メス猫の避妊手術後のケア方法や注意することを解説

メス猫の避妊手術後のケア方法や注意することを解説

猫ちゃんの「避妊手術」は必要なものとわかっていても、お腹にメスを入れるのなんて不安がいっぱいですよね。

不安な気持ちは猫ちゃんも同じ。だからこそ、避妊手術後は飼い主さんによるケアが何よりも大切なんです。

今回はメスの猫ちゃんの避妊手術に注目して、避妊手術後のケア方法や注意点、術後の変化について詳しく解説します。

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メス猫の避妊手術について

メス猫の避妊手術について

メスの猫ちゃんの避妊手術について、何歳で受ければいいのか、どんな手術をするのかなど、基礎知識を知っておきましょう。

メス猫の避妊手術はいつするの?

初めての発情期を迎える生後5か月頃までに避妊手術を行うのが理想的です。ただし、発育の程度によっては避妊手術を見送ったほうがいいこともあります。避妊手術は何歳でもできるので、手術のタイミングは獣医師とよく相談するようにしましょう。

避妊手術の方法

避妊手術には「卵巣と子宮を摘出する方法」「卵巣のみを摘出する方法」があります。

卵巣のみを摘出するほうが手術の負担は小さいです。ですが、子宮蓄膿症や子宮内膜症などの病気を予防するなら卵巣と子宮をいっしょに摘出する必要があります。

避妊手術は全身麻酔をかけ、お腹を数cmほど切開する「開腹手術」を行います。動物病院によっては「腹腔鏡手術」を行うこともあります。開腹手術より腹腔鏡手術のほうが傷跡が小さくなります。

手術時間はおよそ1時間。手術当日に自宅に帰れるケースもありますが、猫ちゃんの状態によっては1~2泊の入院で経過観察をすることもあります。

メス猫の避妊手術の流れ

【1.術前検査】

身体検査(問診・視診・触診・聴診)や血液検査、レントゲン撮影などを行い、病気はないか、感染症はないか、全身麻酔に耐えられるかを確認します。

【2.手術前日】

全身麻酔をして回復手術をするため、前日の夜からの絶食・絶飲が必要です。

【3.手術当日】

触診・体温チェックをして問題なければ全身麻酔を行い、お腹の毛を剃ります。心電図、血圧などを確認しながら卵巣のみ、または卵巣と子宮を摘出します。傷跡を縫合したら手術完了です。動物病院によっては、抜糸の必要のない溶ける糸を使っている場合もあります。

【4.入院】

麻酔から覚醒後はそのまま帰宅、もしくは経過観察のために1~2泊の入院になります。傷跡をなめないように、エリザベスカラーや術後服で傷跡を保護しながら生活します。

【5.自宅で術後ケア】

問題がなければ手術後のケア方法について説明を受けて帰宅します。獣医師の指示に従って、服薬などの術後ケアを行います。

【6.抜糸】

手術から1週間~10日後に抜糸を行います。問題がなければ通常の生活に戻れます。

避妊手術後のケア方法

避妊手術後のケア方法

メスの猫ちゃんの避妊⼿術は、オスの猫ちゃんの去勢手術よりも負担が大きく、手術後は痛みや違和感を感じやすいです。

手術そのものは全身麻酔をしているので何も感じませんが、見知らぬ場所で手術を受けるという体験は恐ろしくて不安も大きいはずです。

帰宅後は、まずは静かな場所で休ませましょう。それから、手術後の傷口をなめないように、エリザベスカラーや術後服は必ず身に着けるようにします。

避妊手術後の食事はいつからOK?

日帰り手術の場合は、手術当日の食事は控えるように指示があることもあります。ご褒美をあげたくなってしまいますが、獣医師の指示に従うようにしてください。食欲がなかったり、嘔吐や下痢の症状があったらすぐに獣医師の診察を受けましょう。

エリザベスカラーは術後1週間は必要

メスの猫ちゃんの避妊手術は開腹手術なので、術後の傷口を舐めてしまわないようにエリザベスカラーは必須です。エリザベスカラーは抜糸までの1週間~10日間は着けたままの生活になります。

エリザベスカラーを嫌がって外そうとしたり、固まって動かなくなることがあります。しばらくすると慣れてくるはずなので、我慢してもらいましょう。

エリザベスカラーを着けていてもストレスなく生活できるように、障害物を片付ける、トイレの蓋を外す、背の高い食器を使うなど、身の回りの環境を整えることも大切です。グルーミングもしづらいので、蒸しタオルで体を拭きつつ、ブラッシングもしてあげてください。

最近ではエリザベスカラーの代用として、猫ちゃん専用の術後服を着せる動物病院もあります。エリザベスカラーよりも違和感が少なく、食事やトイレもストレスなくできるようなのでおすすめですよ。

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安静期間はいつまで?

抜糸が必要な場合は1週間から10日間は安静期間です。抜糸が必要ない場合でも、同じくらいの期間は安静に過ごせるようにしましょう。もちろん、安静期間中はシャンプーも禁止です。

傷口が開いてしまわないように、激しい運動や興奮するような遊びは避けます。同居猫ちゃんがいる場合は、しばらくは別室やケージで隔離するようにします。

縫ったところに痛みや違和感があるため、いつも通りに動けずに横になっていることが多いです。でも、数日後にはすっかり元気に走り回っているということもあります。

傷口の様子は常に確認するようにし、血がにじんでいる、糸が切れているなどの異変を感じたら、すぐに獣医師に相談しましょう。

避妊手術後の変化

メス猫の避妊手術について

避妊手術後は発情のストレスがなくなり、穏やかに過ごせるようになります。ですが、ホルモンバランスが変化することで、猫ちゃんの体にも変化が見られるようになります。

避妊手術後は太りやすい

避妊手術後は代謝が落ちるので太りやすくなります。食欲が増えるという猫ちゃんもいます。

肥満になってしまうことがあるので、運動量を増やしつつ、避妊手術後の猫ちゃん専用のキャットフードに切り替えるのもおすすめです。

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避妊手術後は性格が変わる?

オスの猫ちゃんとくらべて、メスの猫ちゃんの性格が変わるということはあまりありません。

メスの猫ちゃんはツンデレで猫らしい性格をしていることが多いですが、手術による痛みや恐怖から飼い主さんに甘えたい気持ちになる子もいるようです。ママに甘えていた子猫時代を思い出しているそうですよ。

まとめ

まとめ

オスの猫ちゃんの去勢手術とは違って、メスの猫ちゃんの避妊手術は開腹手術をしなければなりません。猫ちゃんにとって必要な避妊手術でも、手術後の傷の痛みや猫ちゃんの体調が心配になりますね。

避妊手術後は飼い主さんによる術後ケアが何よりも大切です。

食事や排泄の様子、傷口の様子などをチェックしつつ、なるべく安静に過ごせるように環境を整えてあげましょう。手術の方法によっては必要な術後ケアが変わってくるので、獣医師の指示に従うようにしてください。

また、飼い主さんがソワソワと落ち着かないようでは、猫ちゃんもリラックスして休めません。手術を乗り越えた猫ちゃんのためにも、避妊手術後のケア方法を正しく知っておいてくださいね。


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