猫を飼いたいと思ったとき、どこからお迎えしますか?ペットショップ、ブリーダー、愛護センター、保護施設、保護猫カフェなど、お迎え先はいくつもあります。
近年、保護猫ブームにより、保護猫の里親になりたい方が増えています。保護猫に興味があるけど、猫を初めて飼うのは難しくない?そう思われる方も多いと思います。
そこで、猫の里親になるために必要な条件や飼育環境、費用面について解説していきたいと思います。
猫の里親になるための条件とは?

猫の里親になるための条件は、譲渡する自治体・保護団体などによって異なります。ここでは、里親の一般的な条件について解説しますが、必ず譲渡団体に条件を確認してください。
猫を飼育できる住宅に住んでいる
これは絶対条件です。
ペット不可の物件で隠れてペットを飼育して、トラブルになったケースが多々あります。
ペット可の賃貸でも「猫不可」や「頭数制限」が条件の物件もあります。賃貸物件の場合は、必ず契約書や管理規約を確認してください。譲渡団体に提出を求められることがあります。引っ越しが必要であれば、猫と一緒に暮らせる物件を確保することが必要です。
終生飼育をする覚悟がある
猫の平均寿命は約15年です。良質な食事や医療の発達により、猫の寿命はどんどん延びています。飼い始めた猫の年齢にもよりますが、ほとんどの猫が10年以上にわたって食事、トイレの世話、健康管理などが必要になります。そのため、猫の一生を養うのに十分な経済力が求められます。
また、仕事の都合などで転勤が多い場合は引っ越ししたあとも飼育できるのか、シニア層が飼育する場合は自分が飼育できなくなった時に他にお世話をしてくれる人がいるのかなど、自分自身が飼育できなくなった時のことまで考える必要があります。「今飼いたい」のではなく、「最期まで責任を持つ」ことが大切です。
完全室内飼育ができる
保護猫を引き取る際、完全室内飼育を求められることがほとんどです。
もし猫が外に出てしまったら、交通事故や病気への感染リスク、不妊手術をしていなければ望まぬ妊娠に繋がる恐れがあります。
それ以外に、近隣に糞尿をしてしまいトラブルになるケースもあります。
責任をしっかりともち、完全室内飼育することが大切です。
家族全員が同意している
家族全員が保護猫を受け入れたいという気持ちがあってこそ、猫は幸せになります。多くの譲渡団体が、家族全員の同意があることを譲渡条件にしています。もし一人でも反対している場合、虐待などに繋がる恐れもあります。家族全員で保護猫をお迎えしてあげましょう。
必要な費用を負担できる
猫を飼育するのに、フード代、トイレ用品、食器類など日常生活に必要なものから、ワクチン、予防薬、不妊手術費用、病気やケガなどの治療費などが必要になります。これらは猫を飼育するにあたって、継続的にかかる費用です。
それ以外に、猫を迎える際の費用(生体代、飼育に必要な物一式)は別にかかってきます。全部合わせると、数百万円単位になります。それだけの費用を負担できる余裕があるのか、よく考えてください。譲渡団体によっては、所得を証明するものの提出を求められる場合があります。
なぜ猫の里親には条件や審査があるの?

猫を最後まで飼える環境か確認するため
どの譲渡団体も、お世話した猫を最後まで飼ってほしいと願っています。そのため、猫を最後まで飼える環境なのか必ず確認します。
飼育開始後のトラブルを防ぐため
譲渡後に、譲渡した猫がトラブルに遭ってしまうケースがあります。よく耳にするのが、飼育環境(ペット不可物件での飼育、猫の飼育に反対された)でトラブルがあり、団体に戻されたなどがあります。最悪の場合、動物虐待歴のある人物に譲渡し、猫の行方が分からなくなったケースもあるそうです。
そのようなトラブルを未然に防ぐために、譲渡条件を厳しくしたり審査を設けています。
猫と里親の相性を確認するため
例えば、シニア世帯に運動量の多い子猫は向いていませんし、神経質な猫は子供が多い家庭に向いていないことがあります。猫を安心して譲渡するためにも、より条件に合った里親を選抜するために、譲渡団体独自の条件以外に猫個別の条件を設定していることがあります。
譲渡先によって条件が違う理由
里親になるために、全国共通の条件があるわけではありません。自治体・保護団体・保護主などによって、里親の年齢制限、居住地域、家族構成、飼育環境などの条件が異なります。
どの団体も終生飼育や完全室内飼育を条件にしていますが、安心して譲渡できる里親を見つけるためにも、団体独自でルールを設けています。
猫の里親条件は厳しい?一人暮らし・高齢者・賃貸でもなれる?

一人暮らしでも里親になれる?
一人暮らしで里親になれるかは、その団体の条件によって異なります。
留守番時間があまり長くない、他に頼れる人が周りにいるなどであれば、一人暮らしでも里親になれるケースがあります。また、猫の性格やシニア猫など猫の年齢によって人と1対1の関係が望ましいと考えられる場合、一人暮らしでも里親になれる可能性があります。
高齢者でも里親になれる?
譲渡団体により、里親の年齢制限が異なります。高齢者が里親を希望する場合、万が一の時に猫だけが残されてしまう可能性があるため、同居の家族や他に面倒を見てくれる人がいるのであれば、里親になることができる可能性があります。
高齢者が里親になる場合、子猫など手がかかる年齢よりも、成猫の方が飼いやすい傾向にあります。逆にシニア猫の場合は、猫の病気が増えるため通院することができるか、治療費を確保できるか、里親自身が飼えなくなったときに他の人が面倒を見れるかなどをしっかり検討した上で、里親を希望するのが良いでしょう。
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賃貸住宅でも里親になれる?
ペット可であれば里親になることができますが、ペット可物件の中にも「猫は不可」という物件や頭数制限が設けられている物件があります。賃貸契約書に、猫を含むペット飼育可能と明記されていることが必要です。頭数制限のある物件では、その頭数を超えて飼育することができません。契約を守って里親を希望してください。
もし引っ越しが必要な場合、引っ越し先も猫の飼育ができる住居が必要になります。
共働きでも里親になれる?
留守時間を譲渡条件にしている団体も少なくありません。常に誰かが自宅にいることが条件ではありません。子猫やシニア猫など、お世話が必要な猫の里親を希望するのであれば、なるべく留守番時間が少ない方が望まれます。しかし、成猫など安定しているのであれば、多少の留守番は問題なく過ごすことができます。留守中にいたずらや事故、脱走防止の対策がなされている、留守中の飲み水やご飯が確保されているなど、留守中も安全に生活できるようにしましょう。そして、留守番が終わったら、しっかりとコミュニケーションを取れるようにしましょう。それでも、1日以上留守番させるのは望ましくありません。
猫の年齢や持病によっても異なります。投薬や食事管理が必要であれば、猫の状況に合わせた生活環境が求められます。
子どもがいる家庭でも里親になれる?
子供の年齢がある程度大きく、猫との接し方を説明すればわかるのであれば、子供がいる家庭でも里親になることは可能と思われます。里親を希望するのであれば、家族全員で猫のお世話ができるようになるまで待つことも必要かもしれません。
先住猫・犬がいても里親になれる?
先住猫や犬がいる場合、譲渡団体の条件によっては里親になれる可能性があります。先住動物がいる場合、猫との相性が合うかがポイントになります。また、自宅に迎えた際、自宅に慣れるまでの期間や感染症対策のための隔離期間が必要になります。その間、隔離できるスペースが必要になります。隔離する期間は状況によって異なるので、必要に応じて獣医師に相談しましょう。
猫の里親になるまでの流れ

里親募集を探す
里親募集は、愛護センターや保護団体、保護猫譲渡会、保護猫カフェ、里親募集サイトなどから探すと良いでしょう。個人のSNSなどでも募集していることがあります。
申し込み・問い合わせ
希望する猫がいれば、譲渡条件を確認して申し込みを行います。
面談・飼育環境の確認
家族構成、住宅環境、飼育経験などについて確認される場合があります。それ以外にも安定した収入があるかなども確認されることがあります。住居環境を団体スタッフが見に来ることもあるそうです。
トライアル
譲渡を希望する猫が決まり、団体の条件をクリアするとトライアルに進みます。
実際に希望する猫を家庭に迎え、猫と生活することで相性が合うか、飼育を継続できるか確認します。トライアルを設けていない施設もあります。
正式譲渡
トライアルが終了し、里親と譲渡団体の双方が問題ないと判断した場合、正式譲渡となります。
この流れは一例であり、保護団体によって流れが異なることがあるため、必ず譲渡までの流れを確認してください。
里親の審査では何を確認される?

住宅環境
賃貸物件の場合、ペット飼育可物件であるか、猫不可物件ではないかを契約書とともに確認します。また、脱走防止対策を行えるかなども確認される場合があります。
家族構成
単身か、同居家族がいるか、幼児や高齢者がいるかなどを確認します。猫のお世話を頼める人がいるかなどを伝えるのもよいでしょう。
飼育経験
猫を飼ったことがある方が、猫に必要な予防、医療、しつけ等を理解しているので、譲渡できる猫のタイプが広がります。猫を飼ったことがなくても、穏やかな猫であれば譲渡対象になることがあります。
仕事や留守番時間
収入源としての仕事があるか、出張回数や泊りでの仕事があるか、長時間の留守があるかを確認します。ずっと誰かがいる必要があるのではなく、ちゃんとお世話できる時間が確保されているか、通院や緊急時に対応できるかなどを確認されると思います。ただし、出張が多く1日以上の留守番が多い場合、残念ながら里親になるのは難しいと思われます。
経済的な負担が可能か
猫の一生にかかる費用は1頭当たり200万円以上とされています。それだけの費用を捻出できる経済力があるか、所得を証明する書類などで確認されることが多いようです。
先住動物の有無
譲渡団体によっては、「1頭だけの終生飼育」を望むところがあるようです。また、猫の性格や年齢によっては、単独飼育が望ましいケースもあります。譲渡できる猫とのマッチングのためにも、先住動物の有無を確認します。
万が一のときの協力者がいるか
万が一の時に、猫のお世話を頼める人がいると、猫にとっても飼い主にとっても安心材料になります。特に、単身者やシニア世帯の場合は、譲渡団体から確認されることもあります。なるべく身近な人で協力してくれる人を見つけておくのが良いでしょう。
猫を迎える前に準備しておきたい飼育環境

猫が安心できる居場所
キャットケージがあると便利ですが、それ以外に猫が安心できる隠れ家があると良いでしょう。段ボールなどで構いません。猫や飼い主さんの匂いがついたタオルなどを入れておき、静かな場所などに設置しましょう。特に飼育を始めたばかりの時は猫もストレスが溜まりやすいため、安心できる場所を作っておきましょう。
トイレ・食器・キャリーなどの準備
トイレや食器は生活する上で必ず必要になります。トイレの個数は、飼育頭数+1個以上が望ましいとされ、気に入った猫砂が見つかるまでは様々なタイプの猫砂を用意しましょう。トイレはフードがついていない広いものが好まれる傾向にありますが、猫によってはフード付きを好む子もいるため、どちらも用意しておいた方が良いでしょう。
食器はフード入れと水入れが必要になります。清潔に保つため、洗い替えの食器も必要です。素材は陶器、ガラス、プラスチック、ステンレスなど様々ですが、食器の好みなどは譲渡団体に確認しましょう。
キャリーケースは移動時に使用します。実際に猫を迎えに行くときは、キャリーケースがないと引き渡しできません。動物病院を受診するときにも使いますので、絶対に用意しておきましょう。
脱走防止対策
猫は玄関や窓から脱走します。そのため、玄関に脱走防止用の柵を設けたり、窓に二重ロックをつけるなどの対策をしましょう。特にトライアル開始直後は、パニックで脱走してしまうケースが多く見受けられます。
誤食・事故を防ぐための安全対策
留守番が長い家庭では、特に誤食や事故に注意が必要です。紐やビニール、おもちゃを出しっぱなしにすると、気づかないうちに誤食していることもあります。また、ユリや観葉植物の一部には猫にとって有毒な植物もあります。植物を置かないようにしたり、猫が入らないように対策する必要があります。コンセントをかじってしまい、留守中に感電してしまうこともあります。また、ジャンプした時に割れる物を落としてしまい、ケガをすることもあります。留守中はケージに入れる、誤食や事故に繋がるものを部屋に置かないなどの、安全対策が必要です。
動物病院を決めておく
猫が病気になってから病院を探すとなると、近くの病院が休診や時間外でなかなか病院が見つからないこともあります。そうならないためにも、あらかじめ近くの動物病院だけでなく、診察時間が長い病院や夜間対応の病院も探しておくと良いでしょう。
猫を迎えるために必要な費用

お迎え時に必要な費用
次に示すものは、迎える前に用意しておく必要がありますが、キャットタワーはトライアルが終了してからでも良いでしょう。
| 項目 | 費用の目安 |
|---|---|
| キャットフード | 500円~ |
| 猫用トイレ+トイレ砂 | 1,000~3,000円 |
| 爪とぎ | 1,000~2,000円 |
| キャリーバッグ | 3,000円~ |
| フードボール・ウォーターボール | 1,500円~×2個 |
| ブラシ | 1,500円~ |
| おもちゃ | 500円~ |
| ケージ | 10,000円~ |
| キャットタワー | 10,000円~(トライアル終了後でも可) |
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キャットフード(500円~)
「総合栄養食」と書いてあるものを選びましょう。総合栄養食は、そのフードと水だけあれば生きていけるフードです。フードのタイプやメーカー、内容量によって値段が異なります。猫の年齢によって、ドライフード、ウェットフードなどの使い分けも必要です。
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猫用トイレ+トイレ砂(1,000~3,000円)
トイレは箱型のものから蓋つきのものなどがあります。砂の種類は紙や鉱物など様々であり、粒の形も小さいものから大きいものまで様々です。猫の好みや掃除のしやすさによって変えましょう。
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爪とぎ(1,000~2,000円)
麻ひもタイプや段ボールタイプなどがあり、床に置くものや立てて使用するものなど様々です。爪とぎは、爪のケアだけでなく、ストレス発散、自分のにおい付けをするのに必要です。
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キャリーバッグ(3,000円~)
動物病院や移動の際に必要です。肩掛けタイプやリュック型などがあります。使いやすさや猫の入れやすさで選びましょう。
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フードボール、ウォーターボール(1,500円~x2個)
ステンレス製の物が一般的ですが、陶器製やプラスチック製などがあります。猫の好みによって変えてあげましょう。フードボール等を置く高さを少し上げた方が猫にとって楽なので、台などを用意するとよいでしょう。
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ブラシ(1,500円~)
短毛種でも長毛種でもブラッシングは必要です。ラバータイプ、獣毛ブラシ、スリッカータイプなどがあります。
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おもちゃ(500円~)
猫じゃらしが一般的ですが、様々なおもちゃがあります。
紐がついたおもちゃや動物の皮を使用したおもちゃは、飲み込む事故につながります。著者自身、過去に何度もこの事故の診察、治療を経験しています。必ず一緒に遊び、遊び終わったら片づけるようにしましょう。
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ケージ(10,000円~)
留守番や来客の際に入れておいたり、猫の逃げ場としてあるとよいでしょう。2段、3段など上下運動できるものがおすすめです。
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キャットタワー(10,000円~)
猫は上下運動をします。運動不足解消のためにもあるとよいでしょう。棚を階段状に設置したり、自宅にある家具を利用してもいいです。
毎月かかる費用
| 項目 | 費用の目安 |
|---|---|
| フード代 | 月約5,200円 |
| トイレ用品 | 消耗品のため、使用量に応じて購入 |
| 光熱費 | 月約1,300円 |
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フード代
フードの種類や療法食によっても値段は違います。毎日必要なものなので、一番お金がかかる部分と言えます。2025年のペット保険会社の調査による年間支出額を参考にすると、月約5,200円ほどになります。
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トイレ用品
トイレ砂は消耗品です。定期的に購入が必要です。また、トイレ自体も破損や傷が目立ってきたら取り替えましょう。
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光熱費
夏は冷房、冬は暖房が必要です。特に、近年の夏はかなり高温になっているため、1日中冷房が必要になっています。2025年のペット保険会社の調査による年間支出額を参考にすると、月約1,300円ほどになります。
動物病院などにかかる費用
| 項目 | 費用の目安 |
|---|---|
| 去勢手術 | 約20,000円 |
| 避妊手術 | 約30,000円 |
| 年間の医療関連支出 | 約47,000円 |
動物病院は急病の時にかかる以外に、定期的な予防(ワクチン、ノミダニ駆除薬)が必要になります。また、不妊手術をしていなければ、その手術費用も必要になります。費用の相場としては、去勢手術では20,000円程度、避妊手術では30,000円程度ですが、動物病院によって異なります。
2025年のペット保険会社の調査による年間支出額を参考にすると、年間約47,000円ほどになります。
病気や高齢期に備えておく
病気は突然かかってしまいますし、高齢期になると慢性腎臓病や腫瘍など、長期的な治療が必要な病気にかかる可能性が高くなります。治療費も一度に数万円かかることもあります。それに備えて、ペット貯金をしておくのも良いでしょう。また、ペット保険に加入しておくのも良いでしょう。
猫の里親になるときに「やってはいけないこと」

ペット不可の住宅で隠れて飼う
ペット不可物件で隠れて動物を飼ってはいけません。強制退去になってしまったり、高額な物件の修繕費を請求される可能性があります。必ず猫を飼育してよい物件で飼育しましょう。例え他の人がペット不可物件で猫を飼っていたとしても、契約違反となることを頭に入れておきましょう。
家族の反対を押し切って迎える
家族全員が飼育に同意をしていない場合、万が一メインの飼育者がお世話できなくなった場合、飼育放棄や虐待に繋がる恐れがあります。家族全員の同意を得て、みなさんでお世話をしましょう。
飼育環境について嘘をつく
猫を飼育したい気持ちを優先してしまい、嘘の飼育環境を提示し譲渡を希望されるケースがあります。譲渡団体が飼育場所を確認しに行った際、家の中ではなく庭の物置だった、なんてケースを聞いたことがあります。嘘をついて里親になってしまうと、のちのち近所トラブルなどが起きてしまいます。
猫の健康状態や性格を確認せずに決める
譲渡団体には猫の写真などが掲示されており、その中から候補を絞ると思います。猫の紹介欄に持病や性格、里親の条件などが記載されていることが多いのですが、それを確認しないと譲渡後に通院が必要になったり、里親のイメージと違ってしまい、保護施設に戻されてしまうことがあります。それは猫にとっても大きなストレスとなるため、猫の顔だけでなく紹介欄もしっかり読みましょう。
「かわいい」という気持ちだけで決める
猫はとてもかわいい動物ですが、かわいいという気持ちだけでは飼うことができません。猫はトイレもしますし、よく吐きます。病気にもなりますし、高齢期になると介護が必要になることもあります。少し前のニュースで、「猫が病気だからこれ以上飼えない」と保護施設に置いていった事件がありました。飼育されていた猫や病気の猫は、人の助けなしでは生きていけません。最後までお世話する覚悟があるのか、よく考えてから里親に応募しましょう。
里親の条件に当てはまらない場合はどうすればいい?

譲渡団体に断られるケースとしてよく耳にするのが、独身、留守時間が長い、先住動物がいる、高齢世帯などです。
譲渡団体の条件は団体独自のものなので、他の団体は条件が柔軟なところもあります。もし、一つの団体で断られてしまった場合、他の団体を探してみるのもよいでしょう。
ペット可物件に住むといった、どうしてもクリアしないといけない里親条件がありますが、すぐに条件が整わないのであれば、条件をすべて整えてから再度応募するようにしましょう。急いで条件を整えるのではなく、まずは寄付などの形で保護猫活動を支援してみてはいかがでしょうか。
自分の希望する猫の里親の条件には合わない場合、条件の合う猫や年齢の違う猫を紹介してもらうのもよいでしょう。
猫の里親に関するよくある質問
Q 一人暮らしでも猫の里親になれますか?
譲渡団体によって条件は異なりますが、万が一の時にお世話をしてくれるサポートがいるなどであれば、里親になれる可能性はあります。必ず、譲渡団体に条件を確認しましょう。
Q 高齢者でも保護猫を迎えられますか?
高齢者であっても、同居家族がいたり万が一の預け先があるなどサポート体勢があれば、里親になる可能性があります。譲渡団体によって条件は異なりますので、必ず確認しましょう。
Q 賃貸住宅でも猫の里親になれますか?
賃貸住宅でもペット可の物件であれば里親になることができます。ただし、猫不可の物件もあるため、賃貸契約書をよく確認しましょう。
Q 共働きでも猫を飼えますか?
共働きであっても、留守番が長すぎたり、1日以上家を開けるのでなければ里親になれる可能性があります。ご飯や水を欠かさないように用意し、留守中快適に過ごせるようにするなど、留守番対策が必要です。
Q 子どもがいても里親になれますか?
子どもがいても里親になれる可能性はありますが、譲渡団体によっては年齢制限が設けられていることがあります。また、猫の性格によっては子どもを苦手とする子がいるため、社交的な猫の里親に向いているかもしれません。
Q 先住猫がいても保護猫を迎えられますか?
譲渡団体によって条件が異なります。団体の中には1匹だけを最後まで飼ってほしいと望むところもあるからです。先住猫がいる場合、トライアル中にその猫との相性を見る必要があります。
Q 里親の審査に落ちたらどうすればいいですか?
譲渡団体によって里親の条件が違うため、他の団体では里親の審査に受かる可能性があります。他の団体に相談するのも良いでしょう。もし、クリアできる条件であれば、条件を満たしてから再度応募するのが良いでしょう。
Q 保護猫を迎えるのにどのくらい費用がかかりますか?
保護猫を迎えるのに必要な費用は、猫の生活に必要な物だけで20,000円以上と思われます。さらに、譲渡団体によっては、その猫にかかった治療費や飼育費用を請求される場合もあります。
まとめ

保護猫の里親になるには、保護団体が決めている条件を満たしていないといけません。その条件は団体ごとに異なるため、一つの団体で条件を満たしていなくても、他の団体では里親になれるかもしれません。しかし、保護猫の里親になるには、経済的負担だけでなく、住居や同居家族の協力、万が一の時にどうするかまで考えていないといけません。条件の緩い団体を探して里親になるのではなく、最後まで責任を持って飼えるか、よく考えましょう。もし、譲渡団体の条件を満たせないのであれば、寄付などで保護猫活動を支援するのもよいでしょう。
譲渡団体からもらい受ける以外にも、偶然保護したり、近所の人から里親を探していると相談されるかもしれません。
いずれにせよ、保護猫を迎えたら、最後までしっかりと責任と愛情を持ってお世話してください。






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