子猫を我が家にお迎えしたとき、首輪をつけるかどうか悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、子猫に首輪は必要かどうか、メリットとデメリットを解説したいと思います。ぜひ参考にしてください。
子猫に首輪をつけるメリット

猫ちゃんの首輪は、おしゃれを楽しむためにつけるものではありません。いざというとき、猫ちゃんの安全を守る役割があります。
子猫ちゃんにこそ首輪が必要な理由があるのです。
脱走・迷子対策
子猫ちゃんは好奇心がとても強く、家の外に飛び出してしまうことがあります。
そんなとき、首輪をつけていれば、ぱっと見で「飼い猫」だとわかります。首輪の色や模様は捜索の手がかりになります。さらに迷子札がついていれば、保護した人から連絡をもらえるかもしれません。
猫ちゃんに無事に帰ってきてもらうには、「野良猫ではない」という目印がとても大事なのです。
防災対策
震災の多い日本では、猫ちゃんの防災対策も必須です。完全室内飼いでも、地震に驚いて外に飛び出して迷子になってしまうケースも多いです。
外出時に震災が起こって猫ちゃんと離ればなれになってしまった、同行避難できずに猫ちゃんだけ別の場所に預けることになった、というケースも想定しておかなければなりません。
子猫の首輪は「うちの子の証」。子猫が首輪をつけていれば、震災の混乱時でも再会できる可能性が高くなります。
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家庭内事故防止
子猫は遊び好きで、かなりパワフル。知らない間に家具の隙間に入り込んだり、ドアをするりとすり抜けてしまうことも……。
子猫の首輪に鈴をつけておけば猫ちゃんの居場所がわかるので、閉じ込めなどの家庭内事故を防ぐことができます。
子猫に首輪をつけるデメリット

小さな子猫ちゃんに首輪をつけるとなると、やはり心配な点もありますよね。
皮膚トラブル
子猫ちゃんは皮膚がデリケートなので、首輪の擦れによる首輪ハゲや皮膚炎などのトラブルに注意が必要です。
事故
首輪が家具などに引っかかり、猫ちゃんの首を絞めてしまうことがあります。
ストレス
首輪に慣れないうちは嫌がって暴れたり、ストレスを感じる可能性があります。
子猫の首輪の選び方

猫ちゃんのことを考えると、「完全室内飼いでも首輪は必要」といえます。子猫に首輪をつけるなら、デメリットを解決できる首輪を選ぶことが大切です。
首輪の素材
首輪による皮膚トラブルを防ぐため、首輪の「素材」や「軽さ」にこだわって選びます。
例えば、革素材の首輪は高級感があっておしゃれですが、重くて蒸れやすいため、子猫には向きません。初めての首輪は猫専用のものを選び、綿や麻などの肌触りがよくて、軽い素材のものがおすすめです。
首輪の安全性能
強い力が加わるとバックルが外れる「セーフティアジャスター」の首輪なら、首輪をどこかで引っかけてしまっても安心です。また、引っかかるとスルッと抜ける「シュシュタイプ」の首輪もおすすめです。
首輪のサイズ
首輪のサイズが小さすぎると、首輪ハゲや皮膚トラブルの原因になります。また、大きすぎても猿ぐつわ状態になってしまって危険です。
首輪を購入するときは、必ず猫ちゃんの首周りのサイズを測って、指が2~3本入るくらいのゆとりがあるものを選びます。子猫ちゃんの成長は早いので、定期的にサイズを見直しましょう。
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子猫を首輪に慣らすには?

子猫ちゃんの首輪デビューは、体格がしっかりしてくる生後3か月頃がおすすめです。子猫のうちから首輪に慣れておくと、大人になってもストレスを感じにくいです。
首輪を嫌がってパニックにならないように、以下の点に注意して少しずつ慣らしていきましょう。
最初は少しだけ
最初は首輪をつけてすぐ外します。様子を見ながら、少しずつ首輪をつけている時間を伸ばしていきます。早い子だと3日くらいで慣れてしまいます。
首輪を嫌がってもあせらずに
どうしても首輪を嫌がるようなら、首輪ではなくマジックテープや両面テープでとめた紙やリボンで試してみてもOKです。猫ちゃんが首輪を怖がらないように、首輪で遊ぶのも効果的です。
迷子札や鈴は慣れてから
迷子札や鈴などをつけるのは、首輪に慣れてから。とにかく焦らないことが大切です。
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まとめ

猫首輪には、万が一の脱走時に飼い猫の目印になるなど、さまざまなメリットがあります。
でも、首輪ハゲや事故のリスク、猫ちゃんによってはストレスになるなどのデメリットもゼロではありません。
デリケートな子猫ちゃんに首輪をつけるなら、やさしさと安全性にこだわったファースト猫首輪を選んであげたいですね。
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