「他の猫に紛れることはできんね」 個性的なサビ猫にときめいた獣医師の話~届かないラブコール編~

「他の猫に紛れることはできんね」 個性的なサビ猫にときめいた獣医師の話~届かないラブコール編~

SNSに投稿するたび、「顔がタイプ」や「目力がヤバい」と言われる我が家のジジは、個性の塊。動物病院へ行っても、獣医師さんや動物看護士さんを笑顔にしています。

今回は、ジジの魅力にハマった(?)男性獣医師C先生のユニークな発言を紹介。C先生とジジとの複雑な関係もお伝えします。

男性獣医師Cさんとジジの出会い物語

ジジは、心臓の筋肉が厚くなることで心臓の動きに障害が起きる「肥大型心筋症」。2ヶ月に1度は動物病院へ薬を貰いに行き、爪切りをしてもらっています。

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男性獣医師Cさんとジジの出会い物語

ホオーとかきゅわんきゅわんと鳴くので、病院の待合室で「あの人、なんの動物連れてきてんの?」という目で見られるのは、もはや日常です。

幸いにも今は目立った異変はありません。体調が落ち着いている&動物病院が人気すぎて激こみのため、待ち時間が少なくなるよう、獣医師を指名せずに診てもらっています。(獣医師間でカルテの共有はあり。重大な決断をする時は、獣医師みんなで即集まって会議してくれます)

幸いにも今は目立った異変はありません。体調が落ち着いている&動物病院が人気すぎて激こみのため、待ち時間が少なくなるよう、獣医師を指名せずに診てもらっています。(獣医師間でカルテの共有はあり。重大な決断をする時は、獣医師みんなで即集まって会議してくれます)

だから、通院時は「初めまして」や「久しぶりですね」の獣医師さんに診てもらうことも多いのですが、最近診てもらう機会が多いのが、男性獣医師のCさん。私の推測ですが、C先生は多分、ジジの虜になってます。

C先生との出会いは、1年ほど前。初めてジジを見る獣医師さんは診察室に入ってくると、必ず「フフッ…」と優しい笑いをこぼしてくれるのですが、C先生は診察室に入ってくるなり、硬直。診察台の上にいるジジの顔を見て、「この子は…」と絶句した様子を見せたのです。

「他の猫には紛れられんね」との鋭いツッコミ

それを見た私は、めちゃめちゃ不安に。「獣医師だから、顔を見ただけで異変とか感知できるのかもしれん。どうしよう…。ジジ、どっか悪いんだ…」と心臓がバクバク。

しかし、次の瞬間Cさんの口から出たのは「この子は、他の猫に紛れられんね!」という予想のななめ上を行く言葉でした。

 

唖然としながらも、「よかった…どこも悪くないんだ」とホっとした私は緊張が解けて頭が働かなかったため、「へえ!そうなんす!」と江戸っ子っぽい返答に。

けれど、C先生は私の言葉に突っ込む余裕すらないほど、ジジに夢中。「かわいいな。フフッ…」と笑いながら、「お腹触らせてね。フッ…モフモフだ」と満足そうな表情で触診。楽しそうな様子を見て私は、もしかしたらC先生の硬直は一目惚れした時に電撃が走る的なやつだったのかも…と思いました。

けれど、C先生は私の言葉に突っ込む余裕すらないほど、ジジに夢中。「かわいいな。フフッ…」と笑いながら、「お腹触らせてね。フッ…モフモフだ」と満足そうな表情で触診。楽しそうな様子を見て私は、もしかしたらC先生の硬直は一目惚れした時に電撃が走る的なやつだったのかも…と思いました。

その日は爪切りをお願いしたのですが、ジジは「他の猫に紛れられん」と言われたことが不満だったのか、超不機嫌モード。爪切りは誰がやっても怒るのですが、Cさんに対してはこれまでにないほど攻撃的な姿勢に。一緒に暮らして10年以上経ちますが、この時初めて、ジジの本気の威嚇を聞きました。

その日は爪切りをお願いしたのですが、ジジは「他の猫に紛れられん」と言われたことが不満だったのか、超不機嫌モード。爪切りは誰がやっても怒るのですが、Cさんに対してはこれまでにないほど攻撃的な姿勢に。一緒に暮らして10年以上経ちますが、この時初めて、ジジの本気の威嚇を聞きました。

3人がかりでなだめ、「本当に偉いね!こんな偉い子、見たことないよ!」とベタ褒めし、なんとか爪切りは終了。C先生は、ジジがキャリーケースに完全に入るまで、「かわいいね」と笑いながら、ジジのモフモフお尻を見つめていました。 

ジジには全く届かないC先生の優しい気遣い

それから数ヶ月後、再び爪切りをして貰うため、動物病院へ。今回はどの獣医師さんかなと思いながら診察室へ入ると、現れたのはCさん。診察台の上にいるジジを見た瞬間、「ああ、この子…(笑)」と笑顔になってくれました。

ジジには全く届かないC先生の優しい気遣い

しかし、対照的にジジは逃げモードに。動物看護士に「かわいいねえ。大丈夫だよお」とナデナデされながら楽しそうに戯れていたのに、Cさんの顔を見るたび「あ…この人、覚えてるわ。あたち、帰りまあす」と言うかのように、診察台からのジャンプを何度も試みていました。

Cさんはジジと対面すると、「フッ…顔の横の毛がボワっとしてるのが面白いね」と笑いながら頬毛をナデナデ。ジジは頬を撫でられるのが好きなのに、なぜかCさんには撫でられたくないようで後ずさりしていました。

Cさんはジジと対面すると、「フッ…顔の横の毛がボワっとしてるのが面白いね」と笑いながら頬毛をナデナデ。ジジは頬を撫でられるのが好きなのに、なぜかCさんには撫でられたくないようで後ずさりしていました。

そんなジジをまた3人かかりでなだめて爪切り。この時もジジは「ウウー!!」と激しく威嚇をし、激おこモードに…。あなた、院長先生に爪切りされた時は無音だったじゃん。しかも、家では威嚇する時は「うにゃあああ」じゃん。どんだけ声が出せるの…?

そんなことを考えながら、必死にジジをなだめていると、C先生は「君、左手のほうがより爪切り嫌なんだね」と私でも知らなかったジジのマル秘情報を公開。「ひとやすみして、また頑張ろう」とジジを優しく励まし、休息タイムを挟んでくれました。

そんなことを考えながら、必死にジジをなだめていると、C先生は「君、左手のほうがより爪切り嫌なんだね」と私でも知らなかったジジのマル秘情報を公開。「ひとやすみして、また頑張ろう」とジジを優しく励まし、休息タイムを挟んでくれました。

飼い主の私はその気配りを受け、「なんて優しいんだ」と感動したのに、残念ながらジジの心には響かず。C先生にしかしない「ウウー!!!シャー!」という本気の威嚇をしながら爪切りをされ、プリプリした様子でキャリーケースへ。

そんな様子もC先生は笑いながら見守り、完全に見えなくなるまでジジのかわいいふわふわお尻を見ていました。

 

顔を合わせるたびに、ジジをじっと見つめ「かわいいね」「本当に個性的だね」とのラブコールを浴びせてくれるC先生。その愛がジジに伝わる日が、早く来ますように。


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