子猫を飼うときに必要なものはなんでしょう?
子猫用のミルクやフード、トイレ、猫砂、子猫用ベッド、ケージ、キャリーバッグ、おもちゃなどの猫グッズは必須。トイレや爪とぎのしつけも必要です。
それから、子猫のうちから猫首輪に慣らしておくことも忘れてはなりません。
今回は子猫の育て方やしつけ方など、子猫を家族に迎えたら飼い主さんがやるべきことについてまとめてみました。
子猫の育て方・しつけ方
子猫ちゃんを家族に迎えるとき、どうやって育てればいいのか、しつけはどうすればいいのか不安になりますよね。
子猫ちゃんをペットショップから迎えた、保護猫の里親になったという場合は、人に慣れていてトイレも覚えていることが多いです。お世話の仕方もアドバイスしてもらえるでしょう。
野良の子猫を拾ったという場合は慌ただしくお世話が始まるかもしれませんね。
適切に子猫を育てるには、月齢を正しく知る必要があります。野良の子猫を保護したときは動物病院を受診し、健康状態を確認しながら月齢にあったお世話をするようにしましょう。
ワクチン接種と避妊去勢手術
子猫ちゃんは抵抗力が弱く感染症にかかりやすいです。命に関わる病気もあるため、完全室内飼いでもワクチン接種は必須です。生後2か月を迎えたら、ワクチン接種について獣医師に相談するようにしましょう。
また、生後6か月頃に初めての発情期を迎える子もいます。うるさい声で鳴いたり、おしっこによるマーキングなどの問題行動があるため、避妊去勢手術についても相談しておきましょう。
「爪切り」のしつけは生後1か月から
生後1~3か月頃の子猫は「社会化」をする時期です。兄弟猫同士でじゃれあうことで、力加減を学びます。
兄弟猫がいないときは、飼い主さんが力加減を教えます。子猫ちゃんに強く噛まれたら、「痛い!」「あ!」と大きな声を出してやめさせましょう。遊びを中断するのも効果的です。
「爪切り」も生後1か月から始めます。この頃から爪切りに慣らしておくと、大人になっても嫌がりにくくなります。同じようにブラッシングや歯磨きにも慣れさせましょう。
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爪とぎのしつけ方
子猫ちゃんでも本能的に「爪とぎ」をします。爪とぎをやめさせることはできないので、爪とぎをしていいところと、してほしくないところをわかってもらいましょう。
まずは子猫ちゃんの体に合ったサイズの爪とぎ器を用意します。麻や段ボールなど、いろんな素材の爪とぎ器があるといいですね。
最初は子猫ちゃんの手をとって、爪とぎ器で爪をとぐことを教えます。飼い主さんが爪とぎ器で爪とぎの真似をしてもOKです。
壁やソファーで爪とぎをしていたら、爪とぎ器まで連れていきます。爪とぎ防止シートなどを活用しつつ、根気よく続けてみてくださいね。
脱走・事故防止
子猫ちゃんはとっても好奇心旺盛。好奇心に駆られて外に出てしまうこともあるので、脱走対策はしっかりとしておきましょう。
また、お風呂の残り湯で溺れる事故や、高いところからの落下事故も多いです。家庭内事故対策も重要です。
子猫のうちに猫首輪に慣れさせよう
爪切りやブラッシング、歯磨きと同じように、「猫首輪」にも子猫の頃から慣らしておきましょう。
猫首輪を着け始めるタイミングは、体つきがしっかりしてくる生後3か月ごろから。
最初は数分間だけ。上手に着けられたら、たくさん褒めてオヤツもあげましょう。少しずつ猫首輪を着ける時間を伸ばしつつ、嫌がるようなら外します。早ければ2~3日で慣れてしまいます。
子猫にも猫首輪が必要な理由
「猫首輪」はオシャレのためでも、お散歩用でもありません。いざというときに猫ちゃんの身を守るためのものです。
猫ちゃんが外に出てしまったとき、ぱっと見では「飼い猫」なのか「野良猫」なのかはわかりません。だけど、保健所や動物愛護センター、動物愛護団体、警察などに保護されたとき、猫首輪をしていれば「飼い猫」だとわかります。
他の誰かに飼われてしまう、飼い主のいない猫として殺処分される……という事態を避けることができるというのが大きなメリットです。
猫首輪に飼い主さんの連絡先を記入した「迷子札」をつけておけば、さらに再会の確率が上がります。猫ちゃんは脱走リスクの高い生き物なので、マイクロチップとあわせて、猫首輪と迷子札も普段から着けておくようにしましょう。
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子猫には子猫用の猫首輪を
子猫ちゃんの身体はとってもデリケート。やわらかい被毛や皮膚に負担をかけないためにも、子猫ちゃん用のやさしい猫首輪がおすすめです。
大切なのはデザインよりも安全性。リボンやヘアゴムは危険なのでNGです。小型犬用の首輪も子猫ちゃんには負担が大きいです。
わんちゃん用の首輪は、リードをつけて散歩をするためのものなので「頑丈で硬い」です。猫ちゃんはわんちゃんよりも首が細いため、わんちゃん用の首輪では重すぎるのです。首輪が刺激になって、首輪ハゲになってしまうこともあります。
猫ちゃんの首輪は身元証明用。頑丈である必要はありません。デリケートな子猫ちゃんに着けるなら、やわらかくて軽い猫首輪がおすすめです。
ファースト猫首輪「銀のキトン」シリーズ
デリケートな子猫ちゃんのために生まれたのが、ぽぽねこの「銀のキトン」シリーズ。
子ども服にも使われる高級コットン地を使用し、わずか4gという軽さに仕上げました。
子猫ちゃんの初めての猫首輪なら「シュシュタイプ」がおすすめ。頭をすぽっと通すだけで着けられて、細かなサイズ調整も必要ありません。
どこかに引っかけてしまってもスルッと抜ける安全設計。元気でやんちゃな子猫ちゃんも安心して使えます。
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猫を幸せにする飼い方「5大原則」
飼い猫の平均寿命は15年を超えたといわれています。
完全室内飼育の定着や獣医療の発達、キャットフードの質の向上などいろんな要素が考えられますが、いちばん大きく変わったのは飼い主さんの「猫リテラシーの高さ」です。
ひと昔前までは猫ちゃんは放し飼いにするのが当たり前で、猫ちゃんはもっと短命でした。猫ちゃんを放し飼いにするということは、交通事故や感染症、それから虐待などの危険にさらすということなのです。
猫ちゃんは、猫の姿をしているけどかけがえのない「家族」。大切な猫ちゃんに元気で長生きしてもらうための「5大原則」を本にまとめました。
▲電子書籍なのでスマホで読めます!
大人気のYouTuber獣医師こりん先生と、ぽぽねこ代表がタッグを組んで『里親になったら知っておくべき 保護猫が長生きするための5大原則』について詳しく解説しています。
保護猫の里親さんに限らず、猫の飼い主さんみんなに知ってほしいことです。参考にしてもらえると嬉しいです。
まとめ
「子猫の頃から慣らしておく」ことが猫ちゃんのストレス軽減に繋がることがあります。
まずは、爪切りやブラッシング、歯磨きなどのお手入れから。生後1か月を迎えたら始めます。嫌がる猫ちゃんが多いですが、猫ちゃんの健康と長生きのためには欠かせないことなので、少しずつ慣れてもらいましょう。
子猫ちゃんが生後3か月を迎えたら「ファースト猫首輪」にチャレンジしてください。
猫首輪と迷子札は飼い猫である「しるし」。脱走してしまったとき、どこかで迷子になってしまったときに猫ちゃんの身元を証明してくれるものです。
いざというときのために、普段から猫首輪と迷子札を着けておくようにしましょう。
子猫ちゃんを飼うなら「猫グッズ」も「しつけ」も必要です。正しい育て方も知っておかなくてはなりません。1日でも長くいっしょにいられるように、飼い主さんができることをしてあげてくださいね。
本日の編集部recommends!
過剰グルーミングによる舐め壊し防止、被毛の飛散防止、体温調整に最適です。
ぽぽねこの猫首輪は、どうしても猫首輪を嫌がったり、猫首輪ハゲに悩まされていた猫ちゃんにも愛用されています。
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