猫が脱走して迷子になったら飼い主はどうすれば良い?

猫が脱走して迷子になったら飼い主はどうすれば良いのか

ドアや窓の隙間からするりと外に出てしまった!

猫ちゃんと暮らしていると、そんなドキリとする瞬間は多いもの。いくら脱走対策をしていても心配が尽きませんね。

もし愛猫が脱走してしまったら、どうすればいいのでしょうか? 猫ちゃんが脱走する理由や帰ってくる確率、脱走して迷子になった猫ちゃんの探し方・捕まえ方など、猫の飼い主なら知っておきたいことをまとめました。

完全室内飼いの猫が脱走する理由

完全室内飼いの猫が脱走する理由

完全室内飼いの猫ちゃんは、家の中を縄張りだと思って過ごしています。猫ちゃんは縄張り意識が強いので、縄張りの外に出るのを嫌がります。

だけど、外に出たことのない猫ちゃんでも、以下のような理由から脱走してしまうことがあります。

1.好奇心に駆られて脱走

猫ちゃんはとっても好奇心が強い生き物です。「鳥や虫を見つけた」「野良猫がいた」など、おもしろそうなものが気になって外に出てみたくなってしまうようです。縄張りのなかの安全よりも好奇心が勝って脱走してしまうのです。

2.ストレスを感じて脱走

引っ越しをした、同居猫が増えたなど、環境の変化は猫ちゃんにとって大きなストレス。耐えきれずに脱走してしまうことがあります。また、地震の揺れや打ち上げ花火など、大きな音に驚いて外に飛び出してしまうケースも多いです。

3.発情期で異性を求めて脱走

猫ちゃんの発情期は春から秋にかけて。避妊去勢手術をしていない猫ちゃんが発情期を迎えると、うるさく鳴いたり、落ち着きがなくなるだけでなく、異性の猫を求めて脱走してしまうことがあります。

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猫が脱走!どうやって探せばいい?

猫が脱走!どうやって探せばいい?

猫ちゃんが脱走してしまったとき、飼い主さんはどうすべきなのでしょうか?

猫ちゃんには帰巣本能があるといわれていますが、完全室内飼いの猫ちゃんが自力で帰ってくる確率はかなり低いといえます。

勢いで脱走してしまったとしても、恐怖心からほとんど動けず、自宅のすぐ近くでじっとしているケースが多いようです。まずは落ち着いて、脱走した猫ちゃんの探し方を思い出してみましょう。

脱走直後は自宅の周りを探す

脱走直後は自宅周辺のエアコン室外機の下、排水溝、植木鉢の後ろ、自動車の下、植え込みなどを確認してみましょう。驚かせないように、好きなオヤツやおもちゃで少しずつおびき寄せます。

最初の3日間は半径50メートルを探す

猫ちゃんが脱走して迷子になっても、3日以内に見つかることが多いようです。最初の3日間が勝負と考えて、半径50mの範囲内を徹底的に探します。近所のお宅の敷地内に入り込んでいる可能性もあるので、事情を話して捜索させてもらいましょう。

ここで注意したいのは、いつも通りの声色で名前を呼ぶこと。「ごはんよ~」くらいのトーンで呼びかけます。それから、ドアや窓を少し開けて、いつものごはんやオヤツ、使用済のトイレ砂などを撒いて帰る場所を教えてあげましょう。ただし、同居猫ちゃんの脱走対策はしっかりと。

ポスターやチラシ、SNSで目撃情報を集める

上述の通り、最初の3日間が勝負です。少しずつ捜索網を広げながら、迷子猫ポスターやチラシで猫ちゃんの目撃情報を集めます。近所の動物病院やお店など、できるだけ目立つところに貼らせてもらいます。TwitterやFacebookなどSNSの拡散力もどんどん活用しましょう。

脱走した日時や場所、飼い主さんの連絡先はもちろん、猫ちゃんの写真も大きく載せます。普段から猫ちゃんの写真を撮っておくといいですね。

迷い猫のポスターやチラシは迷子ペット.netなどのオンラインショップで注文することもできます。

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保健所や動物愛護センター、警察に連絡する

どこかで保護されているかもしれないので、「迷い猫」の届け出をしておきます。地域の保健所や動物愛護センター、警察署に問い合わせてみましょう。

また、「環境省収容動物データ検索サイト」では、全国の保健所や動物愛護センターで保護された猫ちゃんを検索することができます。ここもチェックしてみましょう。

脱走した猫の捕まえ方は?

脱走した猫の捕まえ方は?

迷子になった猫ちゃんを探すときは、キャリーバッグ、バスタオルや毛布、洗濯ネット、いつものごはんやオヤツ、おもちゃなどを持っていきます。

猫ちゃんを見つけても、走って近づいたり、大声を出したりしてはいけません。怖がってさらに逃げてしまいます。

優しく呼びかけながら、少しずつ近づきます。ごはんやオヤツ、おもちゃで気を引きながら、バスタオルや毛布、洗濯ネットをかぶせてキャリーバッグへ入れてしまいましょう。自宅へ帰ったら全身をチェックし、動物病院へ連れて行ってくださいね。

どうしても捕まらないときは捕獲器も

猫ちゃんの居場所が分かっているのに、どうしても捕まえられない。そんなときは捕獲器を使うという手もあります。

保健所や動物愛護センター、動物病院、動物愛護団体などで借りることができますが、扱い方が難しいので注意が必要です。

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ペット探偵に依頼する手もある

どうしても脱走した猫ちゃんが見つからない場合はペット探偵に頼ってみましょう。捜索や聞き込み、捕獲まですべてをまかせることができます。

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まとめ

まとめ

猫ちゃんが脱走して迷子になってあちこち探し回ったけど、家のすぐそばで見つかったという話はよく聞きます。

猫ちゃんが脱走してしまうと心配ですぐに見つけてあげたいと思うかもしれませんが、まずは落ち着いて。最初の3日間は自宅から半径50mをくまなく探しましょう。

猫ちゃんは好奇心から脱走してしまうことが多いです。脱走は想定内の事故として、脱走対策をしておくことも大切です。窓や玄関ドアに柵をつけて脱走ルートを塞ぐことはもちろん、猫首輪迷子札、マイクロチップも必須です。

猫ちゃんの被毛や肌に負担をかけないように、猫首輪はできるだけ軽くてやさしいものを選ぶようにしてくださいね。

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著者プロフィール

ぽぽねこ編集部
ぽぽねこ編集部
ぽぽねこの読みものの企画・編集スタッフです。猫ちゃん大好きな編集部スタッフが論文などの情報に基づき、役立つ情報をお届けします。


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