猫の発情期にやるべきこと・やってはいけないこと【鳴き声と尿スプレー対策】

猫の発情期にやるべきこと・やってはいけないこと【鳴き声と尿スプレー対策】

発情期を迎えた猫ちゃんは、そわそわと落ち着かない気持ちになります。それだけでなく、大声で鳴いたり、あちこち尿スプレーをしたりと問題行動が目立つようになります。

だけど、発情期特有の行動は繁殖本能によるものなので、叱ってもやめさせることはできません。

発情期の問題行動はどうやって対策すればいいのでしょうか? 猫ちゃんの発情期について、飼い主さんができること、やってわいけないことについて詳しく解説します。 

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猫が発情する時期と期間

猫が発情する時期と期間

猫ちゃんが初めて発情期を迎えるのは、メスの猫ちゃんは生後6~8か月頃オスの猫ちゃんは生後9~12か月頃。個体差が非常に大きいので、これよりも早く発情期を迎えることもあります。

猫ちゃんは「季節繁殖動物」といって、子育てがしやすい春(2~4月)と夏(6~8月)に発情期を迎えます。暖かい季節になると、外から「ナオ~ン」「ギャオ~ン」という鳴き声が聞こえてきますよね。

まずはメスの猫ちゃんが発情し、独特のうるさい鳴き声をあげるようになります。それから、あちこちに尿スプレーをするようになります。

これはオスの猫ちゃんにアピールするためで、オスの猫ちゃんはメスの猫ちゃんの鳴き声やフェロモン臭に反応して発情します。

猫の発情期は何歳まで続く?

猫ちゃんの発情期は生涯続きます。個体差はありますがメスの猫ちゃんは8歳くらいまでは妊娠・出産が可能なようです。オスの猫ちゃんは15歳くらいまでは生殖能力があるようです。

猫の発情の期間

メスの猫ちゃんの発情周期は、「発情前期」→「発情期」→「発情後期」→「発情休止期」が繰り返されます。

発情期特有の行動が見られる「発情前期」から「発情後期」までの期間は14~21日間ほど。この期間中に交尾がなければ、2~3週間ほどで次の発情期が始まります。

ちなみに猫ちゃんの妊娠期間は約2か月。出産後、子猫が離乳する2か月後には次の妊娠が可能になります。つまり、猫ちゃんは1年に何回も出産できるほど繁殖力が強い生き物なのです。

猫の発情期に気をつけたいこと

猫の発情期に気をつけたいこと

完全室内飼いの猫ちゃんにも発情期はやってきます。

家のなかにいても遠吠えのような鳴き声は聞こえてきますし、外気に混じって発情期のメスの猫ちゃんのニオイが入ってきます。外に出たい衝動が強くなってしまうので、脱走には注意が必要です。

交通事故はもちろん、オスの猫ちゃん同士のケンカでケガをしてしまうリスクもあります。また、交尾による感染症の心配があります。

もちろん、うるさいからといって猫ちゃんを外に出すのもNGです。

春と夏の発情期はいつも以上に脱走対策を心がけ、万が一のときのために猫首輪や迷子札をつけて迷子対策もしておきましょう。

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発情期の猫にしてはいけないNG行動

遠吠えのような声でうるさく鳴く、あちこち尿スプレーをする、攻撃的になるなど、猫ちゃんの発情期は問題行動が目立つようになります。ときには一晩中鳴き続けることも……。

だけど、問題行動をやめさせたいからといって、発情期の猫ちゃんにはやってはいけないことがあります。

叱る・大きな音で驚かせる

発情期のうるさい鳴き声や尿スプレーは叱ってもやめさせることはできません。大声や大きな音で驚かせてしまうとさらにストレスを与えてしまうのでNGです。

マタタビを与える

マタタビを与えて気を紛らわせるという方法があるようですが、過剰に与えると呼吸困難を起こすことがあります。興奮して攻撃性が強まることもあるので、マタタビはおすすめできません。

綿棒で刺激する

メスの猫ちゃんは交尾をすることで排卵して発情期が終わります。発情期を早く終わらせたいがために、湿らせた綿棒でメスの猫ちゃんの陰部を刺激するという情報が出回っていますが、これは大変危険な行為です。絶対にやめましょう。

猫の発情期対策

猫の発情期対策

猫ちゃんの発情期が始まったら、自然に収まるのを見守るしかありません。問題行動といっても、猫ちゃんの本能によるものなのでやめさせることはできません。

猫ちゃんの発情期とうまく付き合うために、効果的な発情期対策を覚えておきましょう。

他の猫との接触を避ける

完全室内飼いでも、外にいる発情中の猫ちゃんに反応して発情しやすくなります。他の猫との接触を避けるため、カーテンなどで窓を覆ったり、キャットタワーを窓から遠ざけるなどの対策が必要です。

たくさん遊ぶ

発情期中の猫ちゃんは情緒不安定で、欲求不満なストレスを抱えています。気分を紛らわすためにも、猫ちゃんの好奇心をくすぐるようなおもちゃを用意してあげましょう。日中にたくさん遊んで体力を使うようにすれば、夜鳴きを減らすこともできます。

爪とぎ器を増やす

発情期中はいつも以上に爪とぎをしてマーキングをします。数を増やして好きなだけ爪とぎができるようにしましょう。

構いすぎない

発情期を迎えたメスの猫ちゃんは、いつも以上にしつこく甘えてくることがあります。とてもかわいいのですが、構いすぎてしまうと発情期の問題行動がひどくなることがあります。発情期中は構いすぎず、甘えてきてもそっと離れるようにしてください。

オシッコ対策をする

尿スプレーでマーキングしたところには、続けてマーキングをする習性があります、ニオイが残らないようにしっかりお掃除をしましょう。できればペットシーツや防水シートを貼っておくことをおすすめします。 

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繁殖の予定がなければ不妊去勢手術を

繁殖の予定がなければ不妊去勢手術を

発情期の問題行動や情緒不安定になるストレスは、不妊去勢手術を受けることで軽減することができます。

望まない妊娠を防ぐことができますし、独特の臭いオシッコのニオイ軽減にも繋がります。オスの猫ちゃんの攻撃的な性格も丸くなるといわれています。

何よりも、乳がん、卵巣がん、子宮蓄膿症、精巣がん、前立腺肥大などホルモンに関わる病気を予防することができます。

ただし、不妊去勢手術をしても、発情行動が100%なくなるとはいえません。

全身麻酔のリスク、太りやすくなるというデメリットもありますが、いっしょに長く暮らすなら、不妊去勢手術を受けるメリットは大きいといえます。

できれば初めての発情期が来る前生後6~8か月頃に不妊去勢手術を検討しましょう。

まとめ

まとめ

猫の発情期は春と夏の年2回、おおよそ14日~21日の間続きます。生後6か月頃に初めての発情期を迎え、その後は生涯ずっと発情期が訪れます。

発情期特有の「うるさい鳴き声」や「尿スプレー」は人間にとっては困った問題行動です。ですが、叱ってやめさせたり、はやく終わらせるということはできません。

発情期対策で大切なのは脱走対策をすること。それから、外を見せないようにする、遊びで体力を発散させる、構いすぎないなどの対策で発情が収まるのを待ちます。

発情期は猫ちゃんにとってもストレスの多い現象です。繁殖の予定がないのなら、避妊去勢手術が最も効果的な発情期対策になります。猫ちゃんの心と体の健康のためにも、なるべく早いタイミングでの避妊去勢手術を検討してくださいね。

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    ぽぽねこ編集部
    ぽぽねこ編集部
    ぽぽねこの読みものの企画・編集スタッフです。猫ちゃん大好きな編集部スタッフが論文などの情報に基づき、役立つ情報をお届けします。


    コメント:5


    • マロン

      とても参考になりました。猫ちゃんの発情期にやっていいこといけないこと他のには書いてないことがたくさん書いてありとても参考になりました。ありがとうございます。


    • 可愛そうでしょうがないですが去勢まで見守りたいと思います


    • たまてばこ

      愛猫のゆきみ(♀生後7ヶ月)の行動がいつもと全然違って、もしかしたら発情かも、と思い調べていたらこちらの記事に辿り着きました。
      ゆきみも私も初めてのことなので不安でいっぱいでしたが、とても参考になり、安心できました。
      早速動物病院の受診をしようと思います。
      ありがとうございます!


    • ニャミー

      早く去勢するつもりが、間もなく11ヶ月になる♀。2度目の発情が来ましたがワクチン打つのも遅れたため、もう少し時間がかかりそうで可哀想で 😅 どのように気持ちを和らげて上げたら良いのかと悩んでいます😂アドバイスお願いします。


    • まぁ~み

      私のにゃん16歳、未だに発情してうるさいです。
      その猫のしっぽで、交尾した感覚になる様に、こちょこちょします。少しは収まりますが、今避妊は命のかかります。尿シャワーもします。


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