しそうな表情に。「最近、ニャンは髪噛まないの?」と残念そうに尋ねられるようにもなりました。もしかして、もっとカミカミカットしたいのかな…?

なお、カミカミカットの発案者であるレオンは最近、歯磨きの時には髪を噛みに来なくなったものの、朝起きて猫のトイレ掃除をしていると、後ろからおんぶをされる時のように2足立ちで抱き着き、後ろ髪をカミカミしています。



その近況を美容師さんに話すと、「え!ニャンって、そんなことしてくれるの!」と、それはそれは萌えていました。レオンに技術が光る後ろ髪にカミカミカットがなされる日も近いかもしれません。

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