ワイルドな姿のベンガルは、まるで小さなヒョウ。ヤマネコのような野性的な魅力のある猫ちゃんです。
細身でスプリンターのようなしなやかな体型をしているイメージがありますが、実際はどのくらいの大きさなのでしょうか?
今回はベンガルの平均体重や体長など、気になる「大きさ」について解説したいと思います。
ベンガルの大きさ
ベンガルの祖先は、インドやタイなど東南アジアの森林地帯に生息する「アジアンレパード」。斑点模様が美しい野生の猫ちゃんです。
ベンガルヤマネコとも呼ばれ、イリオモテヤマネコやツシマヤマネコもベンガルヤマネコの亜種とされています。ベンガルヤマネコの体重は3~6kgで、普通の猫ちゃんとそんなに大きさは変わりません。
そんなルーツを持つベンガルですが、体重や体長はどのくらいで、どのくらいまで大きくなるのでしょうか?
力強くたくましいボディ
ベンガルは骨太でたくましい体型が特徴の「ロング&サブスタンシャル」に分類されています。大型の猫ちゃん代表のノルウェージャンフォレストキャット、メイン・クーン、ラグドールも同じロング&サブスタンシャルタイプです。
ベンガルの平均体重
ベンガルの成猫の平均体重は女の子は3~5kg、男の子は3~6kg。重量感があるように見えますが、一般的な猫ちゃんと同じくらいの体重です。
ベンガルの体長
ベンガルの体長(胸からお尻の長さ)は約30~50cm。少し大きめの猫ちゃんです。だけど、ベンガルは頭が小さく、手足も細長いので、スタイルの良さはバツグン。無駄のない筋肉質でしなやかボディはイエネコにはない野性味を感じますね。
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ベンガルの成長過程
ベンガルといえば、ヒョウのようなレオパード模様が魅力です。
ベンガルの毛色は「ブラウン」「シルバー」「スノー(白)」の3種類で、濃い色の模様が入ります。その模様にも呼び方があって、ヒョウ柄のような模様をスポテッド、濃淡2色のスポテッドをロゼット、渦巻き模様をマーブルといいます。
生まれたばかりの頃は模様がはっきりせず、生後1~2か月頃から少しずつ模様が濃くなってきます。
生後3か月頃のベンガルは1~1.5kgほどで平均的な大きさ。生後6か月ころには2.5~3kgまで成長し、やんちゃに遊ぶ姿が見られるようになります。
おおよそ1歳ころにはベンガルらしい、筋肉質でしなやかな体型が完成します。男の子のほうが大きくなる傾向があり、8kgを超える子もいます。
ベンガルは運動神経バツグン
ベンガルは野生種の血を継ぐ猫ちゃんだけあって、身体能力がずば抜けて高いです。
ベンガルの体つきをよく見てみると、前脚よりも後ろ脚のほうが長いスタイル。力強く飛び跳ねるように走ります。ジャンプ力もものすごく、軽々と飼い主さんの肩に飛び乗ることもできるほど。
狩りに特化した体型のベンガルは、とっても遊び好き。成猫になってもエネルギッシュに遊び、いつまでも無邪気な子猫のように元気です。
見た目がワイルドなので、凶暴で人に懐かないと思われがちですが、実はとっても甘えん坊。そんなところもベンガルの魅力ですね。
運動不足に注意
ベンガルはとても運動量が多い猫ちゃんなので、肥満の心配は少ないです。だけど、「ごはんの与えすぎ」と「運動不足」には要注意。
フードは体重に合わせて適量を与えるようにし、キャットタワーやキャットウォークなどの運動できる環境を整えます。また、避妊去勢手術後は体重が増えやすいので、カロリーを抑えたフードへの切り替えも検討しましょう。
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まとめ
野生種の血を継ぎ、ヒョウのような模様とワイルドな表情がかっこいいベンガル。
成猫の平均体重は女の子は3~5kg、男の子は3~6kgと標準的な大きさの猫ちゃんです。見た目はスマートですが、とっても筋肉質。バネのようにしなやかな筋肉で、パワフルに遊びます。
おおよそ1歳で成長が止まりますが、いつまでも子猫のように無邪気な性格をしているのもベンガルの特徴です。
ベンガルはそんなに大きな猫ちゃんではありませんが、身体能力がずば抜けて高いので、高さのあるキャットタワーを用意してあげるといいですね。
だけど、いちばん好きなのは飼い主さんと遊ぶこと。甘えん坊な一面もあるので、スキンシップや遊びの時間をたくさん楽しんでくださいね。
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