完全食といわれるバナナ。栄養価が高く、吸収も早いのでエネルギー源として注目されているフルーツですね。
甘い匂いがするからか、バナナを欲しがる猫ちゃんも多いのではないでしょうか? 今回は猫ちゃんにバナナを食べさせてもいいかどうか、チェックしていきましょう!
バナナの栄養は?猫が食べても大丈夫?

手軽に食べられて、栄養たっぷりなバナナは、猫ちゃんが食べても問題のない食べ物です。まずは、バナナに含まれる成分やカロリーについて知っておきましょう。
バナナの栄養素
バナナのカロリーは、1本(可食部100g)あたり約93kcalです。これは、お茶碗半分くらいのご飯や食パン半枚程度のカロリーに相当します。
また、バナナは食物繊維が豊富なので、1本食べるだけでも満腹感が得られます。食物繊維は腸内環境を整える働きもあるため、とてもヘルシーなイメージがあります。
バナナには食物繊維のほか、炭水化物、たんぱく質、腎臓の健康維持に役立つカリウム、ビタミンC、ビタミンB6などの栄養素が含まれています。
参考:文部科学省『食品データベース』より
猫がバナナを食べても大丈夫?
栄養たっぷりでおいしいバナナ、猫ちゃんが欲しがる場合は食べさせても問題ありません。
ただし、猫ちゃんにとってバナナはとても高カロリーです。肥満防止のため、おやつとして少量のみ与えましょう。
猫ちゃんがバナナを食べすぎてしまうと、消化器官に負担をかけるほか、まれにアレルギー反応が出る場合もあります。
バナナを食べさせるときの注意点

バナナは、猫ちゃんが食べても問題のない食品ですが、与え方や量には注意が必要です。
最初はほんの少しだけ
初めてバナナを与える場合は、少量から始め、様子を見ながら量を増やします。バナナを食べた後に下痢や嘔吐、かゆみなどの異変がないかを確認します。
頻度は週に数回のみ
バナナは人間にとっては栄養バランスが良く、ヘルシーな食べ物ですが、猫ちゃんにとってはカロリーが高すぎます。毎日与えるのではなく、週に数回、おやつとして与える程度にしましょう。
皮は必ずむく
バナナの皮は猫ちゃんの消化器官に負担をかけたり、誤飲の原因になる可能性があります。バナナの皮は必ずむいて、小さく切ったものを食べさせましょう。
常温に戻す
冷たいバナナは猫ちゃんの胃腸に負担をかける可能性があるので、常温に戻してから与えましょう。
歯磨きをする
バナナは粘着性が高く、歯に残りやすい性質があります。また、バナナには糖分が含まれているため、口内細菌が増え、歯垢や歯石を作り出す原因になります。猫ちゃんにバナナを食べさせた後は、できれば歯磨きをして歯周病を予防しましょう。
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バナナ好きな猫はレア?

「バナナ猫」と呼ばれる猫ミームが流行しているせいか、猫ちゃんとバナナは多くの人の心を掴んで離さない組み合わせです。
しかし、バナナ好きな猫ちゃんはレアと言えます。
バナナの強い匂いを嫌がる猫ちゃん、ネバネバした食感が苦手な猫ちゃんは多いです。また、猫ちゃんは甘味をあまり感じることができないため、甘いバナナの味に魅力を感じないのでしょう。
どちらかといえば、バナナは嫌いという猫ちゃんが多いかもしれませんね。猫ちゃんによって好みは様々なので、なかにはバナナを好んで食べる猫ちゃんもいます。
まとめ

バナナは栄養価が高く、猫ちゃんが食べても問題のない食品ですが、積極的に食べさせる必要はありません。
ほとんどの猫ちゃんはバナナの匂いや触感が苦手です。また、糖分の高い食べ物は歯周病のリスクを高めてしまいます。猫ちゃんの健康を第一に考え、適切な食事管理を行うようにしましょう。
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